香港大富豪の教え

こんにちは

経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。

4月の銀座経営者倶楽部でお話いただく、
One Tap BUYという会社の創業社長である、
林和人さんとミーティングをさせていただきました。
大変面白い話を聞かせていただき、
いろいろなインスピレーションを受けたので
みなさまにご紹介させていただきます。

One Tap BUYはスマートフォンで1000円から
株式投資ができる新しい形の証券会社です。
アマゾンやフェイスブックなどの海外の有名企業や、
トヨタやヤフーなど日本の優良企業も
スマーフォンのアプリから、
誰でも簡単に株が買えるようになっています。

これまでにない画期的なシステムということで
マスコミからも大いに注目を集めており、
林社長も毎週のようにテレビに出演していますが、
いまある証券会社の仕組みを全部ぶっ壊そう、
というぐらいの感覚で創業したと
林社長はおっしゃっています。

その林社長は、もともと岡三証券に入社されて、
香港支店に配属されたそうです。

当時、まだ英語もそんなに喋れない中で、
林さんは片言の英語で香港の大富豪たち、
資産家たちのところにどんどん飛び込んでいき、
親交を深め、18年をかけて人脈を作られた。
そして、独立されて、香港で大きな証券会社を
創業されたという方です。

そのあたりの創業ヒストリーをまとめた本が
「香港大富豪のお金儲け 7つの法則」(林和人著)で、
幻冬舎から刊行されています。

この本には、香港の3人の大富豪についての
具体的な事例、アジアの大富豪の投資家たちが
どうやって成りあがってきたのかが書いてあります。

それこそ、ボロボロの服を着て、
カップラーメンをすすりながら、お酒は一滴も飲まずに、
ひたすらお金儲けのことだけを考えて、
そうやって資産を1500億円までにしていったと。

林社長は、そういう成りあがっていく姿を
目の前で見続けて、いろんなことを学んでいった。
そして、ついには自分で大きな証券会社を
築くに至るわけです。

まさに、林さんの20代~30代の時の、
熱い想いとか、青春期のヒストリーが
詰まっているお話でした。

先日、林社長にお会いして、
この本には本音が書かれている気がしますが、
全部事実なんでしょうか、とお聞きしたら、
書かれているエピソードは全部事実ですと。
事実と本音が詰まっている熱い本で、
凄く心が打たれる気がしました。

今度の講演では、そのあたりの本音の話を
していただけるということですので、
是非、みなさんも林社長の熱い思いに
触れてみてください。

ところで、香港で成功した大富豪といっても、
うまくいく人もいれば、途中で失敗する人もいます。
その違いはどこにあるのかを林社長に聞きました。

すると、大成功する人というのは、
何かに全力を傾けることができる人だと。
自分のリソースのすべてを集中できる。
それは、ある意味バランスとして悪い。
人間としては何かが欠けてるのかもしれない。
でも、何かに突出していていて、
そして、誰よりも圧倒的に働くと。

林社長の本の帯にも書いてあるのですが、
大成功した人たちというのは、
お金に感情を挟まないのだそうです。

日本人というのは、お金に感情を挟みがちだと。
汚いお金、綺麗なお金、
正しい稼ぎ方とか、ずるい稼ぎ方とか、
お金に対してそういう感情を持ってしまう。
なんなら、稼ぎ過ぎることは悪だという
気持ちすらあるわけです。

でも、香港の成功者たちというのは、
お金はお金だと考えるわけです。
もちろん、非合法なことをしてもいいとか、
そういう話ではありませんが、
合法であるなら、手段は問わない。
合理的に稼ぐ方法があるならば、
躊躇なくそれを選んで稼げるだけ稼ぐ。
お金儲けということに対して、
凄く客観的に、感情を挟まずに、
合理的にとらえていると。
そのエネルギーが圧倒的なんだと。

そういう大富豪たちの持つエネルギー、
そしてゼロから証券会社を作り上げた
林社長の持つエネルギー。
そうしたものが込められた講演を
していただく予定です。

このメルマガを読まれている方、
会社の経営をされているような方ならば、
みなさん、そういうエネルギーに
満ち溢れていた時期というのがあると思います。

そのときのパワーというのを
改めて思い出してみていただきたいのです。
自分が本当の本気で生きていた頃のこと、
青春時代のエネルギーを思い出す。
林社長の講演や本も、そのきっかけになると思います。

仕事に対する真摯な、100%の真剣さ。
働くこと、儲けることしか考えていない。
そういうエネルギーを、パワーを思い出して、
いまやっている事業を、もう一回ゼロから、
初心に戻ったつもりで考え直してみる。

そうやって、ビジネスを見つめ直してみたら、
成功する方法が見つかるのではないでしょうか。

岡田有史