超作戦会議のススメ

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

私がコンサルをしているときに、

経営者の方によく言うことに、

「超・作戦会議をしましょう」

ということがあります。

 

よくある営業会議とかミーティングとか、

そういうものとは別の次元の話です。

 

例えば、本当にその会社にとって、

一番大事なことをやるとき。

物件を新しく決めるとか、

新規事業を立ち上げるとか、

新しいチャネルを開拓するとか、

役員を引き抜いて雇うとか、

逆に解雇するとか。

 

そういう、本当に会社が大きく変わるような

大事なタイミングというのが、

どこの会社でも年に1~2回ぐらい

あると思うんですね。

そのときに超・作戦会議というものを

発動して欲しいんです。

 

会議の相手は極端に言えば誰でもいいんです。

社員はもちろんですけど、

友人だろうと奥さんだろうと、

それこそ彼女とかでもよくって、

とにかく誰かを集めて、

そのときやらなきゃいけない

大事なことに対して、

100個、200個といったレベルで

思いつくアイデアとかをバーッと喋る。

 

ただし、アイデアを出しただけではダメで、

アイデアを喋ることで、

いま何をやらなきゃいけないのか、

どんな行動をしなきゃいけないのか、

ということに結びつけて欲しいんです。

 

そして、やるべきことを思いついたら、

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それを必ず実行に移すことが

一番重要なんです。

そこまでやって初めて作戦会議が

意味を持ってくるわけです。

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これは我々がやっている

コンサルティングの世界でも

同じことが言えます。

 

本当のコンサルティングというのは、

経営者に対して何か意見をするとか

提案をするということではなくて、

行動のお手伝いをすることなんですね。

 

具体的に何を行動すればいいのかを示して、

それを毎月こなしていくうちに、

気付いたらいつのまにか、

滅茶苦茶に儲かっている。

それがコンサルティングの理想です。

 

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その会社の問題点を鋭く指摘したり、

ビジネスのアイデアを助言したりしても、

そこに行動が伴わなければ、

決して結果は出ませんし、

コンサルティングの意味がないんです。

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だからとにかく行動してもらう。

何かインパクトのある行動をバーンとやって、

それを年に2~3回やることができたなら、

会社なんてステージでいうと

軽く2~3段上がるんです。

 

それがコンサルの究極の目的で、

極意と言ってもいい。

 

もちろん、インパクトのある行動を取ることは、

誰もが簡単にできることではありません。

その人がそれまで持っていた常識とか

枠のようなものを打ち破らないといけない。

でも、一代で1000億企業を築くような人だったら、

全員100%このタイミングでこれをしますよ、

みたいなことがあるわけです。

 

自分のコンサルティングでは、

そういうことをバンバン提案して、

行動に移してもらうわけです。

 

それをみなさんがご自身でやるとしたら、

セルフコンサルティングというものを

私はお勧めしています。

 

その方法というのは、例えば、

自分にとってのアイデアパーソンを見つけること。

 

これ、他人からアイデアをもらう、

という意味ではありません。

 

なんというか、相性のいい人って

誰にでもいると思うんですね。

その人と一緒にいると自分が饒舌になって、

いろんなことを語りたくなって、

そして、喋って聞かせていると、

アイデアがどんどん湧いてくる。

誰でもそういう経験があるかと思います。

 

自分の周りに20人の人がいたら、

その中には1人ぐらいそういう

そこそこ相性のいい人というのがいるはずです。

 

それは役員や社員にもいるでしょうし、

経営者仲間とか、学生時代の友人とか、

家族や親戚にもいるかもしれない。

とにかくそういう人を何人か見つけて、

月に1回とか2回ぐらい、ここぞというときに

超・作戦会議を発動して、

そのアイデアパーソンに一方的に

自分のしたいことをひたすら喋りまくる。

 

そこで湧いてきたアイデアをもとに、

自分の行動することをどんどん決めていく。

最終的に行動することをしっかり決めるまでが

作戦会議の唯一の絶対ルールだと思ってください。

 

ブレーンストーミングで

とにかくアイデアをたくさん出すことも

もちろん大事なんですけど、

最終的に行動に結び付けないとダメなんです。

 

ビジネスの成功というのは、

何の順番で決まるかといいますと、

優秀な順――ではないんです。

実はこれ、先着順なんですね。

 

だから成功した経営者とか、

急成長した会社というのは、

みんな起業したてのような、

バリバリのハングリー精神を持っています。

 

言葉は悪いですけど、それこそ、

人の血を吸って生きるような気持ちでやっている。

そうやってどんどん伸びているんです。

 

でも、だんだん会社が大きくなっていくと、

挑戦意欲よりも安定志向がまさってきて、

ハングリー精神はどんどん薄れていきます。

それをどうやって保っていくかが

凄く重要なキーポイントなんです。

 

安定とハングリー精神って、

まるっきり逆の志向で、

相反することかもしれなけど、

それをどう共存させるかが成功のカギなんです。

 

ここぞというときには24時間働くとか、

チャンスと見たら吸いついて離れないとか、

そういうハングリー精神を持っているかどうか。

 

毎日そういうことをしていたら

さすがに不安定すぎるし心も体も

持たないかもしれないけど、

年に1回か2回、本当に大事なときに、

全力でそれをできるということが

本当に凄く大事なんです。

 

みんさんも是非、

ハングリー精神を持って行動に移す

ということを念頭に置いて、

【まずは今週どんな行動を起こすのか】

ということを、いま一度自分に

問いただしてみていただければと思います。

 

岡田有史