しがらみのない決断をできるか

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

経営者は時に、

しがらみのない決断をしないと

いけないことがあります。

 

いろんな経営者の方と関わっていて

「なぜそれをやってるんですか」とか

「なんでそっちの方を選んだんですか」と聞くと

「それはちょっと前からの経営者のつながりで」とか

「親戚のつながりで」とか、

そういった理由で決断している方が半分ぐらいいます。

 

もちろんそれが人情だったり

経営者としての人と人との温かさだったりするのですが、

本当にそれでいいのか、

経営の決断というのは

常にゼロベースで考え直さないといけない。

 

例えば相手が営業マンだった場合、

それを利用して売っているんだとしたら

もちろんそれは時にいいこともあるんです。

 

けど、よくよく経営判断全体から考えたら

間違っているというのは結構ある。

 

例えば、

ちょっと色気のある女性営業マンに営業されたから

他をそんなに考慮せず相見積せず、

 

「今この子気に入ったから選んだんや」と

おっしゃっている経営者の方も多いです。

 

もちろんそういうのもあってもいいかもしれないですが、

本当に大事な経営を担う20パーセントのところの決断は

どんなしがらみにも負けてはならないはずです。

 

もう1回ゼロベースでそれを決断できるとしたら

どっちを選ぶのか。

 

しがらみだったり、

自分のヨコシマな気持ちだったり

自分の好きとか油断とかで決断をしていないか、、、

 

それを定期的に

(年に一回とは言わず3ヶ月に1回、四半期ごとに)

再度決断のチェックをしないと

いけないんじゃないかなと思います。

 

もちろん情のない人間になれとは言わないけども、

愛のある経営や温かい気持ちと冷静な判断、

その両輪あってこそ経営をするものだと思います。

 

”情のない人間だったとしたら

どのような決断をするのか”

という仮説で、

 

一度自分の決断や普段の行動の元というのを

もう1回見直してもいいかもしれないです。

 

逆に営業する立場として、

いかにそういう伝票だけの付き合いに

ならないようにしてもらうか。

 

だから、ゴルフに行ったり釣りに行ったり

朝まで飲みに行ったりと

時間と回数をかけていくんだと思うんですね。

 

「何かわからんけど、お前好きやねん」って

言われる関係にどういう風に持ち込んでいくかが

営業の極意だろうし、醍醐味だろうし。

 

”何かわからんけどあいつ好き”という理由で

決断していくことも悪くないと思うんですけど、

もう1回ゼロベースで考えてみる。

 

「本当にこっちでいいのか?」

 

例えば、会社の税務についてだと、

今の税理士さんだけじゃなくて

2人目3人目の税理士さんにも意見を聞いた上で今の決断をする。

 

もしそれが一年間の中で最も大事な

課題だったとしたら、

 

安易に結論を出さず、

プロ2人3人4人ぐらいの意見を聞いて決断するくらいの慎重さが

大事なんじゃないかなと思うんですね。

 

なのでもう1回、いろんなしがらみや

「あの人が入れと言ったからこの経営者会入る」とか

「あの人がやれって言ったから、この保険に入ってるんです」とか

「先代がこれだと言うからそうしてるんです」とか

 

本当にゼロベースで考えたら違うな、と思ったら

”違う”って決断をしないといけない時が

人はあるんじゃないかなと思います。

 

そして本当に大事なことは

”違う”と思った時に動けるか、

 

しがらみのない決断をするとしたら、

今やっている決断は全て合っているのか?

 

それを考える1週間にしてもらえたらと思います。

 

岡田有史