モスキート作戦をやってみよう
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
本日は、
「超モスキート作戦」
についてお話しします。
以前、銀座経営者倶楽部でお話いただいた
アーキテクト・スタジオ・ジャパン
(ASJ)の丸山会長。
この方、すごいですよ。
倒産し、自己破産し、
京都の橋で借金取りに追いかけられて
逃げた経験もあります。
そこから、
最終的には上場までいきました。
実家は、明治時代から郵便局ですが、
その郵便局が差し押さえられ、
全部取られてしまったそうです。
そして、お兄さんが
外資系金融会社で働いていて、
自宅だけ買い戻してくれたらしいのです。
その時に、親戚中を目の前にして、
「僕は二度とビジネスしません。
すみませんでした!」
と謝ったのですが、
そこから、もう一回ビジネスをして
上場したのです。
ASJの丸山会長は
建築家の安藤忠雄さんと隈研吾さんと
仲が良いそうです。
彼らを打ち出して、
安藤忠雄セミナーを主催しています。
隈研吾さんとも親友という仲です。
それで、
「私、安藤忠雄さんに
家をつくってほしいんです。
できますか?」
というお客様がいると
「できますよ、できます。
だけど、隈研吾さんや安藤忠雄さんだと、
設計費だけで一千万、二千万かかります。
そうではなくて、
それくらい凄腕の人がいるんですけど、
今なら三百万でできます。」
といった感じで
全国に売りまくることをしています。
そして、全国の工務店、
各都道府県に3社ずつくらいの工務店から、
毎月登録料として5万円ずつもらうのです。
これは、モスキート作戦といって、
蚊が血を吸うようなぐらい少しだけもらうやり方。
蚊に血を吸われてもそんなに気付かないですよね。
しかし、献血ぐらい血を吸われたら
さすがに気づくでしょう。
それで、家が売れたら売れた3%を
工務店と設計士からいただきます。
このモスキート作戦を徹底した結果、
上場しました。
各企業から、負担がない
少額の金額しかもらっていませんが、
モスキートの積み上がりで
上場までいったのです。
それはなぜかというと、
47都道府県に工務店があるからです。
サブスク成功の秘訣は
負担のない少額で長い関係を築くこと。
これは小額だから、
長い関係を築けます。
長い関係だから、
お互い本音で言えます。
現地に行って、
47都道府県全ての工務店と
その設計士とマンツーで
ウィンウィンになるのです。
そして、集客のキーが
安藤忠雄さんと隈研吾さんです。
彼らを見せることができたことです。
彼らとは、
親友じゃないと言えないな
ということや悪口など、
なんでも言える親友なのです。
それで、お客さんが信頼します。
サブスク成功の秘訣は、
負担のない金額。
多くの人は、顧客から
ついつい貰いすぎています。
ちょっと多くもらおう
としすぎてしまっています。
それをもう少し
モスキート状態にできないか
と考えることが大事です。
モスキート作戦が、
サブスク成功の要諦。
ぜひ、考えていただければ面白いかと思います^^
岡田有史