偏向的趣味を解放せよ

こんにちは

経営者マーケティング研究所 代表の岡田有史(ゆうじ)です。

先日、ある経営者の方が、 私のところにコンサルティングを 受けにいらっしゃったのですが、 ずっと体調を悪くされていて 一週間近く寝込んでいらしたそうです。

うちにいらした際も、 ゴホゴホと咳き込んでいて、 凄く辛そうにされていました。

そういう状況でしたので、 その日は経営の突っ込んだ話をするよりも、、 軽い雑談のような話にしたんですね。

その方は宇宙とか科学の話題が とても好きな方なので、 最新の科学研究とか、近未来の技術の話とか、 そういうことを話していたんです。

すると、それまで元気がなくて、 ずっと辛そうにしていたのが、 話せば話すほど元気が出てきて、 40分ぐらいずっと熱心に話をされていました。

だんだんと目が輝いてきて、 いつのまにか咳も止まって、 血色が良くなってきて、 最後は肌艶まで良くなって。

その方は普段とても真面目な方で、 仕事熱心で、いつも仕事のこと、 会社のこと、社員のことを 考え続けているような方です。

それはとても素晴らしいことなのですが、 真面目に会社のことを考えているときよりも、 少年のように眼を輝かせて、 大好きな宇宙と科学の話をしているときのほうが、 ずっと魅力的な人物に映りました。

いまの時代の企業経営は、 創造力、クリエイティビティを発揮して、 価値のある事業を展開していかなければ なかなか生き残っていくことはできません。 真面目に熱心にやるだけでは足りない、 そういう時代になっているのだと思います。

成功している経営者の多くは、 少年のようにキラキラしていて、 いつも新鮮な気持ちで仕事に臨んでいます。

もちろん、趣味ばかりに 打ち込んでいるわけにはいかないでしょう。 でも、自分の趣味を封印して 仕事に打ち込んでいても、 いい結果には結びつきません。

=================== ときには仕事を忘れて趣味に打ち込んで、 自分の心の抑圧を解放して、 少年のような心を取り戻す ===================

経営者がクリエイティブな仕事をするためには、 この心の解放が絶対に必要だと思うんです。

最近何か行き詰っているなとか、 変化が少なくてマンネリ気味だなとか、 将来のビジョンが見えないなとか、 そういう空気を感じたら、 心が抑圧されているサインかもしれません。

そういうときは、 仕事を忘れて熱中できることを見つけてみる。

趣味があるならそれに打ち込むのもいいでしょう。 話の合う仲間と延々とバカ話をするとか、 クラブで女の子と話をするとか、 そういう俗なことだっていいんです。 それが本当に自分を解放してくれることなら。

是非みなさまも、 仕事を忘れて、少年のように 熱中できる何かを見つけてみてください。

岡田有史