社員が3倍働く方法とは
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
先日、弊社銀座経営者倶楽部にて
ティール組織を導入し会社を急成長させた
HOLIS株式会社の片桐さんにご講演いただきました。
お話を実際に聞いてみて
「ティール組織」が成功した時のインパクトや
その凄さを改めて感じて、
めちゃめちゃ興奮しているので、
ちょっとその講演の一部を皆さんにシェアしたいと思います。
社長の色んな悩み、
例えば
・人が辞める
・社会的責任
・赤字ならキャッシュを社長が入れないといけない
など、それら全てから解放されるのが
「ティール組織」です。
そんな夢のような理想の経営が
本当にあるのか?と思うのですが
実際に片桐さんは「ティール組織」を導入することによって
社員を500人以上束ね、
利益を5億円以上出されています。
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「社員全員が経営者になる」
という状態が実際に起こっているからこそ
社長の悩み、みたいなものから解放されて
結果も出ているのだと感じました。
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すでに儲かっていて、人も辞めなくて
なにも悩んでいないという方は
導入しなくていいかもしれないですが、
儲かってなくて悩んでいる、
離職率が高い、
社長業の責任が精神的にしんどい、
という方がいるのなら
「ティール組織」を導入するのは
一つの手ではないのかなと思います。
当日出た質疑応答がとても面白かったので
いくつか記載しておきます。
Q:ティール組織の運営について複雑だと思うのですが
社員にどうやって共有しているのか?
A:30枚くらいのスライドにまとめたものを
動画で説明しています。
仕組み自体はシンプルなので理解できると思います。
Q:事業によってお給料や
規模などのばらつきがあると
あっちがいい、こっちがいい、などの意見が出そうですが
人の配置などはどのようにしているのか?
A:はい、もちろんあります。
最初のころは儲かっている事業はボーナスが10か月分
儲かっていない事業はボーナスが0.5か月分という差がありました。
自分で「行きたい」といって異動は出来ないのですが
「来てほしい」というオファーがあれば異動ができるルールにした。
Q:ティール組織と聞くと給料を自分で決める
イメージがあるのですが実際はどうなのか?
A:給料を自分で決めることはしていません。
辞めたほうが良いと思います。
うちの会社では月給は決まっていて
ボーナスは頑張れば沢山でます。
Q:先月の講師の方は社員は社長に褒められたい
承認欲求があるとのことでしたが、
全く異なる考え方ですよね。
A:全く違います。
それだと褒め続けないとモチベーションが保てないので大変。
Q:営業会議などで新しいアイディアを出せ!
と言っても出てこないのですが
本当に社員から自主的にやりたいことが
出てくるのか?
A:営業会議での意見は出にくいが、
日々の業務改善などは案として出てくる。
少しづつの積み重ねが重要。
Q:社長の経費までOPENにするので、
複数の事業を経営する方に向いていると思った。
A:確かに役員は分散して収入を増やせるので、
1社のみよりも良いかも。
Q:本当に社員が経費などの数字を
意識するようになるのか?
A:全員でなくても会計ソフトを見る人が出てきて、
税金や様々な諸経費が必要なことに気付き始め、
経営者感覚が養われていく。
経営者感覚を持つ社員が増えれば売り上げは上がる。
Q:本当にお金が残るのか?
A:上記の理由なども含め残るようになる。
ただし、営業が得意な人が自分のやりたいことを
はじめて営業をしなくなる、
など従来やるべきことをおろそかにすると失敗する。
社長が営業しなくなって失敗した会社も事実ある。
Q:なぜロイヤリティを払ってでも
複数のFCをやるのか?
自社のビジネスの方がよいのでは?
A:6割が従来の電気関係の仕事で4割がFC。
短期間で売り上げを上げられるので
ロイヤリティは高いと思わない。
Q:どうやってFCビジネスを探してくるのか。
やる基準は?
A:展示会や仲間内からの情報。
ゴルフの店に関してはエリアで競合店を出さないなど、
本部との契約を結んでいる。
加盟する際の条件が重要。
Q:段階的に良いところを導入したいと思いました。
A:やるなら100%切り替えた方が良い。
続きが気になる方は是非片桐さんの
YouTube
と会社のHPを見てみてください。
https://youtube.com/@holisgroup
「ティール組織」の理論を勉強している方も多く
それが実現できるなら、理想なのは全員知っていて
片桐さんの行っている「ティール組織」は
全て覆って本当にうまくいっている、
世界で唯一の方法だと思いました。
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“社員全員が経営者になる”
嘘のような、夢のような話ですが
これこそが本質的な経営だと思います。
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今の組織運営や社長業に悩みがある方、
「ティール組織」の導入を一つの手として考えみると、
より事業がスケールして、ワンステージ上の組織に
なっていくのではないかなと思います。
岡田有史