仕事をなるべく丸投げしてみよう

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

人が育たない、社員が育たないという悩みを

お持ちの経営者の方が多いです。

 

色々な方の話を聞いてると、

社員を育てるのに色々と環境を整えすぎてたり

お膳立てをしすぎている経営者の方が

多いんじゃないかなと思っています。

 


皆さんが会社を作ってゼロから一個一個積み上げていった時

色々なことは全くお膳立てされてなくて、

自分で色々考えて今の仕組みとか営業していったと思います。

 

何もない時に何か作らなあかん、ということを

自分で思いついてやる時って本当にエネルギーが出るし、

 

「なんとかしないと」と思って、たくさんの困難とか

全てを乗り越えて形にしていくと思うんですね。

 

でも例えば部下に仕事を任せるっていう時は自分の事はさておき

いろんな仕組みを作って本当に大丈夫かなって、

 

子供が初めてのおつかいに行くように、

心配して見守って色々とお膳立てをしてやっちゃうと思うんです。

 

けど果たしてそれが本当に正解かと言うと、

もちろんそれぐらいやってくれないと

働く方としては不安なんだけど

多分それじゃあやっぱり成長はしなくて。

 

上司がいるからこそしかできない仕事しかできなくなってしまう。

 

上司がいない仕事でも全部丸投げされて、

考えるところも自分がやらなければならないんです。

 

そもそもの企画とか、その根本のところとか、理由とか、

そもそも全部考えなあかんぐらい丸投げしないと、育たない。

 

「社長、ちょっと我々に丸投げしすぎですよ。」と言われてなければ

それはちょっとお膳立てしすぎなんじゃないかと思います。

 

もちろん新入社員の最初の頃は

そういうことも必要かもしれないけど、

だんだんちょっとずつ社員のステージ

 

(ステージでいうと10段階ぐらいあって

1:本当に全くわからない新入社員の時

2:仕事ちょっとだけわかってきた時

3:後輩が入ってきてさらに何か分かってきたステージ

4:ちょっと一人前になってきたステージ

5:リーダーになるステージ

6:大きな結果が出るステージ

7:幹部になるステージ

8:人を育てるステージ

9:経営に絡んでいくステージ

10:オーナーをも兼任しながら突き進むステージ

みたいな感じで10段階くらいあると思うんですけど)

 

そのステージによって対応とか、指示とか、

お膳立てとか、全部変えていってあげないといけない。

 

そして可能なら、ちょっとお膳立てが足りないぐらい、

がいいのかなと思うんですね。

 

可能な限りプロジェクトや仕事や、

経営の根本に関わることを丸投げしないといけない。

 

本当に大事なプロジェクトを丸投げして

その社員がこけたら

会社の経営に関わるようなことになると思うんだけど、

 

それも含めて勇気をもって丸投げする。

その社員の子が潰れない範囲で。

 

長くに渡って多くの採用のコストをかけ、

絶対辞めて欲しくないからと思って

結局過保護になっている方がめちゃくちゃ多いんです。

 

いろんな経営者の方をみると、

社員さんのことを思いすぎて過保護になっちゃって

だから育たない。

 

いかに過保護から卒業するか

いかにお膳立てしないか

いかに丸投げするか

というのをどういう風にやるか、

 

しっかり考えていくべきじゃないかなと思うんですね。

 

自分で考えてやるだけで何でも仕事って楽しいけど

指示されてやる仕事って大して楽しくないし、

いかに指示せずいかに丸投げして

いかに自分で考えさせて

困ったことを自分で考えて対応してもらうような環境に

丸投げするようにやってもらったら、

 

またちょっと教育が変わるんじゃないかなと思います。

 

育てるのは上司ではなくて、環境とか現場が育てるはずです。

 

そう思って、勇気を持って丸投げする、ということを

考えてみてもらえたらと思います。

 

岡田有史