「断りやすいサービス」に作り替えて上場する方法

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

何かものを買おうとする場面で、

『買わない』と決めたとしても

断るのが難しいから、

今回は扉をたたくことすらやめておこうと、

躊躇したことはありませんか?

 

我々は様々なサービスを受ける際に、

「買わない」という選択肢を

ちゃんと選べるのかどうか。

 

断っても、

気まづくならないかどうかというのを

実は結構気にしていたりします。

 

特に、結構なこだわりのものを買うときに

あまりもにこだわったからこそ

色いろ提案してもらったりして、

だけど、なんだか言葉にできないけど

今回は違うなーと思って断りたい。

そう思って断ったときや

提案されたことを断ったときに、

怒られたり、何か非常に気まづい思いをした経験が

誰しもあるのではないでしょうか。

 

実は、断らせないようにしてることが

当たり前になってる

それが常識になっている業界というのが

あるのだと思います。

 

例えば、

有名で腕のいい設計士に

自分の人生をかけた家を設計して欲しいと思って

金額的にはなんとかなりそうだとします。

 

でもそんな大先生は、

だいたい難しい人だったりして

最後にはその先生のこだわりを押し付けられて

家を建てなきゃいけなくなる、

なんてことはよくあります。

 

そんなことになったら嫌だなと思って、

結局そんな不安がなさそうな

大手の工務店に依頼したりする人がいます。

 

そんなもったいないことをさせないために、

有名大先生と

こだわって家を作りたい人の間に入る

ビジネスを構築して

大成功されている方がいらっしゃいます。

 

それは、

10月に弊社銀座経営者倶楽部セミナーで

ご講演いただく

アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)の

丸山会長です。

 

丸山会長は建築家業界には

断りにくい雰囲気があったり、

設計士に押し付けられるかもしれない不安からの

頼みにくさというのがあると目をつけ

全国の有名だったり、やり手な設計士・建築士を

束ねる仕組みを作り上げ、

一気にその会社を上場させました。

 

========================

イメージでいうと

芸能界での売れっ子たちのマネージャーの統括を

一括して引き受けるような会社です。

========================

 

顧客に寄り添い条件に適した建築家を

専門スタッフが推薦してくれるそうです。

 

しかも、プラン中でも建築家の変更を

希望することもできます。

 

その上、提案の途中で、

「あ、なんかこれ違うなー」と思った時には

いつでも無料でキャンセルができる。

 

=================

それはお客様からしたら

本当にこだわったいいものを創れて

その上「断りやすい」という

理想のサービスになります。

=================

 

丸山会長は建築業界に必要で

本当に理想的なプラットフォームを構築されました。

 

だけど、その道のりは

決して順風満帆ではありませんでした。

 

丸山会長は、

創業しても最初は事業がうまくいかず

会社を倒産させたのち、

自己破産をしてしまいます。

 

そしてあるIT企業に資金援助してもらって

一時は回復しますが、

そのIT企業の業績が傾き資金を引きあげられ、

また資金難に陥ります。

 

そんなどん底を何度も味わいながらも

色々な仕組みを作っていきました。

会員制にしたり、

アカデミア制度というものを作ったり

展示場を作ったりして、

最終的に上場企業にまで仕立て上げました。

 

=========================

成功の一番のポイントは、

職人とお客様の間に入って

お互いの不安を可能な限り払拭したこと

=========================

 

家を建てたいと思って、

ちょっとこじゃれた家にしたい、

有名な建築家や安藤忠雄氏に頼んでみたい、

と考えた時

いったいどれだけの金額になるのか

見当もつかない。

 

設計料1000万円でいいですよ

と言われたとして

途中で断ったとしたら

殴りかかられるんじゃないかとか

手付金500万円ぐらいは取られるんじゃないか、

という不安を持ったとします。

 

丸山会長は不安を解消するために、

初期段階で概算の見積を出し、

途中からのやり直しや中断もできて、

顧客が満足できた状態で

契約を結べるように

間に入ってくれる第三者がいる

無料の仕組みを作りました。

 

有名な建築家のマネージャーみたいな存在

エージェント的な役割の人が入るだけで

世界が求めていたビジネスモデルの

完成となりました。

 

そうやってプラットフォームを

執念と情熱を燃やして作りだした。

熱い熱い大社長、

プラットフォーマーのお話を是非、

聞いていただければ幸いです。

 

そして面白いのは

丸山会長はもともと建築業界の方ではなかった。

だからこそ成功に導けたのだと思います。

 

新規参入だからこそ出来る事もあります。

頭をより柔らかくして

もう1回考えてみてください。

 

そして皆さんも、

人生をかけてプラットフォームを創ることに

トライしてみてください。

 

岡田有史