新規事業鉄板の法則2

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

先週のメルマガでは、新規事業として大事なこと

 

儲かっているマーケット

伸びているところを見つけて参入しよう。

その秘訣は調子乗ってる人を見つけよう

 

というお話をさせていただきました。

 

今週は、新規事業の参入に必要なことについて

考えていきたいと思います。

 

新規参入にとって大事なことは

 

もう会社がやってることを

しっかり調査して

TTP(徹底的にパクる)する

ということです。

 

すでに儲かってる業界、

ビジネスモデルに対して

TTPする。

 

先日弊社でご講演いただいた、

りらくるの竹之内社長も

 

りらくるを発明したのではなくて

すでにある大阪で大繁盛してる競合3社ぐらいを研究して

全く同じものを一旦作ることによって

1時間2980円のマッサージ店を繁盛させ

わずかその後数年で600店舗にまで成長させました。

 

我々人間の特性として

何か新しいことをやろうと思う時に

すぐにビジネスモデルを変えたがる。

 

自分ならではのものを生み出そうとしてしまう。

新しいものをイノベーションしたがる。

 

でもビジネスにそんな暇はない。

 

儲かってるビジネスモデルがあるなら

それをさっさと全く同じものをやって

次の課題に対して全力で取り組むべきだ。

 

そしてその課題は、

どの業界でもほぼ採用だったりするのだから

その採用に対して全力で差別化していけばいい。

 

「それだと、何か同じものを

パクってるようで恥ずかしい」

 

という方も大勢いるし

自分のクリエイティビティを試したい

という気持ちも分かります。

 

でも、そんなの恥ずかしい

とか言ってられるのは利益が出てる間だけで、

利益が出なくなったら

恥ずかしいとか

真似したくないとか言ってる余裕はなくなる。

 

世界のパナソニックの松下電機も、

最初はマネシタと呼ばれて大きくなったし

別にトヨタが世界に最初に車を作ったわけでもない。

 

凄いのは新しいところじゃない。

 

新しいことを考えついて偉い

と思われることが大事なわけじゃなくて

 

大事なのは

お客さんが喜ぶこと。

 

もちろんクリエイティビティや革新性、

面白さや楽しさ感動的なこと、

経営の斬新さは常に求められている。

 

竹之内さんもおっしゃってましたが、

とにかく大事にしなきゃいけないのは

 

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TTPのプロになること

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今儲かってるものがあったら

今あたって儲かってる企業があれば

 

「二番煎じとなれ」

 

そしてその後、

企業力で勝て。

工夫で勝て。

 

マーケットがそこそこあるなら

別にそこに二番手が参入しても

今ある会社の売上が下がるわけじゃなくて

マーケットを二分するだけで

なんならマーケットは広がる。

 

同じもの作って

その先人が作ってくれたマーケットの横に

 

「うちも同じもの作ってますよ〜

あ、うちは

それよりここだけちょっとよくしてます。」

 

って旗を振りましょう。

 

そして、一個だけ違う何かをアピールする

値段なのか

スピードなのか

量なのか

時間なのか

 

それが、一番手っ取り早くて

プロモーションもお金かからない。

 

これが、オーソドックスな新規事業

の立ち上げ方になります。

 

よく、下手に考えるな

考えるべきはそこじゃない。

 

考えるべきは、採用です。

 

一番大事なキーになってる

オーソドックスなポイントは

全く自分では考えない

 

りらくるの竹之内さんの

何が違うかというと

競合が、現場のセラピストの研修に

半年かかるのを、3日で仕上げたということ。

 

お寿司屋さんで、

包丁握るまで1年とかそんなの言わずに

2日で握れるようにする

 

みたいな考え方をした。

 

0→1の、0.1で参入する感覚でしょうか。

 

新しいものをやることが価値だと思っちゃうし

別にそれが間違ってはないと思う。

 

もちろん気持ちがいいし、

価値もあるけれど、

でも簡単にはお金になりにくい。

 

賢い人が考えた答えよりも

今うまく行ってることが答えと言われる。

 

今うまく言って

競合がやって

うまくいってるなら

 

同じような商品を作って

プロモーションして

可能な限り真似した方がいい。

 

そしてそこから、

どうやったら勝てるのか。

 

企業努力か

工夫か

 

先に出た人は

調子乗って落ちることも多い

 

その後大体二番目が勝ったりする。

企業力勝負、トップの経営力勝負になる。

 

「まねろ」

 

というと

しょぼい経営者みたいだけど

 

しょぼいも何もなくて

利益出てるものは結果喜ばれたもので、

出てないことは求められてないものだ。

うしろゆび刺されようとも

と言っても、言うほど、うしろ指も刺されない。

 

iphoneは

スティーブ・ジョブスが発明してなくても

いづれ誰かが発明してた

 

と言う方もいるぐらい。

 

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TTPのプロになること

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を軽く考えずに

 

何か一個だけでも取り入れていただければ幸いです。

 

岡田有史