新規事業鉄板の法則
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
新規事業を始めるときに
本当に大切なこと、
これは絶対に抑えておくと儲かるよ
というポイントは
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その業界で既にやっている人が
調子乗っていたり
殿様商売になっているものを選べ
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ということです。
例えば
すごく調子に乗っていたり
殿様商売だったり、
接客がめちゃくちゃ悪い、
対応が悪い、
とかだとしても
”そういう状態でも十分儲かっているし
利益が出ている”
ということであって
その業界は
”たいしてちゃんとしていなくても儲かる”
ということです。
それが自分の業界の隣の業界とかであれば
参入したら、シナジーもあるし
やるだけで月に利益が500万円確定、
みたいな商売は結構よくあります。
でもそれは隣の商売だから参入できるだけであって
そんな簡単には誰でも参入できません。
でも実はこのようなものって、
案外みんな気付いていなくて、
なんならすぐにクレームをつけたりしてしまう。
でもそんな暇なんてなくて、
つい新規事業となると
絶対に儲かることではないこと、
をやってしまうのですが
やっぱり儲からないと楽しくないし
次の発想とかにも向いていかないので
誰がやっても儲かるようなマーケットの時に始めるべきなのです。
そして、逆に言うと儲かってる時ほど
絶対に調子に乗らない方がいいのです。
調子に乗れば調子乗るほど
「あの人儲かってるんだ」
「あの業界儲かってるんだ」
「あの人でもやれるのならうちらもやってみようかな」
と思われてしまう。
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絶対に兜の緒は締めないといけないし
周りにばれないようにしたほうがよくて
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本当のお金持ちほどユニクロを来ていたり
トヨタに乗っているとよく言いますが、
儲かっている時ほどお金持ちだとばれないようにする。
逆に儲かっていない時はあえて
「あの会社稼いでるんだな」
「あの会社バブってるんだな」
と思わせるようなことをして
それをマーケティングに活かす。
そういう意味でいうと逆なのかなと思います。
稼いでいると
「ようやく儲かったし車買おう、ビル買おう、あそこ行こう」
と、ついつい思っちゃうかもしれないのですが、
そこはグッとこらえて
あまり儲かってることがばれないようにする。
例え税務署が来て表彰されたとしても、
それすらもグッと堪えて
自慢気に、周りに吹聴したりしないようにする。
なぜかというと
ビジネスは参入されないに越したことはありません。
例えば過去の銀座経営者俱楽部の講師の
BCクッキング創業者志村なるみさんは
めちゃくちゃ儲かっていてもそれがバレないようにしつつ、
メディアからの問い合わせがあっても当初は主演することを全てお断りして
ある一定の規模になるまでは
「世の中がこのビジネスが儲かる
ということが絶対に気づきませんように」
と慎重に慎重にやっていたそうです。
また銀座経営者俱楽部の他の講師の
リラク創業者竹ノ内さんは
1時間2980円のマッサージ店をやるだけで
もう誰でも儲かる、と。
1店舗開くだけで月に数百万円簡単に利益が出るのですが
それを色んな人にばれてしまうのが嫌なので
フランチャイズ説明会というのに出店し
色んな人から質問を受けた際に
「それ、儲かってるんですか?」
と聞かれ
「いや、全然儲からなくて…。
本部でも儲からないのでフランチャイズで儲けよう、
と思っている訳では無いのですが
そうやっていかないとこの業界難しいんです。」
と言って
儲かってないことを一生懸命アピールしたり
「フランチャイズやりたいんでけど」という人に対して
「絶対儲からないですし、
訴訟ばっかりで本当に大変だけど
それでもやりたければもちろん本部としては嬉しいです」
とか言って
やりたいという人の気をなるべく落とすようにしていた、
と仰っていました。
そこまでする必要があるかはさておき
やっぱり儲かっているというのは
なるべく出さないほうが良い。
もちろん自社の社員とかには
儲かっているからというので
多少色々できることはしてあげたほうがいいのかもしれないのですし
儲かってる会社で働いているとことはそれ自体が楽しいですし
最低限伝えてあげることも大事にはなります。
それでも尚、兜の緒は締めていったほうが良い。
改めて話を戻すと
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やっぱり新規事業というのは
参入障壁が低いと参入されやすくなるし
高すぎると自社すらも参入できなかったりするけれど、
それでも可能な限り参入障壁が高いところにすべき
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人がいい加減にしてたり
殿様商売状態になっているもの。
まずは、そこを見つけてやっていけたらな、と思います。
接客が本当にいい加減だったり
対応がとても悪かったり
「おいおいおい、なんでそんなに調子乗ってるねん」
みたいな所、
そういうところを見つけたら、
お客様として怒ってクレームをつけるのではなく、
「教えてくれてありがとう」
とガッツポーズして、参入していきましょう。
岡田有史