経営力一万倍の法則

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史（ゆうじ）です。

 

長年コンサルティングをしていて、

多くのやり手経営者の方にお会いしていますと、

いろいろな共通項が見えてきます。

 

その中の一つとして面白いなと思ったのが、

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60歳を過ぎた頃になって、ようやく経営の

いろんなことがわかるようになってきた

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という方が結構多い、

というかむしろかなり多くいらっしゃるんですね。

 

60代の経営者さんといいますと、

世の中から見たら大成功した大社長で、

資産も何百億と保有している、

みたいな方もいらっしゃいます。

 

そういう方でも、60歳を過ぎてから、

ようやく経営のなんたるかがわかったんだと

おっしゃっているんです。

 

もちろん、それは普通の経営者からすれば、

はるか雲の上の世界の話かもしれないけれど、

でも、本当に多くの成功者の方たちが、

そういうことをおっしゃっているんですね。

 

どんな人も、独立して最初の2～3年ぐらいは、

何もわかっていない状態で手探りで経営しているかもしれません。

 

だけど、それが年々、気付きが増えていく。

例えば、人を雇うことの難しさとか、

どうやったら人が動くのかとか、

社員をやる気にさせる方法とか、

売上の上げ方とか、利益の上げ方とか、

キャッシュの残し方とか、資産の増やし方とか、

そういうことが年々少しずつわかってきて、

経営者力が、3割とか5割増しとか、

時には、

人生を変えるような本当に大きな気付きがあって

倍以上になったりする感覚が手に入ることもある。

 

最初が100だとしたら、5割増しなら

翌年は150になって、2年後は225になって

という具合に複利でどんどん増え方が

加速していくわけです。

 

10年後には経営者力が30倍ぐらいになって、

20年後は200倍、300倍になっていて、

30年、40年後には1万倍ぐらいになっていても

全然おかしくないんですね。

 

これは誇張表現ではなくて

弊社のコンサルティングのクライアント社長の

経営者歴30年40年の猛者は

その領域に達していられたり

そういう感覚にいらっしゃる方が非常に多い。

 

だから、経営者力は日々の積み重ねなんだけども、

それは単純な足し算じゃなくて、

複利で増えていく倍々ゲームのようなもので、

それが1万倍とか、そういう次元に達したときに、

突然、悟りを開いたかのように

感じるのではないかと思うんです。

 

その境界線というのが、30歳ぐらいから

経営者をやっているとしたら、

ちょうど60歳ぐらいに当たることが

多いのではないでしょうか。

 

40代ぐらいの頃に、俺は60歳になったら

リタイヤして悠々自適に過ごすんだ、

と言っていた人が実際に60歳になったら、

突然経営が分かってきて、楽しくて仕方がない、

やめる気なんか全然しなくなった、

と言い出すことも珍しくありません。

 

もちろん、体のほうは50代、60代になると、

若い頃のようには無理が利かなくなってきます。

いろんな病気も出て来るかもしれません。

だけど、体力が若い時の半分とか、

3分の1とか、なんなら10分の1ぐらいになったとしても、

経営力が1万倍になっていれば、

体力の衰えを補って余りあるわけです。

 

むしろ周りから見たら、全然エネルギッシュで、

若い頃よりも元気に見えたりします。

 

そういう状態になるためには、

結局のところ、毎日毎日、ちょっとずつでいいから、

ステップアップしていくしかないわけです。

 

このメルマガでもよくお伝えしてきましたけれど、

まずワンナップ(１up)していくんだ、

という姿勢が大事なのだと思います。

 

例えば、ワンナップというのが、

自分の経営力を1%上げる効果があるとすれば、

駆け出しの経営者のワンナップは

100の経営力を101にするだけかもしれません。

だけど、10年選手のワンナップは、

3000の経営力を3030にしてくれるわけで、

同じワンナップでも30倍の価値が

出て来る可能性があるわけです。

 

そうやって、1万倍の領域に入ったときには、

すでに資産も人脈も揃っていて、

なんでもできるようになってくる。

経営の無敵状態に入っていきます。

 

だから、50歳ぐらいで限界が見えた、

なんてことは全然なくて、

もっともっと上の世界が存在します。

日々の積み重ねを続けていけば、

経営力1万倍の世界を目指せると思うんですね。

 

そこを目指していくことも、

経営の楽しさの一つなんじゃないかなと思います。

 

まだまだ上があって、

今より1万倍になると思うと、

それだけで凄いワクワクしませんか？

 

例えば日々の経営で、

なんだかちょっとうまくいかなくて

あと1%ぐらい噛み合えばジャストなんだけど

みたいなときがあったとしたら

そんな感覚が、全部バシバシ噛み合っていくような感覚。

 

経営力が上がっていくと

そこの最後の1%が

どんどん連続的に、はまっていく感じになるんです。

 

とはいえそれは毎日の積み重ねでもあります。

 

みなさんも、あらためて

ワンナップを積み重ねていくんだ、

ということを考えていただいて、

一万倍の世界をワクワクしながら

より経営を洗練させてもらえたらと思います。

 

岡田有史