何度も読める本に出会う

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

突然ですが、

「何度も読める本」

というのはありますでしょうか。

 

もしかしたら

「二回も三回も読むなんて考えたこともない」

という方もいらっしゃるかもしれないし、

「当然何冊もあるよ。親友レベルの本が何冊かあるよ」

という方もいらっしゃるかもしれません。

 

よく、「本を深く読む」

という言葉を聞くかもしれませんが

同じ本を何回も何十回も読んだり

本を通じて何か自分の大事な思考を深めていったり、

行間を読んだり

ある一行や言葉から身体中に電気が走ったり、

時には本に書いてある一行とは

もはや関係ないインスピレーションを受ける

それをきっかけに行動する。

 

そんな読み方を「深く読む」

というのかもしれません。

 

こだわりのある方もいるかもしれないですし、

正解なんてないんだと思います。

 

軽く読んでもいいし、

飛ばし読みしてもいいし、

速読してもいいし、

ゆっくり読んでも、

じっくり何回読んでも、

毎日1ページずつゆっくり読んでも、

お風呂の楽しみや

軽い瞑想のお供にしてもいいでしょう。

 

どんな読み方をしてもいいと思いますが、

もし2回とか3回読んだことがなければ

是非過去によかったなと思うような本を

何度か読んでみることをおすすめします。

 

わぁこの本はいいなー

何度も読みたいなー

と思ったら、

一年後ぐらいに読む本

1ヶ月後ぐらいに読む本

5年後ぐらいに読む本

南の島のビーチやプールサイドでまた読みたいと思う本

10年後に絶対にもう一度読みたい本

老後にゆっくり読みたい本

のようにカテゴリーを分けて

考えてみてください。

 

そうすると5年ぐらい経って

過去の自分の思う通りに読んでみたら、

結構いい感じに内容をそこそこ忘れてしまっていて、

ちょうど5年前の自分には分からなかったことが

5年経った自分が成長していて

その背景や行間が一瞬で身体にしみ入ってくることがある。

 

例えば独立する前に読んだ本で、

なるほどと思っても、

実際、人を雇ってうまくいったり

人に辞められたり失敗してから読むのとでは

全然感じ方が違う。

 

あれだけなるほど、と思ったけど

全然現実はそんな軽いものではなかったと唸ったり、

逆に、著者がいうほど商売なんて難しくないじゃん

結構ビジネスや世の中ってそこそこチョロいよ

ってこともけっこう多くある。

 

逆にそう思って5年後また読んだら

あら、やっぱりそんなに世の中甘くないなー

って笑えたり^^

 

音楽や映画とかと同じで

何回とか何十回どころか、

何百回でも何千回でも味わえる。

 

自分のその時の状況で、

全然、感じ方も違う。

 

大事なのはそこからどんなことを感じて

どんな気づきを得られるのか

そしてどんな行動に繋げるのか

どんな一歩を踏み出すのか

そして楽しんでいるか。

 

最終的にはその本とは友人のようになる。

親友のようになる。

 

行間を読むというよりも、

その行間に、自分の感情や想いが入り込んでいく。

 

音楽をきくのと同じように、

その一行を読むだけで、

一瞬でその情景が蘇るし、

感じ入れる。

 

それだけでなくて

未来に想いを馳せたり、

深く深く思考するきっかけになる。

 

100冊読むと、

何回か読みたいと思える本に2、3冊出会え、

その2、3冊を何回か読んでると

更なる100冊に1冊ぐらいは

10回、20回読みたくなる本に出会う。

 

そう思うと

親友のような1冊は何千冊に1冊なのかもしれません。

 

人との出会いと同じで

本との出会いも相性ゲームで、

誰にとってもいい本があったり

世界に自分だけが刺さる本があったり

たいして刺さらないんだけど毎日手にしたい本があったり。

 

困った時、悩んだ時、考える時、

時間について自分なりに定義したくなった時、

経営について、人生について考える時、

魂を震わせられる一行を時折噛みしめる。

 

読むことによって感情や心を整える。

思考を整理するために読む。

何かを深く深く考え抜きたい時、

なにか思いつきたい時、

逆にボーとしたい時、に読む。

 

読むだけで、

アイデアが降ってくる、降りてくる。

インスピレーションがわく。

 

そんな読み方もありなのかもしれません。

 

スマホ時代だからこそ、

現代人の読書時間がかなり減っています。

 

だからこそ、ちょっとした隙間時間や

ちょっとした仕組みにしてしまうのもいいかもしれません。

 

私がおすすめしているのは、

家のトイレに読みたい本を積読しておいて

常に自分の目に飛びこむようにしておくと

ちょっと気が向いた時に気づいたら手に取ってみたり、

便座に座ったら一行読むようにしたり、

日常の中に取り入れるやりかたです。

 

あとはエレベーターに乗ったとき、

ちょっとトイレに行ったとき、

電車の一駅だけ、

なんか凄い忙しくて心を亡くした時、

ちょっと10秒だけ、

スマホのキンドルの一行を読んでみたりしています。

 

そうすると気づいたら1ページ

そして数ページ、

気づいたら一冊とか読み終えたりしている。

 

可能なら、

忙しい毎日だからこそ

一日5秒だけでもちょっと本を読んで

そして一生のうちに何百回も読みたいと思える本に出会えたら

ちょっとだけ人生が楽しくなる時があるよー

って思えます^^

 

岡田有史