話を聞いてくれる人材を自分の周りにおけ
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
本日は、
「無条件で認めてくれる人を周りに一人置こう」
というテーマでお届けします。
あなたの周りに
無条件であなたの話を聞いてくれて
無条件で承認してくれる人は
いるでしょうか?
本当であれば、
会社のナンバーツーか
もしくは奥さんなど
自分に近い立場の人が、
それにあたるのかもしれないですね。
でも社長が、
「新しいことをこういう風にしよう!
と思ったんだけど」と言うと、
実際はナンバーツーや奥さん、社員は
「いや、でも、それは、実際こうだから…」
と言うことが多いかと思います。
基本的に
「いや」「でも」「それは」
と言う言葉が枕詞のようになっていたり、
口ぐせになっている人が多いものです。
そして、社長は結局
「あー、そうか・・・」と思います。
なぜなら、それを実際に実行するのは
その社員かもしれないですからね。
だから、社長は、
否定されすぎていて
実は心のどこか気づかないところで
自分自身が傷ついていて、
だんだんとあまり言わなくなっている
といったことがあるのです。
しかし、そうではなくて、
もちろん理想は
秘書やナンバーツーがそうだったらいいのですが、
無条件になんでも否定せずに
聞いてくれる人がいれば、
なにも褒め殺ししろとまでは言いませんが、
褒めてくれたり、
なんでも聞いてくれる人であれば、
社長自身の中で
どんどんアイディアが出てくるものです。
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この人と喋っていると、
どんどんアイディアが出てきて、
30分ちょっと電話会議しただけで
10個のアイディアが出てくる。
そんな人を周りに置いとおくべきです。
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もしかしたら、
自分の秘書であったり
ナンバーツーであったり
社員であったりするかもしれません。
でも、そういう人ではなくて、
自分の反対側の人であったり
細かいことに気が付いたり
実際実行する時に
ちょっとしたさまざまなリスクや
ネガティブなことにも気が行き届く人を
置くべきという理論もあり、
もちろん、
そういう機能も大事だと思います。
しかし、そういう事をやりすぎると
自分が本当にワクワクした時に出てくる
アイディアやクリエイティビティ、
インスピレーションみたいなものが
死んでしまうと言うと言いすぎですが、
そういうのが出てこない時があります。
でも、本当は、それが
一番大事なんですよね。
そのワクワクや、
アドレナリンがどんどん出てきて
アイディアしか出てこないような状態、
ゾーンみたいな状態を
定期的に、またはルーティンでどうできるのか。
私であれば、
毎週月曜日の社内の会議で
必ずその時間を持っています。
自分のことを絶対に否定せず、
うんうんと聞いてくれて、
ただただ認めてくれて話を聞いてくれる人。
よく考えたら全然違うやん!
というような考えはさておき、
会議でいえば、
ブレーンストーミング
つまり、ブレスト会議
みたいなものかもしれないですけどね。
ただただやるべきことを
可能性のあることを書き出して、、、
ブレスト会議であれば、
最後に書き出した中で
「さぁ、どれをやろうか」となります。
ここのパートは別にしないといけないですけどね。
ただただアイディアが沸いてくるという点では、
うんうんと話を聞いてくれる人がいるだけで
自分の中でアイディアが出てくるはずなのです。
私が経営コンサルタントとして
普段意識していることは、
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何事もいきなり否定したりせず、
目の前のクライアントである経営者の方の中にある
無限のアイデアやクリエイティビティを
どうやったら引き出せるかに注力すること。
そしてそのために、
一旦は全てを受け止めること。
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コンサルタントのアイディアや提案を求める
経営者もけっこう多いですが、
アイディアを求めていても
実際、答えは
全部経営者の中にあったりします。
それを引き出すために
コーチングなどのスキルも
使っていきます。
しかし、引き出すというより、
提案だけをしているのではなくて、
うんうんと聞いてあげていると、
(ちょっと偉そうな言い方ですみません・・・)
経営者は、勝手に自分の中でゾーンに入っていき
どんどん話していくものです。
ですから、
「岡田さん話しやすいですね」
「岡田さんといる時だけ、
僕はめちゃくちゃ天才になれるんだよね」
という言葉を
最終的にいただける状態になってもらうことが
コンサルタントとしての本当のゴールです。
こちらから提案しておらず、
ずっと話を聞いていて一言も発していないのに、
経営者の中で素晴らしいアイディアが出てきて、
気付いたら、
それが大きなビジネスになって全員を幸せにする
といったことが本当は答えであったりします。
ですので、
「おっしゃ、今日もデカい提案してやるぞ!」
というコンサルティングではなくて
比較的自然に、
経営者の話を聞いていると
経営者が勝手に自分の中のゾーンに入る
みたいな状態にするためには
どうしたらいいのかを考えています。
そういう意味で言うと、
【超究極の傾聴】もそうですが、
傾聴のもう一歩上の、
【超究極的に承認して
その人に愛をもって聞く】
といった能力。
それこそが、
スーパーコンサルタント、
一流コンサルタント、
一歩先を行くコンサルタント
の極意かもしれません。
あなたが経営者であれば、
そういった人を周りに置いてください。
それは、社員、秘書、ナンバーツーなど、
いなければ、外部の人でもいいでしょう。
毎月2回くらい、1回15分でもいいので、
定例のミーティングをしてくれるような人、
あなたの話をただただ聞く人を置く。
ということが
1つ自分のクリエイティビティや
アイデアが、ダクダク状態
になるための
コツだと思います。
岡田有史