5年で300億の価値の会社を作る
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
皆さま
ユニコーン企業
という言葉はご存じでしょうか?
言葉は聞いたことがあっても、
厳密な定義についてそんなに
興味を持ったことがないかもしれません。
ユニコーン企業とは
・時価総額10億ドル(1,100億円)以上
・設立10年以内
・非上場である
のことで、
将来世界企業になっていくであろう
有望ベンチャー企業のことです。
現在ユニコーン企業は世界22か国にありますが、
そのほとんどが米国(42.1%)と
中国(38.9%)の企業です。
有名な例では、
以前のFacebook社やTwitter社
また最近では、上場前のメルカリも
「日本で唯一のユニコーン企業」
と言われていました。
そんなユニコーン企業ですが、
先日、日本を代表するユニコーン企業候補第3位として
日経新聞で特集されていた
【時価総額365億円企業】
株式会社FiNC Technologies会長の乗松さんに
12月に弊社主催の銀座経営者倶楽部講演会で
ご講演いただきます。
乗松さんは、
日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行し
みずほ銀行で常務まで務められた方です。
銀行の一番隆盛を極めたときに、
一番中心にいて日本経済を見極めてきて、
「金融」を骨の髄まで知る男が、
なぜこの企業にすべてをかけることになったのか。
FiNCの社長は元々17歳のトレーナーで
とにかく自分のトレーニングを
世界に広めたいという一心で会社を起業しました。
そのトレーナー社長と一緒になり
資金調達を行っていったそうです。
FiNCの何が面白いかというと、
ヘルスケア × AI × 金融
を掛け合わせていったこと。
若いトレーナーに、東大卒のエンジニアが
よし、いっしょにやろう!とアプリを作りました。
それは普通のアプリではなく、AIアプリにしました。
そしてそこに乗松さんが資金調達してきたのです。
ANA、江崎グリコ、カゴメ、ロート製薬、第一生命、
資生堂、吉野家、NEC、講談社、みずほ証券、等
誰もが知ってる超大手会社40社から
1社1億~3億集めて合計150憶を集めてきました。
その会社を株主にして
その事により、さらにその各40社も
自分事のように色々協力してくれた。
「巨人の背中には乗れ」とはよく言うけれど
そういう世界企業40社を味方につけて
その人達と一緒に行う。
================
ヘルスケア × AI × 金融
================
で一気に時代の流れに乗り、
ブレイクしてスケールするという典型です。
FiNC 凄いなと思うかもしれませんが、
これは自分に置き換えて考えることもできるはずで、
それこそ今メルマガを読んでいる読者の方でも
自分の業界 × 世の中のトレンド × 金融
を掛け算したら
大きなブレイクスルーが起きるのではないでしょうか。
その金融も5億や10億ではなく、
100億単位、300億単位を
創業して数年で一気にガチで集めていく。
その事実だけでも
他社とは一言で差別化されているはずです。
そして、FiNCの凄いところは
東大卒のエンジニア、金融の乗松さん、
他にも仲間を続々と引き入れて
自分の専門外の事は完全に誰かに任せてしまいました。
例えば金融、お金周りは全部乗松さんに
任せたことによって
普通だったら1~2億ぐらいのところを
100億単位で集める事が
創業間もない会社にできました。
創業したての頃は難しいし
とても勇気がいることで
そんな自分を信じることでもある
応援される能力というのが
今回の秘訣ではないでしょうか。
言葉でいうのは簡単だけど
それを体験された話を聞くことによって
何らかのインスピレーションが得られます。
どういう想いで、
金融の超プロの乗松さんが
若造の夢にのったのか?
それが今回FiNC成功の秘訣の一つではないでしょうか。
======================
ビジネスや人生の秘訣は
ノウハウ(know how)ではなく、
ノウフー(know who)である。
======================
とよくお伝えしていますが、
『早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け』
という格言があるように
1人でやるのではなく
誰かとやる。
そして応援をしてもらう。
FiNCの成功要因は
==============================
(1)その分野の第一人者に「よし一緒にやってやろう」と思ってもらえた
(2)その本当のプロに、完全に任せきれた
(3)世界企業に応援されている
==============================
ことだと言い換えることもできると思います。
======================
皆さんにとってのknow who とは誰でしょうか
======================
今週はその問いを持って
考えてみるのも面白いのではないでしょうか。
岡田有史