事務だから誰でも出来るという勘違い

こんにちは

経営者マーケティング研究所 代表の岡田有史(ゆうじ)です。

みなさまは、自分の会社の 事務員の質について重視してますか。

圧倒的に優れた営業力を持つ社員、 そういう人が一人いるだけで、 会社の売上が何倍にもなることがあります。

だから多くの経営者は、 優れた営業マンを探すことに力を入れています。

ところが、事務員となると話が変わります。 事務は重要な仕事じゃないから、 そこそこの人であればいいよ、 そう考えて軽視する人が多いようです。

でも、本当にそうでしょうか。

中小企業の事務員というのは、 社内のことをなんでもやってくれる人です。 電話対応から、総務や経理まで、 さらに優れた人材であれば、 社長の秘書的な役割までこなしてくれます。

急成長した会社を見ていますと、 多くの場合、社長の右腕となる人が 存在していることが多いんです。 そして、多く場合その重要な右腕とは、 もの凄く優秀な秘書なんですね。

その秘書がいれば、社長の周りの物事が もの凄くスムーズに回るようになる。

社長は雑事にとらわれることがなくなって、 本当に社長でなければできない仕事、 重要な決断をしたり、判断をしたり、 クリエイティブな仕事をすることに 集中できるようになる。

スーパー秘書が一人いるだけで、 全てがうまく回るようになるんです。

会社の規模によっては、 専属の秘書を雇うほどではないのだけど・・・、 というケースもあると思いますが、 それでも、秘書的な役割までこなしてくれる スーパー事務員が一人いるだけで、 仕事が飛躍的にうまく回るようになるはずです。

========================================= だから、経営者であれば、 スーパー営業マンを探すのと同じぐらい、 スーパー秘書、スーパー事務員を探すことに 力を入れるべきだと思います。 =========================================

知識欲が旺盛で、特に教えなくても 自分で勝手に学んで、どんどん成長して、 いつのまにか会社のことを なんでも知っている存在になっていく。 機転も利いて、臨機応変に対応できて、 人間関係の機微を察知する能力も長けている。 世の中には、そういうことが 自然にできる人が存在しています。

そういう人であれば、いくら出しても 惜しくないほどの価値があります。

もちろん、そんなに簡単には 見つからないでしょう。 その人材が優秀であればあるほど、 企業は絶対に手放しません。 特に男性の場合は難しいでしょう。

でも女性の場合は、どれほど優秀な人でも、 結婚や出産、家庭の問題などで、 退職せざるを得ないケースが男性よりも多い。 だから、普段から目を光らせていれば、 スーパー秘書を雇うチャンスは きっとあるはずなんです。

もちろん、そういった優秀な人は 決して安くはありません。 月給20~30万というレベルでは無理でしょう。 外資系の会社などでは、女性の秘書が 年俸1000万をもらっていることも 珍しいことではありません。

でも、結婚して、子どもができて、 以前のようには働けなくなった女性なら、 仕事はもの凄く優秀で、 年俸1000万稼ぐ能力があるんだけど、 残業ができなくなったり、 子どもが具合が悪いときに休みをとったり、 そういうことを認めてくれるなら、 半分の年俸でもいい、というケースもあります。

本当に頑張って探せば、 年俸1000万クラスのスーパー秘書が、 半分の500万で雇えることもあるわけです。

だから、普段から優秀な秘書や、 優秀な事務員を探すことに とことんこだわってみる価値がある。

経営者同士の交流会に出席したり、 何かの勉強会に出席するとか、 あるいは自分で食事会を開催して、 できるだけいろんな人を招待するとか、 そういう交流の場に出るというのは、 人材の情報を得るためでもあるんです。

どこそこの会社に優秀な秘書がいる、 という情報を聞いたら、 何年でも待つつもりで目をつけておく。 あの会社にいた優秀な秘書が退職したらしい と聞いたら、あらゆるツテを使って、 その人に連絡を取って誘ってみる。

普段から、優秀な事務員を探している、 優秀なら多少の条件はいとわないつもりだ、 ということを周りの人にいっていれば、 情報は入ってくるものなんです。

優れた秘書や事務員を雇うことには、 それだけの労力をかける価値がある。 経営者のステージを一気に何段階も 上げてくれる可能性があるんです。

是非みなさまも、 究極のスーパー秘書を手に入れる、 ということを本気で考えてみてください。

岡田有史