前向きに活動する活力100にする方法
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
会社のトップの方にとって
もっとも大事なこと、心がけるべきこととして、
自分のストレスとかネガティブな感情を
どれだけ減らすかということがあります。
例えば、
決算の準備だとか、
株主総会の対策で手一杯で
他のことが何も手につかなかったとか、
金策に走り回っていて
頭の中がそのことだけで占められていたとか、
あるいは、プライベートな部分で、
家庭の問題、奥さんとの関係とか、
自分の体調が悪くてとか。
そういう、何かしらのストレスとか、
ネガティブな感情を持った状態では、
前向きな活動をする活力のようなものが
抑止されてしまうんですね。
悪い意味での抑止力になってしまって、
前向きに動くことができなくなる。
経営者にとっては、それが一番
良くない状態なんです。
もちろん中には、
ストレスやネガティブな感情を
逆にバネにして活力にするんだ、
という人もいるかもしれませんけど、
そういう人はやっぱり稀で、
ほとんどの経営者にとっては、
ストレスやネガティブな感情は、
前向きな活動を阻害する、
抑止力になってしまうと思います。
ストレスやネガティブな感情を持ちながら、
なんとか経営をしている、
そこそこの利益を上げている会社、
というものもあるにはあります。
でも、やっぱり年収10億、20億とか、
そういうレベルで稼いでいるような経営者の人は、
みんなストレスフリーで、
ネガティブな感情をゼロとまでは言いませんけど、
ほとんど持たずに、
ポジティブな思考で前向きな活動をしています。
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だから、やっぱり経営者にとって
一番大事なことは、
【自分の心や体の状態を常に良い状態に】
しておくということだと思います。
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ストレスフリーにして、
ネガティブなことは一切ない状態にして、
前向きに活動する活力を持つということ
だと思うんですね。
ビジネスで成功するための手法として、
大量行動というキーワードがあります。
例えば売上の目標を達成するために、
毎日5人のお客様とアポを取って会うことが
必要だと弾き出したのであれば、
大量行動という考えでいくと、
毎日10人のお客様と会うわけです。
必要な数値を上回る行動をすることで、
より高い目標を達成したり、
目標を上回るような成果を出していく。
これが大量行動の一つの考え方ですが、
これを実践するためには、
ストレスで抑止力がかかった状態では
とても望めません。
ちょっとでもストレスがあったり、
ネガティブな感情に支配されていたら、
回すことができないんです。
一つ実例を挙げますと、
昨年、弊社の銀座経営者倶楽部で
元旦ビューティーという上場企業で
屋根の分野で国内ナンバー1企業の
創業会長にご講演をいただきましたが、
その会長は自分一人で4000件もの
特許を出願されて取られたそうです。
会社には特許部などもあるんですけど、
結局は全部自分で発明してやってると。
本当に凄い話なんですけど、
実は、大成功した企業、その業界で
圧倒的なトップに立っている企業では、
本当に大事なことの8割、いや9割ぐらいを
創業者とかトップの方が
ほとんど一人でやっている、
というのはよくある話なんですね。
そこまでやるためには
どうしたらいいのかというと、
がむしゃらに、夜も寝ずに働く
というのも一つの方法ではあるのですが、
やっぱりそれだけでは限界があるわけです。
だから、本当に大事な、経営者が
自らやらないといけないこと以外のことは、
他の役員とか社員に割り振るとか、
外注してしまうとか、
雑事だったら秘書に処理させるとか、
そういうことをやらないとダメなんです。
そうやって、トップが本当に必要なことだけに
力を集中できる環境を整えないといけない。
先程、大量行動の話をしましたけれども、
それも、本当に大事なこと、
トップでなければできないことに対して
大量行動をしないと意味がないわけです。
それこそ99%の仕事は人に割り振って、
トップは残された1%の本当に核になる部分に絞って、
そこに全力を尽くすことが大事なんです。
その1%の大事なことが、
会社のキャッシュの8割、9割を生み出しますし、
会社のブランドの99%を創り出すんです。
それをやり遂げるために、経営者は、
心と体を常にいい状態でいなければいけない。
ストレスとネガティブの要素を
排除するぐらいの気持ちが必要になってきます。
例えば、ストレスの原因になる人が
近くにいるならば、その人と縁を切るとか、
社内にいるなら、首を切るとか。
非情な覚悟が必要になることですが、
それをプロ意識を持ってやることも
ときには必要なんです。
ストレスとネガティブは絶対に入れない、
というプロ意識を持つこと。
本当に、自分の仕事で世界に打って出るとか、
業界に殴りこんで何かを残そうと思ったら、
それぐらいのプロ意識がないと
やっていけないと思うんです。
ストレスとネガティブを排除して、
100%の力を発揮して、
本当に大事なところに集中して取り組んでいく。
それができたときに、
人はとてつもない力を発揮することが
できるのだと思います。
よくスポーツの世界では、
ゾーンに入るということが言われますね。
野球選手だとボールが止まって見えたとか。
ビジネスの世界でもそれはあって、
アイデアがどんどん湧いて来たり、
いま何をすべきかがはっきりと見えたり、
そういう無敵状態に入ることがあります。
そういうときに、会社のステージが
一気に何段階も上がるわけです。
みなさまも、ストレスゼロ、
ネガティブゼロの状態を作り出して、
ゾーンに入ったビジネスを
目指してみてください。
岡田有史