勝ち続けるための哲学

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

今日は、

コロナ自粛で時間ができたときに読むのに

オススメな一冊をご紹介したいと思います。

 

何年か前のベストセラー本で、

梅原 大吾さんの

「勝ち続ける意志力」

という本です。

 

梅原さんは、プロゲーマーとして17歳で世界一の称号を獲得し、

その後「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」

としてギネスが認定。

「背水の逆転劇」と呼ばれる試合の動画再生回数は

全世界で2000万回超など

プロゲーマーという業界の第一人者として有名な方です。

 

ストリートファイターⅡ全盛の頃、

その一斉を風靡したゲームで世界No.1となり、

そこから何年も「勝ち続けた」そうで、

その秘訣が語られています。

 

「ゲーマーの自叙伝か」

と思って軽くみているとやられるというか、

読むだけで、

求道者としての本当の深さ、

圧倒感

というものが伝わってきます。

 

そこからは、

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・奥義を見つけたらすぐに捨てろ

・常に変化せよ

・遠回りすることでしか手に入らない強さ

・心も鍛えなければ強くならない

・新しい戦術を生み出したら、それを愛でる間もなく、

 次の特許の手がかりを探る作業に移れ

・「どれだけ考えても先に進めない」ような壁を超えたところが答えだ。

・周りの人間が明確にその違いを指摘できない状態にまで持っていければ、

 そのゲームで負けることはない。

 それが「神だ」と言われる領域だ。

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など、

経営とも共通する、なかなか考えさせられる言葉が

実際のゲームでチャンピオンとなっていく過程と、

その後勝ち「続けていく」エピソードと共に語られています。

 

道を極めるもののとして、

命を削って求道者となる人の考えや哲学、

考え抜くということをやっている人が、

本当にどれだけやり抜いているのか。

 

世界一になるのではなくて

「なり続ける」ための究極の秘訣

が余すことなく語られています。

 

それは言葉だけじゃなくて

本当に追求している人の本質感を感じさせれられます。

 

我々も、

経営道の求道者として、

経営ということを追求する職人として、

同志としてこの考え方に触れておくべきで、

何か大事なことを感じさせられます。

 

プロゲーマーとして

圧倒的であり続けること、

そして勝ち続けていること

とは何か。

 

ビジネスを、

「勝ち負け」

という概念で語るのは

もはや時代遅れな言葉かもしれないけれど、

 

ビジネスでの成功を勝ちと言うのなら、

勝つことよりも、

それを続けることの難しさと大事さを考えさせられます。

 

この本からは

一番になる秘訣、

そして圧倒的である秘訣、

運の掴み方、

強い人が、より強くなっていく理由、

絶対に負けなくなるための戦略と戦術、

を感じさせられます。

 

そして、

これだけ世界でトップでい続けて、

圧倒的な人だったとしても、

これだけ悩んで、

常に苦しんでいる。

 

それを感じるだけでも勇気を貰える。

そして最後にやはりそうなのか、と分かる。

勝ち続けるには秘訣などない。

 

世界一才能があると言われても

それを全て捨てて、それを否定して、

常にゼロから全部を作り上げていく。

 

誰よりも遠回りして、

誰よりも長く、深く考えぬいて、

誰よりも多くやりぬいていく。

誰よりも圧倒的に努力する。

 

それ以外に道はない。

最後に、ちょっと多くなってしまいますが、

この本の中でも、

ちょっと面白いな、と思った言葉などを記載しておきます。

 

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・勝つことに執着している人間は、勝ち続けることができない

・「動じない」のではなくて、ゲームを通じて心を鍛えただけ

・変わり続けること

・ほんのすこしの微差だけ優れていること

・常に真摯で向き合え

・常に自分を知ること

・戦術や戦略を重視し、応用力を身につける

・自分の得意パターンに頼りすぎず、それを否定し、

 そのプレイを捨てることによって次に行ける

・一時の感情に流されず、事実を受け止めて分析する

・誰よりも迷ってきたから強い

・楽に勝てる方法を一切手にしない。安易な技、裏技は絶対に使わない

・効率の良さは結局たかが知れている

・命を削るように好きなことに打ち込む

・自分の才能や長所やセンスに溺れず、全体の精度を上げることに心血を注げ

・相手の弱点を突くのは野暮だ

・楽な道はない。険しい道を進む以外は全て嘘である

・チャンピオンが言うのだから間違いない「王道も必勝法もない」

・行動し続けていれば、いつか必ず正解にたどり着く

・正解がどちらの方向にあるのか、迷う必要すらない。

 すべての方向を探り尽くすから、どこかで必ず正解が見つかるのだ。

・経験から正解がどちらか分かるけど、それでも全部をやれ

・奥義を編み出したら、次にいけ。戦術に特許なし

・新たな戦術を探し続けられる忍耐力こそが本当の秘訣である

・これでしばらく大丈夫だ、という安心は全て手放せ

・目の前の敵に全力集中

・正しい努力とは、変化することだ。そのコツは何か一つを変化させること

・24時間考え続けろ。

 すぐに答えが出なくても、時間をかければ必ずいい答えに巡り合える

・とにかく、考えることをやめなければ出口は見つかる

・なにが違うのか大半の人が気づかないぐらいの圧倒的な本当の強さ

・全ての可能性を試した果てにあるもの

・しかし、苦労して手に入れた全員を圧倒できる強さを手に入れても、

 ゲームは新しくなる

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上記で何か気になる言葉があれば

是非ご一読していただければ幸いです。

 

岡田有史