良い習慣の王様とは

こんにちは

経営者マーケティング研究所代表の岡田有史（ゆうじ）です。

先日、弊社の銀座経営者倶楽部で、「ホットヨガスタジオLAVA」などで知られる 500億企業、株式会社ベンチャーバンクの、鷲見貴彦会長に講演していただきました。

その中で、ある習慣についてのお話があって、それが、とても興味深いものでしたので、皆様にシェアいたします。

鷲見さんのお話は、とある調査についてから始まります。

その調査とは、日本の小中学生の学力調査をしたところ、福井県が一番成績が良かった。それで、平成25年に大阪大学がその理由について調査したのだそうです。

すると、福井県では小中学生に、ある習慣を行わせていたことがわかりました。

その内容については後述するとして、今度はベンチャーバンクのお話です。

ベンチャーバンクの売り上げの推移は、 2010年より前は、あまりパッとしないもので、ずっと横ばいが続いていたそうです。そういう中で、2010年にある習慣を導入したそうです。とりあえず試験的に、少しだけ導入した。すると、そこから売り上げが少し伸びたと。 4年間で、売り上げが倍ぐらいになった。

効果があったと判断して、 2014年からは、その習慣を毎日、全従業員にやらせるようにした。すると、売り上げは急増して、毎年3割増しぐらいになったと。そうして、あっというまに500億企業に一気になったといいます。

このベンチャーバンクで導入したという習慣と、先の福井県の小中学生が行っていたという習慣が、実はまったく同じものだったのだそうです。

その共通の習慣とは何か。答えを見る前に、皆様もちょっと考えてみてください。

講演会場でも、鷲見さんが答えを言う前に。会場内でいろいろワークをして、様々な回答が出されていました。

さて、鷲見さんの回答は何かといいますと……。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝それは、”瞑想”する、ということでした。

500億企業のベンチャーバンクでは、いま、従業員が毎日、瞑想しているのです。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

瞑想というのは、ヨガの三大要素の一つで、ヨガの起源ともいわれています。

そう聞くと難しいことのようですが、福井県の小中学校で導入されているぐらいですから、決して難しいものではありません。

鷲見さんの講演では、 1分間の瞑想体験をしてみました。

瞑想というのは、頭の中を何か一つのこと、一つの感情などに集中することだ、と鷲見さんは言います。

例えば、自分の人生の中で、一番幸せだった瞬間を思い出してくださいと。それはなんですか、その瞬間はどんな気持ちでしたかと。その気持ち、その時の感情を思い出して、全力で100%集中してみましょうと。ただ、それだけを感じて、それだけに集中してみましょう、という瞑想を1分間行いました。

例えば、その一番幸せだった瞬間が、プロポーズが成功した瞬間だったとします。その時の感情を思い出して集中してみる。すると、ああ昨日はちょっと喧嘩しちゃったなとか、あいつ浮気してるんじゃないかとか、そういう雑念が出てくるかもしれません。

雑念が浮かんだら、無理に消そうとするのではなく、 1回受け入れて、その感情を感じてからパッと手放す。そして、重要なのはリラックスしなおして、もう一度、一番幸せなときの感情を引き出して、そこに集中していく。

一つの感情に集中することが、瞑想の定義だと鷲見さんはおっしゃていました。

そして、瞑想するときは姿勢が大事だと。椅子に浅く腰かけて、背筋を伸ばし、胸を張って、お腹にしっかり力を入れて、アゴを引いて、肩の力を抜く。こうしたアドバイスを受けながら、会場の皆様が、瞑想を1分間行ったのです。その結果、体が柔らかくなったとか、みんな、いろいろなことを体験しました。

ちょっと皆様も1回、このメルマガを読みながら、ほんの1分間でいいので、人生で一番幸せを感じた瞬間の気持ちを思い出してそこにフォーカスしながら、瞑想にチャンレンジしてもらえたら、きっと面白い体験ができると思います。

ベンチャーバンクでは、この幸せな体験を思い出して瞑想するという習慣を従業員が毎日行うようになってから、売り上げが急激に上がったといいます。本当に、3倍、4倍ぐらい上がったと。

だから、皆様の会社でも瞑想の習慣を騙されたと思って本当に取り入れてみたらと。最初は社員に反強制的にでもいいからやらせてみてはいかがですかと、鷲見さんはおっしゃっていました。

また、瞑想の具体的な効果として 20の効果についても教えてくれましたので、最後にそれを記載しておきます。

是非、皆様の会社でも、瞑想を取り入れてみてくさださい。

・瞑想の20の効果

【健康増進効果】 1.免疫力を上げる 2.痛みを緩和する 3.炎症を（細胞レベルで）抑える

【幸福感アップ】 4.ポジティブな感情を増加する 5.抑うつ感情が減少する 6.不安が減少する 7.ストレス軽減する

【社会的生活が向上する】 8.社会的つながりと感情的知性が向上する 9.より同情的になる 10.孤独感が減少する

【自己管理能力が上がる】 11.感情をコントロールする能力が向上する 12.自分自身を内観する能力が向上する

【脳がより良く変化する】 13.脳の灰白質が増加する 14.感情抑制・ポジティブな感情・自己統制を司る脳内エリアが増加する 15.注意力を司る能皮質の厚さが増加する

【生産性が上がる】 16.集中力と注意力が向上する 17.マルチタスク能力が向上する 18.記憶力が向上する 19.創造的かつ枠を超えて考える能力が向上する

20.より賢くなる

以上です。

岡田有史

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