スケールのコツは、アルバイトにできるレベルにしているか

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

本日は、

「スケールとは何か」

についてお話しします。

 

このメルマガでもセミナーでも

よく言いますが、

 

スケールというのは、

 

ビジネスを10倍、100倍、

1000倍、10000倍にしていく

ようなことだとします。

 

そしてその秘訣があるとしたら、

それは何か?

 

結論から言うと、

「アルバイトでもできるようなことにする」

といったことだと思うんですよね。

 

BtoCなどの

店舗系ビジネスであれば、

マクドナルドがいい例です。

 

1店舗をまわすのに

全てバイトでできるように落とし込み、

誰でもできるようにマニュアル化ができて

それを人にすぐ伝えることができる。

 

というところまでに落とし込めたら、

それは1店舗ではなくて

10店舗、100店舗、1000店舗になるでしょう。

 

1000まで必要なくても

100くらいにはなったりします。

 

それが、1億ではなくて

100億になる秘訣でしょう。

 

BtoB事業であれば、

以前、銀座経営者クラブで

講師をしていただいた

株式会社LIBの松本さんという

元リクルートの社長で

賞を2回とった経営者の方が

おっしゃっていたことは、

 

リクルート最大の発明は

『ホットペッパー』を発明したこと

だそうです。

 

『ホットペッパー』は

アルバイトでも売れるもの。

 

それまでは、

リクルートの商品が素晴らしいもので

リクルートの社員でしか売れないものでした。

 

しかし、社員はコストがとても高く、

アルバイトの何倍もかかります。

 

でも、アルバイトとして、

その日に雇った人でも

3日後に売れるようなもの。

 

研修を1DAYしたら

3日後には売れるようなもの。

 

そうした誰でも売れるものに

したというのが、大きな発明でした。

 

それによって、

社員だけではなくて

アルバイトでも売れるため、

 

採用がボトルネックではなくなり、

東京ではなくて、全国でも採用できる

となったのです。

 

BtoBのボトルネックや、

BtoBのスケールの秘訣は

その部分になります。

 

どんな優れたビジネスでも

どんな優れたサービスでも

 

結局人が売らなくてはいけないとしたら、

BtoBというものはそういうものでしょう。

 

その時にボトルネックになるのが人です。

 

今の時代やはり採用が

ほとんどでネックになっていて、

「良い人を獲得できない…」

とみなさんおっしゃるのです。

 

良い人は、取れないもので

良い人は、基本いないものです。

 

1人いたとしても、

それは三顧の礼で、

全力で役員にして採用

ということはあったとしても、

 

一般的に、

社員を雇うというのは

そこまで簡単ではありません。

 

ということは、

ビジネスモデル的に誰でも売れるもの

にしておかないといけないのです。

 

そのため、

本当に誰でも売れるものに

なっているかどうかという点が、

スケールするポイントだと思います。

 

そういう意味で言うと、

誰でも売れるようになった瞬間、

10倍になり、100倍になり、

1000倍になる。

 

そこまで持っていく必要は

ないかもしれませんが。

 

もちろん100倍にしなくても

誰にでも売れる商品にしているけど、

3倍のまま留めておくといった具合に

もし、できていたとしたら、

それは社員が辞めてもまた別の人を雇える

ということです。

 

つまり、

自分の悩みが減るんですよね。

 

結局、その人に依存しすぎたりして、

この人が辞めたらやっていけない

という状態になることが悩みであったり、

ビジネスの限界であったりします。

 

そう言う意味で言うと、

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「強さ」というものは

スケールできるがしない

という領域にもっていくこと

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です。

 

それは、アルバイトでも

できるような状態になっているか。

 

アルバイトを馬鹿にしているような表現に

なっているかもしれませんが、

そういう意味ではなくて、

 

本当に誰でもできるということは、

本当に誰でもできるんだ・・・。

と言うことではなくて、

 

そこまでビジネスのレベルを

上げていくということ。

 

それは思考実験として、

自分の中で、

そうするにはどうしたらいいのだろうか?

今すぐにできなくて3年後でもいいが、

その領域にもっていくにはどうしたらいいか?

 

もっと頭を柔らかくして

もっと薄めて

もっと標準化して

もっと一般化して

 

ということを

なかなかすぐにできなくても

常に常に考えなくてはいけないと思います。

 

実際そうしなかったとしてもいいでしょう。

 

でも、そうしたとしたらできない…

それやってみたくなったら今の会社はできない…

 

では、今の会社はそのまま続けたいなら、

別の会社を作って、それをやるでもいいです。

 

サブブランドを創って、

セカンドラインみたいなものを

創ってもいいでしょう。

 

それを1回

チャレンジしてみることが

大事です。

 

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今のビジネスを

アルバイトでも誰でもできるもの

にするにはどうしたらいいのか

===========

 

「そんな簡単なものをつくっていないよ、

 うちは人が商売やって、、、」

と皆さんおっしゃるかもしれませんが、

(もちろんそうだと思いますけどね)

 

サービスの質を落とさず、

お客さん満足度も落とさず、

だけど誰でもできるように

今の2段階くらい、

誰でもできるようなものにできないか。

 

研修に3ヶ月、半年かかるとしても

それを2日、3日で

できるようなものにできないか。

 

「いや、できない」とおっしゃいますが、

 

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できないことをできるようにするから

ブレイクする

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のです。

 

できないと言うのは簡単です。

 

できないくらいすごいものを

簡単にやるからブレイクするわけで、

 

できない、できないと思ってしまいますが、

できないものをどれだけ深く考えて

できるようにしていくのが経営です。

 

「できない」というのは、簡単です。

 

ビジネスの全てのネックは

基本的に、経営者の頭の中なのです。

 

岡田有史