〇〇しかできない!と言えるか

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

よくこのメルマガでも

ワンシング経営の大事さや、

業者や業界を絞ること。

つまり、

「必要なコンセプトを切り取って際立たせること」

また、やることをどんどん減らしていって、

「それだけにする=ターゲットを狭めていくこと」

 

が大切だ、

と常にお伝えしています。

 

今週弊社銀座経営者倶楽部でお話しいただく

株式会社ゼロベータの日詰さんは

 

転職支援会社の中でも

特に女性の転職支援を専門に行っていて

またその中でも

”夜の世界で働く女性のセカンドキャリア”

に絞った事業を行っています。

 

日詰さんは

大学卒業後、ユニクロに就職し

人材育成と採用を担当していらっしゃいました。

 

そこで働く女性と接する機会が増えるうちに

“女性が活躍しにくい世の中だな”

と感じることが増え

女性の働き方改革のようなものに

興味喚起されてきたそうです。

 

転職支援会社は世の中に腐るほどあるし、

女性の転職支援を専門に行っている会社も

そこそこある。

「女性の転職支援会社を経営しています」

だけでは自分のことを覚えてくれない、

と思ったそうです。

 

そこで考えたのが

 

”夜の世界で働く女性を昼の仕事に転職させる”

 

そこまで絞った事業者はまずいない、と。

 

みなさんも経験があると思うのですが

名刺交換を沢山した次の日

大体の人のことを覚えていないと思います。

 

どんな業種でもそうだと思うのですが、

例えば弁護士さんなどでも、

「何でもできますよ」

という弁護士さんには何を頼んでいいか分からず

「私は離婚専門です」

と言われると、離婚のことで悩んたら

いの一番で思い出すのと同じよう

 

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「○○しかできない」といかに言い切るかが大切で

マニアックに絞れば絞るほど人の記憶に残る。

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日詰さんは、

「昼職コレクション」という

夜の女性専門の「とらばーゆ」のようなサイトを

全部自社で作り運営していらっしゃいます。

 

そしてそこに載せている求人情報はすべて、

夜の商売の女性でも大丈夫ですよ、

という企業だけに絞っており

 

実際に、夜の仕事をしている女性は

コミュニケーション能力が高く

若くて明るい方が多いので

そういう方を採用したいという企業が多い、と。

 

仕事を探している女性からすれば、

「昼職コレクション」に載っている会社には

キャバクラ嬢だ、ということを

隠さなくてもいい。

 

今までであれば、

最初の応募のところで躓いてしまう方が

多かったそうなのですが

”夜の世界で働く女性のセカンドキャリア”

と絞ることで

一気に道を拓けることが出来たそうです。

 

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ターゲットをマニアックに絞ることが

ビジネスをスケールするためのヒント

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に繋がっていくのではないかな改めて思いました。

 

是非みなさんも

今週は“何に絞るか”を考える1週間にしてみてください。

 

岡田有史