直感を仕組みにする

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

経営というのは、ありとあらゆるものを

仕組みにしていく作業の連なりです。

 

仕組みにできないと悩んでる人、

会社を大きくできない、とよく言う方は

「それが仕組みにできる」という概念があまりないかもしれません。

 

「仕組み化する力」と「人に任せる力」の掛け算が

会社を大きくするということだと思います。

 

人に任せると言うのは、

よくこのメルマガでも登場するのですが

仕組みというのはどういうことをするかというと、

 

普段当たり前になっていることとか、

集客の仕組み、社内のマネジメントとか

色々なことがあります。

 

よく、

「あの仕事は天才にしかできない。あの人にしかできないから。」

みたいなことや

 

「この仕事は俺にしかできないから」ということ。

 

なんで俺にしかできないことかというと、

「本当にセンスだから」とか「直感だから」と言うんです。

 

その直感とかセンスみたいなものを

いかにどういう風に言葉に落とし込んで、

そして、その言葉をどういう風に仕組みに落とすのか。

 

それらの仕事の半分、

要するに営業の前段階までのところを

誰かに任せられないのか。

 

「直感なんだ」という仕事について、

どういう時に、どういう風に判断し

これは何でそうしてるのか

 

というのを逆から突き詰めると、

 

実は、案外6パターンぐらいしかなかったりする。

全部その6パターンの組み合わせなんです。

 

それが神業のように早くて、

直感でやっているように見えるけど、

深く突き詰めてみたらパターン化できる。

 

もちろん最初にその人に才能があるから

その直感のようなもの、

神業のようなものができるんだけど、

それを次には仮設を持って整理していく。

一度パターン化できたらそれを細部に深めていく。

 

すると一つの仕組みになる。

 

「なんとしてでも仕組みにするぞ」

というぐらいコミットすれば、できないこともない。

 

「仕組みなんてできない、俺天才だから。」とか

「あいつが天才なだけだから」と言うのではなく

 

いかに人に依存させすぎない、ということが

仕組みであり、会社であり、スケールするコツです。

 

スタートアップや、ある程度稼ぐまでのステージでは

人依存じゃないと突き抜けられないのですが、

 

そこから、人依存を分解して

どの様に人依存ではなく、

どう再現性のあるものに切り替えていくのかが

次のスケールというステージだと思うんですよね。

 

会社というのは、

1、まず成り立たせる。

2、そして稼ぐ。

3、そして三つ目にスケールする。

 

最初の成り立たせることは社長がやり、

稼ぐというところは引き続き社長だったり、あとは超強い人がやる。

つまり人依存になる。

 

でもその後スケールするフェーズでは、

再現性があって

誰でもできる仕組みに落とさないといけない。

 

「誰でもできる仕組みに落とす」ことこそ、経営の仕事です。

 

そこにどれだけの知恵と英知と周りの力、ノウハウを使うか。

 

自分が死んでも回る会社を作ることが次のステージ。

それがスケールです。

 

スケールというのは、一気に千倍になることを言います。

 

スケールできる状態にしておくためには、

どんなことも仕組みにするようにしておく。

 

自分じゃなくても、誰でもできる仕組みにする。

 

それが、仕事を面白くないものにすることかもしれませんが、

自分の直感とかセンスと言っている所を

 

商売とか仕事を回せるところまで落とし込む、

というのがキモなんかなと思います。

 

みなさんもぜひ、

直感とかセンスとか、俺にしかできない、

コイツにしかできない、人依存だ。

と言うものを書き出してみて下さい。

 

それを何十回何百回と考えて

突然全てが仕組み化できる、

システムだけでできる、

完全にマニュアル化できる、

 

みたいなものがあるとしたら

それは何なのかというのを考える1週間にしてもらえたらと思います。

   

岡田有史