ビジネスの上限を破壊せよ

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

みなさんが会社を経営している中で、

ビジネスモデルの上限とか限界

というものを意識されることが

あるかと思います。

 

例えば、飲食店を経営しているなら、

席数を超えるお客さんは入れられないから、

席の数=この店の上限だなとか。

BtoBの営業会社だったら、

それまでの経験から、新規のアポイントを

1週間で10件するのが限界だろうなとか。

 

様々なビジネスモデルがありますが、

どんなモデルにも物理的な上限や、

経験値からくる限界値というものがあります。

そして、繁忙期と閑散期という

要素も組み合わさってきます。

 

都心でお酒を飲む店だったら、

平日夜、特に金曜日がピークでしょうし、

住宅地に近い立地の飲食店なら

土日がピークかもしれません。

そういうピーク時に満席になると、

そこが上限で、もうその曜日、その時間帯に、

それ以上の売上は見込めない。

 

では、どうするのかというと、

まず、閑散期をどうにかできないか

と考えるのが普通だと思います。

 

例えば月曜日の夜は店がガラガラなので、

なんとかそこにお客さんを呼べないかとか。

ランチタイムは12時から13時まではいいけど、

13時を過ぎるとすぐに空いてしまうので、

なんとか14時ぐらいまでお客さんを

呼ぶ方法はないだろうかとか。

そういうことをみんな考えます。

 

もちろん、閑散期をなんとかしよう

という考え方が間違っているわけではありません。

むしろビジネスで凄く大事なことですし、

閑散期を繁忙期に変えることができれば、

大きな成功も望めるでしょう。

 

ただ、誰もが考えることだけに、

そう簡単には新しいアイデアが出てこない、

というのが現実だと思います。

 

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そこで考えてみていただきたいのが、

いままで、そのビジネスモデルの

上限だと思っていたことが、

本当の本当に限界値なのかどうか、

ということなんです。

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飲食店の例で言えば、繁忙期に満席になったら、

そこが上限なんだと思っていた。

でも、本当にそうなんだろうかと、

常識の枠にとらわれずに考えてみる。

 

例えば、店先にちょっとしたスペースがあるなら、

テラス席を増やせるんじゃないかとか。

2人連れ客が多いなら、4人掛けテーブルを減らして

カウンター席を増やしたら空席を減らせるとか。

満席になる曜日だけ席を時間制にしたら、

回転率と客単価が上がるんじゃないかとか。

 

BtoBの営業会社の例で言えば、

いままで週に10件が限界だったアポイントを、

秘書を雇って、雑事やスケジューリングを任せたら、

倍の20件できるんじゃないかとか。

それで契約に数件つながれば、

秘書一人のコストの数倍の利益が出るぞとか。

 

いままで自分がお客さんのところに訪問して、

一日に3件回るのが限界だったけど、

逆にお客さんに来社していただくことも、

人によってはできるんじゃないか、

それなら1日で6人とお会いできるな、とか。

 

このような感じで、

いままでこれが上限だ、ここが限界なんだ、

と自分で作っていた壁を破壊してみたら、

意外に、その先に道が見えることが

多いと思うのです。

 

多くの人が、ビジネスモデルの上限を

意識したときに、自分の限界値のような

枠を設定してしまいがちだと思います。

 

席が何席で、営業時間がこれだけで、

回転率がこのぐらいだから、

売上の上限はこんなものだろうなと。

あとは経費を切り詰めたりして、

利益はこれぐらいが限界かと。

 

なんとなく自分の先が見えたような、

どんなに頑張っても、忙しく働いても、

それぐらいだな、という感覚になって、

ビジネスを始めたときの

ワクワク感のようなものが

失われてしまいがちです。

 

だけども、ビジネスの上限を破壊して、

まだ上があった、まだ限界じゃない

という感覚を味わうことができれば、

新鮮で熱い気持ちを持ち続けることが

できるのではないでしょうか。

 

また、逆の発想でいえば、

繁忙期は目一杯工夫してMAXで稼いで、

閑散期は、いっそのことお店を閉めてしまう

という方法も考えられます。

 

その間は、新しいビジネスを考えるとか、

何かスキルを身に付けるとか、

あるいは長期の海外旅行に行って、

心身ともにリフレッシュするとかでも

いいと思います。

 

従業員にもその点を理解してもらって、

うちは繁忙期は目一杯忙しいよ、

だけど、お給料はどこよりも出すよと。

その代わり、閑散期は店を閉めるからねと。

そういうライフスタイルを求めている人も

きっとたくさんいると思うんです。

 

私、岡田もそういうタイプの人間で、

例えばコンサルティング集中Dayは、

1日に14社とのmtgをやる場合もあります。

その時は、朝の5時半から深夜の0時過ぎまで、

ビッチリ、1秒も間を空けることなく人にお会いしています。

 

そうすることで、別の日に

まとまった時間がとれるようになる。

 

それでしょっちゅう海外に行ったりとか、

何かイベントを開催するとか、

ゴルフに毎週行ったりとか、

新たなチャレンジをする余裕が

生まれるわけです。

 

昔は「こんなに集中して一社一社全力でやっているんだから

一日5社が物理的限界だ!」

と思いこんでる時期ももちろんありました。

 

限界なんて、自分の頭の中で決めてるだけなんですよね^^

 

皆さんも、ちょっとした発想の転換で、

ビジネスモデルの上限を破壊して、

その上の世界を目指す、

ということを考えてみてもらえたら

面白いのではないでしょうか。

 

岡田有史