毎日集客ノート書く

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

コンサルティングで私がよく言うことに、

毎日アイデアを100個書き出して、

それをどんどん実践していきましょう、

ということがあります。

このメルマガでも過去に何度か

紹介させていただきました。

 

今日はその効果について、

一つ具体的な例を挙げて

紹介したいと思います。

 

例えば、自分の会社の緊急の課題が、

「集客をすること」であったとします。

商品は他社にひけをとらない、

価格面でも十分勝負になる。

後の問題は集客力だけなんだ、

というような場合です。

 

このようなときは、ターゲットを

集客のアイデアに絞って、

毎日100個書き出してみるわけです。

1日に100個のアイデアを出せば

1ヵ月で3000個になります。

その中から厳選したものを

実践していけばいいわけです。

 

と、言うのは簡単なのですが、

実際にはなかなか、

毎日100個、1ヵ月で3000個、

というわけにはいかないと思います。

 

何かトラブルがあって対応に追われたとか、

イベントがあって手一杯だったとか、

体調を崩して寝込んでいたとか、

家族旅行に行っていたとか、

そういう理由で毎日100個の目標が

止まってしまうことは誰にでもあります。

 

問題は止まってしまったあとで、

またすぐに再開できればいいのですが、

一度止まってしまうと、なんとなく億劫になって

それっきりということが多いんですね。

それをどうやって本当の習慣にしていくか、

ということが重要になってくるんです。

 

いろいろな方法が考えられると思いますが、

私がお勧めするのは、100個のアイデアを

書き出す作業を朝一でやってしまうということです。

 

毎日の起床時間を1時間とか30分早くして、

出勤前の時間に100個のアイデアを書き出す。

これを毎朝の習慣にするわけです。

いきなり100個が難しいなら、まずは10個でもいい、

最悪、1個でもいいと思います。

重要なのは、朝やってしまうことなんです。

 

朝起きてすぐなんて頭が回らないよ

と思われるかもしれませんが、

実は、人間の脳というのは、

寝て起きた直後が一番フレッシュな状態なんです。

寝ている間にいろいろな情報が脳内で整理されて、

新しいことを考えることができる状態に

リセットされていると思ってください。

 

出勤して仕事を始めてしまうと、

次から次に考えることがでてきてしまい、

クリエイティブな作業をすることが

どんどん難しくなっていくんです。

だから、朝やるのが一番いいんですね。

 

一流の経営者の中には、毎朝3時とか4時に起きて、

朝の2~3時間ぐらいでアイデアを出したり、

勉強したりする時間に当てている方がたくさんいます。

早朝なら、電話がかかってきたりもしませんし、

集中しやすい、ということも理由の一つでしょう。

 

いきなり2~3時間が難しかったら、

まずは5分だけでもいいと思います。

そこでアイデアを1つ、2つだけでも出すことを

毎朝の習慣にしてしまえば、あとは自然に、

朝の時間をうまく使う方向に流れていくと思います。

 

さて、今回は集客のアイデアの話でした。

毎朝、出勤前に集客のアイデアをノートに書き出したら、

今度は出勤時に街の様子をよく見てください。

 

街中には様々な集客のアイデアが転がっています。

電車の吊り広告は、まさに集客そのものですし、

目につく看板の一つ一つもすべて集客ですね。

まさに目に入るものの大半が集客アイテムと

言っても過言ではないぐらいです。

 

その広告一つ、看板一つにしても、

一つとして同じものはないわけです。

たかが看板でも、千差万別。

いいものもあれば、悪い物もあるでしょうが、

その一つ一つがアイデアの源泉になるわけです。

 

集客のアイデアとしてだけでなく、

電車の吊り広告の費用はいくらかなとか、

路上のイベント会場を見かけたら、

警察の許可とかはどうやって取るのかとか、

実践的な意味で気になることはいくらでもあります。

そういうことを全部自分の中に取り込んでおくわけです。

 

そして会社に着いたら、

出勤中に見たこと、考えたことを、

またノートにバーッと書き出しておくわけです。

見た物からインスピレーションを受けて

追加でアイデアを思い付いたなら、

それもアイデアノートに追記しておく。

 

出勤してすぐはバタバタして

なかなかそんな時間が取れないのであれば、

出勤時間を30分早めればいいわけです。

会社に早く着いてもバタバタするのなら、

30分早めた分、近くのカフェに立ち寄ればいいんです。

とにかく、仕事を始める前の脳がフレッシュなうちに、

クリエイティブな作業をやってしまうことが大事です。

 

これを毎日の習慣にすることが理想ですが、

もちろん、最初に書いたように、

どうしてもできない日もあると思います。

でも、何かがあって止まってしまっても、

朝30分~1時間早く起きる、早く出勤する、

という習慣だけは変えないようにするわけです。

 

早く起きたり、早く出勤すれば時間ができます。

時間があれば、それを使ってアイデアを出そう

という気に自然になれるわけです。

 

毎日のアイデアが仮に1個だとしても、

続けていけば1年で365個のアイデアになります。

それを実践していけば、会社は変わっていきます。

 

そして、街中にも、日々の生活の中にも

アイデアの元になるものはいくらでも落ちています。

そこからいかに多くの気付きを得られるかが

勝負の分かれ目になるのだと思います。

その気付きを得るための手段が、

毎日のアイデアノートの習慣なんです。

 

みなさまも是非、この毎朝の習慣を

取り入れていただけたらと思います。

 

岡田有史