業務に名前を付ける
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
今回は、「業務の内容に名前を付けましょう」
というお話です。
なんやそれ?と思われるかもしれませんが、
実はとてもインパクトのある話です。
経営者がやっている仕事というのは、
他の人にやってもらいにくいものも多いと思います。
あうんの呼吸で
お客さんとこんな時に
こんなタイミングでこんなことをしている…
ということを
感覚でやっている方が多いと思います。
それを明確に一個一個
「見える化」していきます。
例えば、こういう時に
このタイミングで
お客様にこのメールを打つ。
そしてその文章は、
Aパターンと、Bパターンと、Cパターン
でやると決める。
そうすれば見える化することができます。
言葉にすることもできます。
ある程度言葉にすることにより、
その仕事に、
名前やネーミングを付けることができる。
そしてそれをマニュアルにする。
ここまでできたら、
それを人にパスすることができます。
経営者の仕事が、
細かいものも含め
百個あるとしたら、
全てを見える化します。
業務フローを作り、
言葉にして名前を付ける。
例えば、
「お客さんにリマインドのメールを送る」
とか、
「アフターフォローのメールをBパターンとCパターン、
どちらかを必ず24時間後に送る」
とか。
お礼のメールを送るような内容だとすると、
それを仕事の業務として、
誰かにパスする。
パスする時には
見える化していないといけないし、
名前をつけていないといけない。
肌感覚でやっている人が
それを次にパスする時は、
その業務自体がどういうものなのか?
ということを見える化することが
大切だと思います。
なので名前をつけて欲しいのです。
そして、
今度は逆に皆さんの部下やマネージャーが
やっている仕事にも名前を付ける。
「納品」
という名前を付けたり、
「なんとかシール貼り」
「なんとかのチェックリスト作り」
「きらきらなんとか」
など…なんでもいいのです。
プロジェクト名をつけるようなイメージで
名前を付け、
それをルーティーンにしてしまう。
誰にでもできるようなレベルに
なるべく落とし込んでしまう。
定期付けすることにより、
より短い時間でできるようになります。
そうすれば
より質の良いものにすることができるので、
一回業務を細分化して名前を付けていく。
センスのいい名前であればあるほど、
面白いものであればあるほど、
わくわくするようなものであればあるほど、
楽しくなります。
その業務の名前を聞くだけで
ちょっとテンション上がるものだと
いいかと思います。
これは会社や業種によっても違うのかもしれませんが、
業務に名前をつけたり
ニックネームをつけるということを
意識してやってもらうと、
関わる人の仕事への楽しさやモチベーションが上がり
最終的に、より良い会社になり、
より幸せな会社になるのではないかと思います。
岡田有史