ビジネスに遊び心を10%入れる
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
ビジネスの秘訣は「ABC理論だ」
それは、
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「A(当たり前の事を)、
B(バカなぐらい)、
C(ちゃんとやる)
それこそがビジネスの秘訣だ」
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と、このメルマガでもよく言っています。
なのでこのデフレ社会でも
「こんなにお代を頂いているのだから」
みたいな感じで、
真面目な人ほど
”もっと低価格で”
”もっとお客様に奉仕して”
と真剣に真剣にやってしまいがちです。
ですが、
全体の10%とか20%ぐらいは
何かちょっとした
遊び心とかふざけた心をもって、
少しバカになってみるのも時には大切になります。
例えば「こんなにお代を頂くのならこうしないと」
みたいなことを度外視したような、
そんな商品を作って欲しいなと思います。
飲食店だとしたら、
今まで5000円、1万円のコースだったのを
試しに一回3万円、5万円のコースを作ってみる。
こんなにお代を頂いているのだから
お料理もふんだんに原価でやります!
粗利とかいらないです!
ではなくて、
少しだけバカになってみる。
原価ありきじゃなくて、
クリエイティビティありきで作ってみる。
5万円の食事を払うような人って
5万円の原価のふんだんなコース料理が食べたいわけではなくて
究極に変なことを言うと、
ただただ高い料理が食べたいだけだったりする人もいます。
デートで少しカッコをつけたい、
こんなに高いお店に連れてきてもらったと思われたい、
なんだったら、
連れて来てもらう人も
自分はこんなに価値があるんだ、と思われたい。
そんな見栄の部分だったりするかもしれない。
そういうお客様もいるかもしれない。
そんな時に、
「こんなに高い金額頂いているから」と
ふんだんな原材料が使われていても、
食べる側からしたらそこまで求めていないんです。
ビジネスクラスで海外に行く時も
飲めないワインを「どうぞどうぞ」と何度も言われる、
ではないですがたくさん提案を受けます。
そういうマニュアルだったりそういうものなのかもしれないですが
高額サービスのお客様であればあるほど、
あまりサービスを求めていなくて
「ほっといてくれ」
と言う人が結構多いかもしれません。
もちろんせっかくいいお店に行ったのだから、
とサービスとか接客を期待して、
色んな説明、プレゼンテーションを
受けたいという人もいるかもしれないですが
人によってお金の価値が違う。
そういうお客様がいるかもしれない時に
あまり真剣に、真に受けてると
「5万円の商品だったら原価に4万円かけて…」
みたいになってしまうのですが
そこは少し馬鹿に、
適当にやれというわけではないですが
いい加減になってみてもいいと思います。
高単価だから適当に手を抜いて儲けろ
というわけではなくて
自分のビジネスモデルの中に10%ぐらい
少しいい加減な部分や馬鹿な部分、
面白いなと思う遊び心を入れる。
遊び心やいい加減なところに、
人はクリエイティビティを感じたり
そこにインスピレーションを感じて
新しい物が生まれると思います。
次のイノベーションなしに10年後20年後の生きていく場所は無くて
そういう社風にしたり言えるような空気にすることで、
新しい次のアイデアや発明、
次のイノベーションみたいなものが出てくる。
本当に経営者って、誰よりも圧倒的に真面目だし
真剣で丁寧で努力で積み上げてきた人ばかりで、
一番大事なものを、馬鹿なくらい、
きちんとやることもとても大事なのですが、
目の前の真剣さの延長だけでは食っていけない事もあるんですね。
そこに10%でもいいので遊び心をいれてもらえたら
少し違うものになるのではないかなと思います。
今の時代、そういうものしかヒットしないと思います。
究極の洗練されたところに、
少しいい加減さやゆるさを取り入れる。
それをどういう形で取り入れるのか。
クリエイティブにアイデア会議をやる
1週間にしてもらえたら面白いかなと思います。
岡田有史