期待しすぎを減らす

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

先週のメルマガでご紹介させていただいた

「放っておく力」の本から

 

”過度な期待を手放す”

という言葉を

ご紹介させていただきました。

 

期待しすぎない事が

本当に大切だということです。

 

イライラだったり怒りとか悲しみとか

ちょっとしたことって何か、

過度な期待をしすぎていることから

生まれてると思うんですね。

 

例えばどこかのお店に行った時

「何でこのサービスはこうなんだ!」と

店員さんに怒る人は、

 

店員さんとかお店に対して

自分をちゃんと尊重してもらうことに

過度な期待をしすぎている。

 

他にも、タクシーに乗って

「運転手さんの接客が悪い」と怒る人がいる。

 

ちょっと小雨の中や暑い中

1000円でタクシーに乗せて移動させてくれるだけで

感謝なのに、

 

何をどこまで期待してるんだということです。

 

そういう意味で言うと、

いかに期待値を高くしすぎないか

というのがすごく大事です。

 

人はいろんなこと、

社会に対して期待したり

自分自身に対して期待したり

他人に期待しすぎたり。

 

ありとあらゆる人間関係のトラブルっていうのは

期待値が高すぎることによる問題なんです。

 

なので人を雇う時に一番最初に大事なのは、

”過度な期待をしすぎないこと”

 

もちろん本当に大事なものは期待してもいいし

そこをしっかり見ていくことも大事だけど、

自分が変えられないものに期待をしすぎてはいけない。

 

それこそうちの社員が動かなくてどうのこうの、、、と言う社長は

 

自分の1/20の給料の人に

一体何を求めてるんだと。

求めすぎだと思います。

 

だけど、あまりに求めなさすぎているのも

もちろん違う。

 

求めてるものがあるんだったら

それをちゃんと適切な期待値を持って、

「こういう風にして欲しい」ってことを

しっかり伝える。

 

「最低ここだけやってくれ」と

期待していることを定めて明確にして

その擦り合わせを伝える。

 

そういう意味で言うと、

その期待値をコントロールしてマネジメントしていく。

 

その手法を、

「期待値マネジメント」と呼びます。

 

期待しすぎるというのは

一方的に自分の願望を押し付けるということなので

そこを考えすぎないということが

本当に大事じゃないかなと思います。

 

先週のメルマガでもご紹介したように

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過度な期待をしすぎず、

多少どころか思った以上に放っておく。

 

あとは会議なりの、

社内でちゃんとした仕組みに入れておく。

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そして自分の感情に振り回されるほど、

他人に期待するのは絶対違う。

 

一歩というか二歩くらい離れた距離で、

”上手くいけばラッキー”ぐらいのさらっとした

ゆるい感覚で委ねて、

でも放置しすぎるわけではない。

 

それが適切な部下との接し方なのかなと思います。

 

そういう感覚で人とやっていくことができたら

うまく人を雇い、やっていくことができるんじゃないでしょうか。

 

なかなか完璧は難しいですけど、

上手くいけたらより良いマネジメントができ、

より良い会社になるんじゃないかなと思います。

 

今より一歩、もしくは10%だけでも他人への期待を減らし

イライラとか、意味のないストレスみたいなものが

減らせるようになったらなと思います。

 

岡田有史