ビジョンを具体的に明確にナンバー2に語る

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

 

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

6月に弊社銀座経営者俱楽部講演会にて

株式会社大樹の小出孝典さんにご講演頂きました。

その際にとても面白いお話をされていたので

シェアさせて頂けたらなと思います。

 

小出さんは名古屋エリアでトップ1.2位を争うぐらいの接骨院を

10数店舗やっていらっしゃいます。

 

接骨院は業界的に

最後のゴールは独立だ!自分の城を持つぞ!

という人が多いのですが

小出さんの会社では離職率が10%以下とかなり低いそうです。

 

そこまで全体の離職率が低く、成功してる秘訣は何ですか?

と聞くと、

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”間違いなく上位8人の役員幹部が創業当時から全員誰1人辞めてないことだ”

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と仰っていました。

 

そして更になんでその幹部たちは辞めてないのですか?

と聞いたところ

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ビジョンを具体的に明確に伝えているからだ

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と仰っていました。

 

みんなにとって有益なや情報や

給料の体制、福利厚生をビジョンの中に入れながら

経営方針発表会で話す。

そうすることで会社として何を大事にしているかが伝わっていく。

 

それが離職しないことにも繋がっていて、

ビジョンをちゃんと伝えれていないと

他のところに目移りしてしまって転職をされたり

引き抜かれたりということが起きる、と仰っていました。

 

そしてその幹部の中からナンバー2、ナンバー3を育てて

そのナンバー2、ナンバー3に対して

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自分の言葉で想いを伝えたり

5年後10年後の数値をデータ化をして

プレゼン資料としてちゃんと説明ができるかどうかがとても大事。

 

なんとなくのイメージで5年後10年後の話をする人が多いのですが

ここでいかに明確に話が出来るかが重要なことだと仰っていました。

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明確に具体的に話が出来ないなら人はついてこない。

社員に曖昧なことを話すと会社は一体どこに向かうんだ?と不安になる、と。

 

だからこそ小出さんはナンバー2に対しても明確に

一緒にこういう風に大きくしてここまで行きたい、と

一緒に計画を創って巻き込みながら徐々に任せていくのだそうです。

 

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下を勝たせるのがリーダーだ

一人で150万円の売上を上げるより

後輩に150万円売上させられた方が何倍も価値がある、

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と言っていたのがとても印象的で

後輩や幹部に対しての想いが今のチームワークを創り上げて

独立の多い業界なのに離職率が低い理由が分かりました。

 

つい、経営者の方はワンマン経営じゃないけど

一人で決断したり良かれと思って物事を進めることがあると思いますが

今一度自分の右腕に判断を仰いでみたり

一緒に5年後、10年後の計画を立てることから

やってみると面白いのでは無いかなと思います。

 

岡田有史