議論をさけよう

こんにちは

経営者マーケティング研究所

 

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

普段仕事であまり感情的になったり、

自分の意見を強引に推し進めることはないのですが、

 

以前、あるプロジェクトで、

自分の意見を押し通そうとした時がありました。

ずっと準備をしてきて暖めてきた、

自分にとって革新のアイデアでした。

 

こんなに素晴らしいことなんだから、

是非これを導入して欲しい!

 

「他のことはいいから、これだけは飲んで欲しい」

 

そんな論理展開で、その議題を

つい押し通そうとしてしまいました。

 

理論的にそれ以外答えはない。

そう確信して、理詰めで上から目線で説得しようとしてしまいました。

 

しかしそれは最終的に議論になり、

互いに感情的になり、結果通らなかった。

 

「他のことはいいから、これだけは」

 

とムキになっていることは、

 

後日考えると、ちょっとだけ譲ることができたりすることだったりします。

なんなら数年後に考えたら、

全くどうでもよいことだったりします。

 

そして理論理屈が正しいかなんて

究極で言えばほんとはどうでもいいことなんです

 

お互いの心が繋がっているかどうか

 

実はそれだけが全てなのに

自分の理論が正しいかどうかに全エネルギーに集中してしまって

それを通したくなる。

 

人とどううまくやるのか。どう心でつながるのか。

という議題のときには必ずデール・カーネギー博士の

「人を動かす」という本をご紹介させていただきます。

この本は全世界で1500万部も売れ、あまりに多くの成功者の人生の礎となった名著です。

 

この『人を動かすの』の中にある「説得する12原則」

という項目のページを開いてみると、

その第一原則として

『議論をさける』とあります。

 

議論になって、説得ということは絶対に成功しない。

議論して良いことは一つもない。

議論によってもたらされる結果は、

負ける人がいる、というただ一つの結果だけである。

 

自分が負ければ負けるという結果だし、買ったとしても相手が負ける。

議論に勝っても、上辺のその場では勝っても、その人の本音の意見が変わることはない。

 

そう書いてあります。

相手を決して論破してはならない。

つめてはならない。

自己重要観を奪いさってはならない。

 

そしてそれは、つい関係性が近い人であればあるほど

ついやってしまうことだからこそ、重要なことです。

 

相手が大人だったり、これは分かってくれるはずだ

と思っているからこそ、ついやってしまうけれど

そういうときこそ絶対にやってはならない。

 

もちろんそんなことはこの本を散々読んでいて

よく言われることだし、つい「知ってます」というようなことだと思います。

 

だけど知っていることとできることは違うと言います。

それは、普段はできるレベルにまで落とし込んでいても

自分事であればあるほど、そして一番大事なときに、つい反応的に、反射的に出てしまう。

『人を動かす』とは、

『誰かと共に、何かを一緒にやっていくコツ』

つまり、人間関係を円滑に進める秘訣についてまとめられたものになります。

 

経営で最大のコツは

『人とうまくやっていくこと』

であって、

カッコイビジネスモデルを考えることでも

お金を持っていることでも

人脈があることでも何でもない。

(それらが意味がない、ということではなくて、

それらだけでは成り立たない、ということです。)

 

関わる人と

『しっかり、本音で語り、かつ心で繋がっていること』

それにつきると思います。

 

私が普段関わらせていただいている経営者の方で

いわゆる「儲かっている」経営者の方は

共通して『人たらし』の方が多い。

 

頭がいい、とかではなくて

自分の方が立場や役職が上だったりしてもちゃんと人をたてられたり

自分が悪くなくても謝れる器だったり、

損をしても、損得に捉われず相手のことを心から考えられること。

 

改めて「知っている」と思うことこそ

本当に腹落ちして自分のものになっているかを省みるとともに

少しずつでしかできないかもしれませんが、

自分の器をもっともっと広げていければと思います。

   

岡田有史