幸せな会社は妊娠を100%喜ぶ

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

 

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

昨年12月に弊社銀座経営者俱楽部で

株式会社愛しとーとの中村浩之さんにご講演頂きました。

 

株式会社愛しとーとは健康食品や化粧品等の通販事業を行う会社で

コラーゲンゼリーは日本一の売上を誇っており

 

海外展開もされています。

 

中村さんは講演の中で

”社員の幸福度”についてお話されていました。

 

中村さんはご自身が24歳の時に

悪性リンパ腫という癌になってしまったそうで

当時は致死率が高かったこともあり無菌室に入っていたそうです。

 

その経験から

「幸福に生きる」ということ

「人生は時間だ」ということを

強く感じるようになり

 

社員がいかに幸せでいられるかを考え

長年経営をしてきたそうで

 

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ロジカルな結果を生み出す経営には

社員の幸福度の高さが必要不可欠である

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と仰っていました。

 

当時中村さんの会社は社員の7割くらいが女性だったそうなのですが

重要なポジションについている女性が

「妊娠しました」ということがよくあったそうです。

 

皆さんならどうしますか?と。

 

とても重要なプロジェクトを進めていて

そのリーダーが「妊娠しました」と言いにきたら

「よ、よかったね!おめでとう!」

と言いながらも

「どうしよう、、この人の変わり探さないと、、!」

と大体の経営者は頭によぎっている。

 

口では上手く祝福しているつもりでも

社員からしたらそれは見え見えなんだ、と仰っていました。

 

それが伝わっているから

「妊娠しました」と言いづらい世の中になっている。

 

でもよく考えると

 

“重要なプロジェクトを進めていること”

 

“子供が出来たこと”

どっちが人生において重要か。

 

明らかに、子供が出来たことの方が

重要で大切で価値が高いんです、

と中村さんは仰っていました。

 

それを本当に社員の前で表現できているか。

 

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当たり前に子供ができたこと、

それはとても幸福なことで

仕事なんて二の次でいい、

そういうことが一つ一つ積み重なって

社員の幸福度が上がり売上が上がる経営に繋がる。

 

経営者の表現の差で雲泥の差がでる。

 

結局”社員を幸せにすること”の先に

ビジネスの成功が確実にある、と。

 

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経営者にとってはもちろん仕事も大事ですし

社内の人数調整や妊娠した社員への配慮も考えなきゃいけない。

 

ついつい

「どうしよう、、この人の変わり探さないと、、!」

と思ってしまうこともあると思うのですが、

考えても現実は変わらない訳です。

 

「妊娠しました」と言われた時

本当の意味で、心の底から祝福できているか。

 

妊娠を祝福するだけに限らず

社員の幸福度を上げることが

会社の売上を左右していく、

そう考えてみるとわかりやすいかもしれません。

 

頭の中では社員やスタッフのことを

幸せにしたいと思っていても

一番に考えることはなかなか難しいことだと思います。

 

改めて、この1週間は

“社員の幸福度をあげてみる”

ということにコミットする1週間にしてみると

なにか会社がスケールしたりレベルアップする

ヒントが生まれるのではないかなと思います。

 

岡田有史