新人がすぐに活躍する仕組みを作る
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
6月に弊社銀座経営者俱楽部講演会にて
株式会社大樹の小出孝典さんにご講演頂きました。
その際にとても面白いお話をされていたので
先週に引き続きシェアさせて頂けたらなと思います。
小出さんは名古屋で接骨院を10数店舗やっていらっしゃいます。
育成がとても強みだそうなのですが
マニュアル化やロープレの”仕組みづくり”にこだわっていて
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”新人が入っていかに早く活躍できるか”
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を重要視しているそうです。
どこの会社も同じだと思うのですが
活躍が出来ないと結局辞めてしまうのです。
例えば営業マンが一年たっても営業成績がでない。
そうすると、この仕事面白くないな、他のところに行こうかな、
という気持ちになってしまい、なんとなく働いてしまう。
それはお互いにとって良くないし
経営者からしてみれば一日でも早く活躍させたい。
小出さんの会社も創業当時は
10人入ったら9人辞めるような状態で離職率がとても高かった、と。
その当時を振り返ってみると仕組みもあまり無く
ルールも緩く、キツイ辛いと言われると休んでいいよ
というようなスタイルの会社だったそうです。
だけど結局それだと新人が育たないし勝てない。
一年経ってもなんとなくやっていて
20万、30万円の売上は上げられても100万は上げられない。
やっぱり”勝てさせられる育成をする”ということに
どこまでこだわれるのかが経営者のミソだ、と思い
新人に何か月で活躍させられるかに焦点を当てて行ったそうです。
そのために
マニュアル化と研修プログラムをしっかりと作り
・マインドの研修
・技術の研修
・20~30分の毎日のロープレ
を実践したそうです。
特にロープレに関しては
・毎日投稿をする
・否定的なコメントは禁止
というルールで
全員が見れるFacebookのグループに毎日動画を上げて
先輩たちがコメントをするというのを行うそうです。
・問診、カウンセリング
・施術の提案
・施術中の会話
・クロージング
の、4つのパートに分けて集中的に練習をし
先輩からのコメントを反映させてまた次の日もロープレをする。
2リットルのペットボトルをお客様に見立てて
営業マンの営業よりもロープレをし
的を得た勝てる練習をする。
本当に毎日やっていくと一年後見違えたように上手になる、と。
それが離職率の低下や売上アップに繋がっていて
お互いにとって良いことしか無い、と小出さんは仰っていました。
本当にその通りで
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部下を育成して結果を出させる
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というのが経営者としての成功、会社の成功だな
と改めて感じました。
是非皆さんも今一度”仕組み作り”の部分を改めて考えて
新人が入ってから売上をあげられるようになるまで
もっとマニュアル化出来るところはないか、
仕組化してモチベーションをあげられないか、
良くなるためにまだまだできるところがあると思います。
是非それを考えてみる一週間にしてみてください。
岡田有史