新たな目標

こんにちは。

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

新年が始まって1ヶ月が経とうとしてますが

いかがお過ごしでしょうか?

 

今年の目標通りの1ヶ月になりましたでしょうか?

 

一年のスタートは、

何か新たな目標を立てて、

さぁ何かをやろう!

というのにちょうどいいタイミングだと思います!

 

15年以上、銀座経営者倶楽部の講演会を開催してますが、

大社長たちは、目標設定をして、

それを達成される達人の方が多いです。

 

10年前にお話いただいた

アクロホールディングス代表の石田さんは

「目標設定が会社を創る」

と講演会でおっしゃっていました。

 

アクロホールディングスは IT企業でかなりの規模で

その大きさは、グループ20社合計で売上100億以上(当時)

のホールディングスカンパニーです。

 

そしてその100億企業を作る秘訣を

講演会当日はお話いただきました。

 

石田さん曰く、

100億企業を作るのは簡単だそうです。

 

100億までなら、当たり前のことを当たり前にやるだけでいくそうです。

3年前50億だった会社をどう売上を倍にして100億に育てていくのか。

 

それは目標設定がきちっと的確にされていて

それを達成するための武器を分析して、

その武器を組み合わせて達成していく。

 

目標設定と武器。

そのどちらかが間違ってたら絶対できない。

時に経営者の感情でそれを途中で簡単に変えてしまったりする。

だけどせっかくたてた戦略が感情で変えられたら

その本来の元々の目標が達成できることは絶対にない。

 

経営者はつい、感情や好き嫌いで

この仕事はやりたいけどこれはやりたくない、

ということを時に平気で言ってしまう。

 

好きというのを一番大事にしてるならそれでいいかもしれないが

今、規模というのを第一の目標にしているならそれは間違っている。

 

その目標設定とその戦略が正してされていれば誰でも達成できる。

ゲームに例えてみると、持ってる武器で、

目標というボスキャラを倒さねばならない。

裸の人間がボスキャラは倒せないから

武器を持たねばならないし、なければ作ればいいし

武器を組み合わせれば必ず倒せる。

 

3年前に売上50億のに石田さんが持ってた武器は10個あって

その中でも持ち続けた方がいい武器と

拾ったり新しく持った方がいい武器と

勇気をもって捨てた方がいい武器と

3つの観点で武器は常に入れ替えていかねばなりません。

 

例えば捨てなければならなかった武器は、

上場するということだそうです。

上場は一撃必殺の武器で、インパクトも大きいけれど

3年で売上を倍にするためには入らないと判断されました。

3年で倍にするためにグループの会社数を増やして達成する戦略をとっていたため

そのためにやらなければいけないこととして上場するというのはあまりに重たい武器でした。

なので、その武器は捨てることにしたそうです。

 

その武器の選択とボスキャラの倒し方があまりに適切だったため、

何か達成後の反動も副作用もなかったそうです。

石田さんは無理に頑張るというのではなくて、

そもそもそういう方法を使わずに、無理せず楽に100億を達成する方法を

選択しただけだ、と言います。

 

例えば石田さんの会社は毎年そんなに苦労しなくても10%は売上が年間で成長する。

またそれ以外に会社の買収などを行うことによってさらに数10%の成長率が年々加算される。

そして気づくと3年で200%の成長を遂げました。

 

その秘訣は改めて、

【適切な目標】

を設定できるかどうかだ、と石田さんはおっしゃいます。

 

そしてその適切な目標設定をなされているかの、適切、とは何か。

それは安直な目標になってないか。

自分の中で本当の意味で腑に落ちてるか。

 

本当にそれこそが自分の全てをかけて挑むべき目標か。

全人生をかけてもいいぐらい燃えるものか。

 

それは簡単には達成できない。

だけど不可能というわけではない。

それをやるべき目的も明確に存在する。

そういうときに目標は達成される。

 

逆にそんな時でないと、達成されることはまずない。

そしてそれを達成するための秘訣は

 

【目標はたった1つでなければならない】

ということだそうです。

 

その目標は、ギリギリで、頑張れば達成できるけど

達成がそんなに簡単ではないもの。

 

みなさんも改めて、考えに考え抜いた

自分にとってたった一つだけの、

唯一無二の目標を

今年改めて設定してみてはいかがでしょうか。

 

それが正しく設定されれば、石田さんのように100億企業をあっさり創ることができるかもしれない

 

それは会社の規模でなくても自分自身にとって100億の価値のあることを

しっかりと成し遂げることができるかもしれません。

 

岡田有史