数年で600店舗の究極のポイントとは

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

来週弊社銀座経営者倶楽部にて

りらくる創業者の竹之内教博さんに

ご講演頂きます。

 

先週に引き続き今週は

竹之内さんの人を採用する秘訣について

ご紹介させていただきます。

 

竹之内さんは

創業7年で「りらくる」という

リラクゼーションサロンを

600店舗まで拡大されました。

 

ひと月10店舗ペースで、

毎月勢いよく、

お店をオープンさせていったそうです。

 

みなさんは、

 

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リラクるが数年で600店舗になった

その究極のポイントを

一言で言い切るとしたら、

一体なんだと思われますでしょうか?

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どんな業界でも

ビジネスの勘所

みたいなものがあります。

 

業界の全ての経営者が

絶対に悩む大きな大きな課題

そしてほとんどの方が簡単にそれを乗り越えられず

平凡な成功に終わってしまう。

 

だけど竹之内さんは

それを一人だけ解決することができました。

 

りらくるが一人勝ちした

その勝利のポイントは、

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「通常早くやったとしても3、4ヶ月

かかる研修を2週間に短縮できたこと」

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の一点に尽きると思います。

 

「りらくるだけ、なぜ短期間で600店舗になれたのか」

 

ほぼ全員、そう思われるかと思いますが、

その答えは、まさにそれに尽きます。

 

そんな竹之内さんも

最初は、

思ったほどセラピスト(マッサージの施術師)の数を

増やすことができず、

すべての店でお客さんを断ることが増えていったそうです。

 

セラピストの一日の仕事量には限界があり

その限界以上にお客様に来ていただいている、

それは目の前にある売上を取りこぼしている。

 

竹之内さんはセラピストが増えれば、

この取りこぼしはなくなる、と考え

セラピストを増やすことにしたそうです。

 

それまで「りらくる」のセラピストは、

経験者が多かったのですが

店舗数とお客様の増加によって

経験者のセラピストを確保することが

難しくなってしまった。

 

そこで、“未経験者”をセラピストとして

採用することに決めたそうです。

 

ですが未経験者がすぐにお客様の身体に触れ、

施術することはできない。

 

最低限の施術ができなければ、

いくら安さが売りと言っても、

お客様に満足していただくことはできない。

 

未経験者に施術を覚えてもらうしかありません。

 

ですがプロの先生にお願いすると

「教えてから施術できるようになるまでに

3ヶ月以上はかかる」

と言われたそうです。

 

そうするとその間も店舗は増やし続けていた為

損失が長く続くことになります。

 

教えてくれる人がいないからといって、

諦めるわけにはいかず

短い期間で教えてくれる人がいないのなら、

自分が教えるしかない、と。

 

竹之内さんは普通の研修や教育では

スピード出店はできない、と考え

なるべく短い期間で、

未経験者に教えられる施術をマスターし

未経験のセラピストに教えていこうと決めたそうです。

結局、竹之内さんは

絞りに絞ったある手技に限定した施術法のみに絞り、

それでも最低でも一ヶ月くらいはかかるだろうと

いわれていた施術方法を

3日でマスターしたそうです。

 

次に自分が覚えた施術方法をマニュアル化し

それを見れば

どんな未経験者でも

2週間で施術方法を覚えることができるようにしました。

   

現場に出れば新人セラピストも

1日に10人以上のお客様の身体をもみほぐすことになり

その数は10日で百数十人、

1ヶ月で300人ほどのお客様の身体を

もみほぐすことになる。

 

それだけの数のお客様の相手をしていると、

2週間で巣立った新人セラピストも

すぐに上達し、お客様に満足していただけるレベルのセラピストとなる。

 

セラピストの数が増えてきてからは、

エリアごとに腕がいいと評判のセラピストを

ピックアップし、彼らを未経験者の教育係とする。

 

竹之内さんの作ったマニュアルを使い、

教育係が2週間で新人を育てる。

 

そのサイクルのおかげで、

2年目からは月に2、3店舗、

3年目以降には月に10店舗以上のペースで

新店舗を開店させることが出来たそうです。

 

竹之内さんは

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「誰でもできるように仕組み化する」

これがビジネスをする上でとても大事

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だと仰っています。

 

一つの技術を時間をかけて

極めることも良いことですが

たくさんのものを売ったり、

たくさんの店舗を出したりすることは絶対にできない。

 

先週のメルマガにも書きましたが

竹之内さんは最初から多店舗展開しよう

と考えていました。

 

これから何千人と雇う中で

いかに早く施術を覚えてもらい

未経験のセラピストを現場に立てるよう教育し、

人材を確保していくのか。

 

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難しいのは承知の中

何をしたらできるのかを考える。

出来ない、と思わずに

どうすれば仕組みが作れるのか、

とにかく“工夫して考える”こと

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が経営です。

 

ぜひ皆さんも、今の研修や仕組みづくりが

“誰でも見ただけでできる”ような

シンプルで効率の良いものにならないか

改めて考えてみると

新しい発見があって面白いのではないかと思います。

   

岡田有史