持たない経営

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

銀座経営者クラブ講演会で以前お話しいただいた

農業総合研究所の及川さんのお話を

以前よりシェアさせていただいていますが、

今週もお話させていただけたらと思います。

 

及川さんは農業のプラットフォームを作り

農家さんとスーパーなどの販売所をITでつなげた、

創業8年で上場されたやり手の経営者の方です。

 

全国71拠点約1000店舗のスーパーや販売所と

7000名もの農家さんを繋げ、

40億程度もの粗利を年間稼ぎ出していらっしゃいます。

 

そんなやり手の経営者の及川さんに

「経営のコツは何ですか」と聞いたら

一番大事にしてることは

”持たない営業をするということ”

だと仰っていました。

 

及川さんの会社のスタッフは150名いて

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一言で言うとキャッチコピーは

農業× ITベンチャー企業だと

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及川さんはいつもスタッフさん達に言ってるそうです。

 

だけど、ITがわかる人間は社内に2名しかいない。

 

というのも、ITのほぼ全てを外注してるそうなんですね。

 

物流プラットフォームを整備しており

71拠点の集荷拠点というのが全国にあるけれども、

 

それも全部借り物で自社で一つもやっておらず

全部借りていたり、アウトソーシングしているそうです。

 

これから農業のビジネスに今後もっと注力するために

本体はなるべく小さくしていく。

 

お願いできることはどんどん

他にアウトソーシングしていって、

それによって本業により注力していくと。

 

そんなことは当たり前のように思うかもしれませんが、

持たない営業をすればするほど

事業自体が小さくなったりしている方も多いと思うんです。

 

でも及川さんは上場していて

事業の規模も100億規模で回していて、

それでも持たない営業をすると。

 

それによってやるべきことはプラットホームのことだけだと

そのレベルをもっともっと

高くしていく

深くしていく

本質的にしていく

より強くしていく

そのことだけに注力する。

 

それが我々の仕事なんだというふうにおっしゃっていて、

どんなにコロナに影響されていても、全く揺るがない。

 

上場していてもより小さくすることによって

本当にやらなければいけないこと以外は周りの人に任せる。

 

それが及川さんが経営のコツだと仰っています。

 

つい持ってしまいますよね。

つい例えば、社員も雇ってしまうし

色んなものを買ってしまうし

いろいろなものを借入してしまう。

 

でも敢えて全部”手放していくとしたら”

”本質的にやらなければいけないことは何か”

当たり前のことかもしれませんが

”持たない営業”

より持たないためにはどうしたらいいか

 

ということを今一度深く考え直してもらえたら

面白いかなと思います。

 

岡田有史