アフターコロナでビジネスを伸ばす為の2つの戦略

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

先週、関東圏の緊急事態宣言も解除され

ある程度、コロナ対策も落ち着いてきたし

さぁ、今後どう動こうか、

afterコロナでどう攻めていこうか、

とコンサルのお客様とお話しすることが多くなりました。

 

afterコロナってなんだ?とか

withコロナとは、などの定義や議論はさておき、

コロナが落ち着いて

営業ができるようになったら

どういう風に戦っていくのか

そのために、

ビジネスモデルを一段昇華させないといけない

というお話をよくさせていただきます。

 

コロナでもやっていけるお金のこととして、

1番が融資

2番が給付金、助成金等

3番が社員のお給料系、雇用調整助成金等

4番目が家賃カット、家賃交渉

以上の4つに対して対策しましょうと

先週のメルマガでも書きました。

 

お金回りのことをしっかり対処しつつ

固定費の約1年分のキャッシュのストックができ、

そこまではいってないにしても

お金の心配がほぼ無くなる所までいけたら、

こんなことを言ったら不謹慎かもしれないですが

経営者は資金繰りとか、お金のことばっかり

考えていてはいけない。

 

そうではなくて、

会社のステージを上げたり

ビジネスモデルをもっとスケールさせたり

本当のビジネスモデルとか

本当のサービスとか

世界にないものを発明するとか

全ての経営者は、

発明家である必要があります。

 

何か新しいことが

神から降りてくるというタイプの人も居るし

色々改善していたら、新しいものができ

完全に世界でオリジナルのビジネスモデルになったとか

特許的な発明もあるし、

新しい何かを生み出していかねばならない。

 

世の中のGDPが2割、3割減になると言われ

確かにその方向になるかもしれないし

トレンドとしてマーケットは

小さくなっていくかもしれない。

 

でも、1番の苦境で

ものすごいサービスが生まれる事は事実だし

経験則としてほぼ誰もが知っているわけです。

 

私の周りのクライアントの方でいえば

リーマンショックを経験して

本当にその時に乗り越えたものが

大きなビジネスモデルになっていたり、

自身から始めたものが

世間の中心になっていたりとかが

頻繁に起こりました。

 

そういう意味でいうと

ほんとにチャンスだと思って

何かを改めて考えたいし

何かを創り出さなきゃいけない。

 

もちろん現実から目を背け

資金繰りを気にせず、

ピンチはチャンスだと叫ぶ事は

また違うと思いますが、

 

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この苦難を乗り越えた所に

そして一歩踏み出したところに

本当にビッグヒットの

チャンスがあると思ったとしたら

どういうビジネスモデルにしますか?

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というふうに考えていくこと、

それをイノベーションと呼ぶのかもしれない。

 

本当に大きな課題はこれだ!という

人生の中心になるような

何か大きな使命のような

ビジネスの中心になるような

大きな課題っていうのを毎日毎日考え抜いて

多くの行動をしていく。

 

走りながら考えて

毎日1個ずつ積み上げて行ったり

改善したりしたものによって

それが大きいもになって

自分の心の中の大きな核心になり

それを大地に刺すように

世界にビジネスで殴りかかる。

 

そういうビジネスモデルにしていく。

 

それは人によってはいろんなパターンがあって

全ての余計なものはやめなさいと

どんどん減らしていくパターンもあるし

 

いやいや、誰にも負けない強みを

沢山持つんだというパターンでもいい。

 

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どんなやり方でもいいから

とにかくビジネスに

イノベーションを起こす

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このメルマガでもよく言ってますが

それこそが今のチャンスだと思うし

それを見つけて欲しいと思います。

 

でも、なかなかそんな簡単に

イノベーションなんて起こせないよ

イノベーションなんて思いつかないよ、と

おっしゃる方もいるでしょう。

 

なので、今日はどんな人にでもできる

もう一つのパターンを紹介したいと思います。

 

テレワークやオンライン

ズームミーティングという単語を

最近よく耳にすると思いますが

 

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キーワードは『ちょっとだけオンライン化』

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です。

 

まず、1つだけオンラインにしてみる。

 

会社そのもののビジネスモデルを変えるとか

オンラインのみで

売上を上げれるように考えるとかは

それでもいいのかもしれないですが

また少し違うかもしれない。

 

自社やあらゆる世の中

世界中にある全ての会社が

オンライン化を少しだけやる方法を

5つの事において

少し触れられたらなと思います。

 

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その5つの事柄とは

1.マーケティング(広告PR)回り

2.営業回り

3.サービス回り

4.マネジメント回り

5.採用回り

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この5つにおいて

それぞれ何かオンラインに

出来ないかということを

ぜひ考えていただきたい。

 

コロナ禍ではほぼ8割のことを

オンラインにするしかなかったけど

今月のようにwithコロナの時は

今後にも活かせるだろうしと

それぞれ4割、5割位を

オンラインにするという風に

やっていこうと思うのかもしれない。

 

ですがafterコロナでは

もしかしたら、

オンラインはやはり要らないよ

元々うちはリアルが強いし元に戻すよ

という方も多いと思います。

 

だから、一部オンラインにするとか

めんどくさいよそんなの

と言う人もいるかもしれないですが、

まずは少しだけやってみていただきたい。

 

1.マーケティング関しては

 

YouTubeだったりFacebookLIVEだったりを

世界に向けて配信するまではいかなくても

限定顧客に配信してみる。

 

お客様に向けてやるとか

見込み客に向けてやるとかでもいいし

全部が無理だったら

10%だけ変えてもらってもいいし

それが無理だったら5%だけでもいいし

それが無理だったら1%とかでもいい。

 

2.営業に関しては

 

新規客はリアルで

既存客やリピート客や

常連客やルート営業に関しては

半分オンラインにしてみる。

 

営業でも新規で契約に至る時に

3回会ってるとしたら

2回目はオンラインにしてみるとか

少しだけ変えてみる。

 

3.サービスに関しては

 

お客様に提供してる段階で

それは無理でも

面談の一部はオンラインにするとか

税理士さんだったら

毎月訪問しているのを

2回に1回はオンラインにしてみる。

 

オンラインなんてできないんだっていう人こそ

これを考えて欲しいのです。

 

既にオンラインにしてるよっていう人は

釈迦に説法で要らないかもしれないですけど

それでも

皆さんのお客様だったり

お客様のお客様だったり

関係者だったり

業者さんだったり

 

コロナでこれだけZoomっていわれていても

実際Zoomを使ったことがある人って

世間の2,3割なんじゃないかなと思うし、

むしろ大人数で自分がZoomの主催者になって

会議を回していったりというのは

全体の10%位しか

まだ経験されていないんじゃないかな

となんとなく肌感覚で感じます。

 

4.マネジメント回りでは、

 

一方は社内、

一方は外部、外注みたいなところでいうと

まずは社内のミーティング会議だったり

店舗間のミーティングは

Zoomでいいのではないか。

 

年間100ある会議のうちの

1つはZoomでいいのではないか。

 

あとはYouTube限定公開を使って

5分だけの短いものでもいいから、

社内に月1の会議として配信してみる。

 

例えば

「この間、電通の社長と

こっそりランチミーティングしたから

社内にシェアしとくね。

これから世界は凄い面白ことになるよ。」

っていう内容のものを

適当にiPhoneで5分撮って

会社限定公開のYouTubeに投稿して

全社員に見てもらうために投げる

とかも面白いと思います。

 

そして外部の業者さんとか

外注の方とのやりとりは

それこそ、9割位Zoomで良いのではないかと

思います。

 

確認作業の為の対面のミーティングを

わざわざ来てもらってやっていたけど

一旦Zoomでやってみる。

税理士さんなどとのミーティングも

そんな形で良いのではないかと思います。

 

そして

5、採用に関しては

1番大きく変わるのではないかなと思います。

 

例えば、50名応募がきて

書類で適当に10人を割り振って

その後、面接した時に

1回の面接で5分で帰ってくださいなんて

わざわざ来てもらったのに

できないなーというのがあったとします。

 

でも、Zoomで面接するとするなら、

50名全員と面接してもいいし、

対面の時は一人5分間だったのを、

何だったら10分間やってもいいと思います。

 

その中で7、8人実際会うようにして

最終面接をZoomでするでもいいですし、

最終だけ直接会っても良いと思います。

(というか実際そうされてるかたも多いと思います)

 

そういう意味でいうと

採用についてすごく大きく変わっていくと思います。

 

それほど大きくない規模の会社でも

マネージャーが新入社員に会うのに

すごい時間かかるのが、

「君があの〇〇君か、頑張ってるらしいね、聞いてるよ」

って、入社して1ヵ月2ヶ月で社長と会えたり、

なんなら入社当日に社長とZoomとかテレビ電話で

ミーティングするみたいな事はできると思うのです。

 

この技術っていうのは

10年前から全然あったし、

携帯電話でも出来たのですが

このコロナで

大きく全員の頭の中にZoomという

単語が認知されたし、

今後使っていく会社がイケてる会社だ

みたいなことになってます。

 

それによって全員のストレスだったり

仕事への負荷とかが

ちょっと減って、

緩くなったりすることは

これからの令和時代において

とても大事だと思います。

 

何か経営に関わる中で

一個だけオンラインをやってみる。

 

それこそが究極の利益だったり

クリエイティビティーなってくる訳です。

 

元々、

アフターコロナにイノベーションを起こせって

簡単ではないけど

何か少しの改善

オンラインにちょっとずつ変えていく

それだけでいいので

このことを考えていただけたらなと思います。

 

オンラインになりなさいとか

オンラインのビジネスモデルを導入してみろとか

「ちょっとそういうのはうちの業界には関係ないです」

という方が大半なはずです。

 

でも、少しだけオンラインを取り入れてみようかなと

素直な気持ちでちょっとだけやってみようかな

と思って一歩変化させるだけならできなくはないはずです。

 

コロナの時だけではなくて

afterコロナこそやる

その為にコロナが起こったんだという位の

感覚でやってみると面白いと思います。

 

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「今、何のイノベーションを起こすべきなのか」

という問いを持って

今週は経営を行ってもらいたい

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ですし、

 

改めてもう一回まとめると

 

資金繰りのことばかりやって

仕事をした気になっていてはいけない。

 

経営者はさっさとそこから離れて

担当者に任せたり

うちみたいな小さい会社に

担当者なんていないよっていう方は

もう外部の人に任せてしまう。

 

自分はほんとに経営をちゃんとやる。

 

経営をやるというのは

営業活動も含めて

売上を立てていく

会社のステージを上げるっていう

『本当の経営者の仕事』

に少しだけ取り組んでいただければ幸いです。

 

岡田有史