採用履歴ノートをつけろ
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
本日は、
「採用履歴ノートをつけよう」
というテーマでお話しします。
銀座経営者倶楽部講演会でお話を聞いていると
よく
「60代くらいで
ようやく経営のことがわかった」
という方が多いものです。
20代くらいで
起業しているにも関わらずです。
それは、なぜか?というと、
さまざまな経験をして、
いろいろなことが何周もして、
やっと自分の中で腑に落ちた
ということなのだと思います。
ですから、それらを
ノウハウとするといいのです。
採用に関することであれば、
「採用:100の事例」
といったように、
つまり、
自分だけのマニュアルにするのです。
あのとき、こういう人に対してこうなって、
こうなったらこうでうまく行くった。
逆に、こうやったらうまくいかなかった。
などです。
人は、いろんなことを忘れてしまいます。
記憶障害のように、
びっくりするぐらい忘れてしまいます。
そして驚くことに、
同じことでまた同じ失敗をしたりします。
これは、マーケティングでも一緒ですね。
ですから、
その体験談をしっかり書いておくのです。
究極のノウハウ本ですね。
そうしたら、
採用でミスすることはない・・・
と思うのですが、
またミスをおかしてしまうこともあります。
例えば、
お金一つあれば、こうできるな。
なるほど、こういうのはいけないんだな。
男性を雇うのはちょっとダメだな。
男性50代は絶対にやめた方がいいな。
お金で釣ったらいけないな。
などなど、人によって、
いろいろな経験があると思います。
ですから、自社の社員に関しても
これらを1回書きためてみて欲しいのです。
この計画は、とても素晴らしいので
ぜひやってもらいたいです。
でも、書いても書いても忘れてしまいます。
だから、これが超ノウハウになるのです。
「おそらく60歳くらいになって
経営者歴も30年ぐらいになってくると、
10周くらい繰り返しているので、
今までに1,000人くらい雇ってみた結果、
こういうことだったな」
とわかるのかもしれません。
もしかしたら、
ゲームみたいな部分もあるかもしれません。
でも、こうして
経営の腕はどんどん上がって行き、
一度上がった腕前が簡単に下がることはないでしょう。
1回気づいたら、
その気づきは失われませんからね。
人はなかなか、体験でしか学べません。
ただ、超頭のいい人は
体験ではなくて、本を読んでも、
人の話を聞いてもわかるかもしれませんが、
実際、わかったと思って行動をしてみると、
「あの人の言っていたのがこれか!」
といったようなこともあり、
10年後に気づくものであったりします。
なので、体験でしかわからない。
そうしたノウハウを身につけて欲しいと思います。
岡田有史