コロナを経営に生かす8つの方法

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

コロナコロナで

みなさま毎日対応に追われているかと思います。

 

自粛要請で店舗閉鎖に苦しんでいる方

資金繰りで頭を悩ませている方

時短出勤やテレワークに対応しきれていない方

もう全部が崩れてしまって呆然としている方

何も見えなくて不安しか出てこない方

 

日本中が(世界中が)影響を受けて

対応していかねばならない時期になっています。

 

ピンチはチャンスと言いますが、

なかなかそういうことを言えるレベルを超えていて、

ちょっと不謹慎になってしまうかもしれませんが、

それでもあえて

今のピンチをチャンスに変える方法を

少しだけ考えてみたいと思います。

 

まずは今を生き抜くこと、

キャッシュを目の前に作ること、

が最優先ですし、

もちろんそれを全力でまずはやっていただきたいですが、

そこが一旦落ち着いた方、

それ以外に少しでも余力がある方は、

今日は少しだけ、

30秒だけでも一緒に考えてもらえたら幸いです。

 

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1.新しい商品・イノベーションを起こすきっかけにする。

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戦後に松下など日本を代表する家電メーカーが生まれたり、

リーマンショックをきっかけにNextGAFAと言われるような

ウーバーやエアビーなど新しい形態の企業が出てきたり、

東日本大震災以降、「朝活」が流行ったり。

 

何かを始めたり

新しいビジネスを起業したりするのは、

世間的にピンチだと言われる時期に生まれます。

 

そしてそれはそんな世界的企業にだけ起こってるわけではなくて

我々の身近にも起こっています。

 

何兆円企業を創ることがイノベーションなだけではなくて

ちょっとした数億円やなんなら数千万の事業でも

世界を変える大きなイノベーションになる可能性があります。

 

そういう観点で、

新しい全然違う新規事業を起こすなら今かもしれません。

普段、「自分の商品」を持ってない人こそ

今後のアフターコロナに備えて

何かを始めるきっかになるかもしれません。

 

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2.今の商品を1割変えてみるとしたらどうするか。

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そんなイノベーションなんてなかなか起こせないよ

新しい商品なんててんで思いつかないよ

新しいビジネスモデルなんて見当もつかないよ

という方も多いと思います。

 

そういう場合は

今の商品を少しだけ

1割だけ変えてみませんか。

 

アフターコロナと言っても

コロナがなくならず、

常に付き合っていかねばならないかもしれない。

 

そんなことも想定して

商品やサービスを少しだけ

1割が無理なら5%だけでも

何かを変えてみる。

 

どこか全体の5%だけでもオンラインに変えてみる。

そんな工夫を今から想定しておく。

 

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3.商品が変えれないなら、新しい売り方を考えてみる。

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商品やサービスを変えることは

そもそも構造上無理だと思う方も

「新しい売り方」なら考えられるかもしれません。

 

販売手法のうち全体の2割をzoomでやってみる、とか

リピートのお客様の3分の1はline電話を使う、とか。

 

セミナー営業をしてたとしても

動画を事前に見ておいてもらう方式に変えるとか

自分以外でも社内にイベントをできるようにやっておく。

 

売り方は無理だと思っても、

仕組みや社内を、

今以上にテレワークに対応できる仕組みに

しておくべきかもしれません。

 

いやいや、「うちはこのアナログがいいんだ」

とおっしゃる方も多いと思いますが、

もちろんアナログや対面がいいのは当然で、

 

こんなIT社会でもこれだけアナログ社会全盛なのは

それが本当に価値あがるからで、

 

それでも質が下がったとしても、

コミュニケーションに弊害が生じたとしても、

コロナありきと思うと、

便利さを一旦優先させて、

苦渋の決断で少しだけオンラインを取り入れてみる。

 

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みんなが「それは無理」って一蹴してしまってることが、

次の時代の勝者になる。

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無理と言って決めて終わるのは簡単で、

「もしできるとしたら、やれることは何か」

という問いを自分に投げかけてみてください。

 

たとえ質が下がってしまったとしても、

たとえこれはさすがに全然違うと思う

と最初思ってしまっても

「まずは一旦やってみる」

という精神が、新しい革新に必ず繋がります。

 

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4.アフターコロナで、改めて対面の重要性を

今まで以上に深く理解して、感謝して、対峙する。

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少しでもオンラインをビジネスに取り入れて

と言ってはみたものの

私の体験でもそうですが、

交流会やコンサルティング、

ミーティングや面接を実際やってみて

対面の重要性、リアルの凄さ、

集まることの重要性、影響力の強さを

改めて、再認識させられました。

 

それが当たり前ではなくて

本当に一つ一つ意味があってやっていたんだな

と改めて感じて、

今まで以上に深く理解して、

感謝して、対峙できる。

 

少なくとも、

今以上に対面を丁寧にする。

当たり前にあるわけじゃないんだ、と気づく。

 

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5.この一生に一回の事をしっかり乗り越え、

自分の経営人生の経験、体験に深く入れる。

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友人の投資家が

「今回多くの資産を失ったが

それでも、こんなに一生に一回あるかないかのことを

自分のお金で投資家として体験できたことは

一生の経験だし、

辛いけど、それでも絶対に

また取り返していくことを決めた。」

というようなことを言っていて

 

それを聞いて凄いな

と思ったんですが

 

でもこれだけのピンチでも

日本の経営者が、

今のところ思いのほか冷静で、

気持ちまで持っていかれてないのは、

 

リーマンショックや地震を経験してるから、

まだ少しだけ冷静にいられる

のではないでしょうか。

 

こんなピンチ、楽しむことなんてできないし

そんなこと言うのは不謹慎でしかないけれど、

それでもこれを生かして大きなイノベーションを発明したり、

0.1%でも楽しむことができるとしたら何ができるのか。

 

5年後、10年後、

笑って体験として語れるように

今を絶対乗り越えていく。

 

ピンチはチャンスのきっかけにしてこそ、

戦いがいがあるんだと思います。

 

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6.「ダム式経営」にする。

(「すぐにキャシュ化できる資産」を常に見える化しておく。)

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松下幸之助の「ダム式経営」の話をご存知でしょうか。

 

ダム式経営とは

「余裕のある時にダムのように資金を蓄え、

必要に応じて水を流すようにお金を使う」

という、ある意味普通の経営理論ですが、

 

これを、日本が超不景気の時期に

松下幸之助さんが経営者の前で講演し、

参加者全員「そんなことができたら苦労しないわ」と笑っていた時に

後の京セラの稲盛会長が、

「なるほどこれこそ経営の極意なり。まずはやってみよう!」

と実践し、今の稲盛さんがある

というお話です。

 

「売上がゼロになっても何年大丈夫か」

「固定費の1年分のキャッシュが目の前に常にあるか」

「中小企業こそ、資産や時価総額を意識した経営をしよう」

と私は常々言っていますが

「いや無理だ」と言うのは簡単で

あまりに当たり前だけど難しいこと、

本質的なことの大事さを噛み締め

改めて「よし、やってみよう」と思っていただければと思います。

 

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7.コロナが明けたらやりたいことリストに書き出しておく。

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色々細かいことは気にせず

ただただやりたいことを100個ぐらい

書き出してみるだけでストレス解消になります。

 

それを思いニヤニヤするだけでもちょっとだけポジティブになれます。

 

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8.感謝リストを作っておく。

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時間のある今だからこそ、

感謝できることリストを作る

関係性の深い人、一人一人に

本当に感謝できるリスト20

みたいなものを書き出して、

それをじっくり何度も推敲してみる。

 

うわべなことになってしまうけど

それをしたらから何か変わるほど簡単でもないけれど

それでも初心にかえることができます。

 

以上、<コロナをきっかけにやってみる8つのこと>をまとめると

 

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1.新しい商品・イノベーションを起こすきっかけにする。

2.今の商品を1割変えてみるとしたらどうするか。

3.新しい売り方・仕組みを考えてみる。

4.アフターコロナで、改めて対面の重要性を知る。

5.この一生に一回の事をしっかり乗り越え、体験に深く入れる。

6.今後「ダム式経営」にする。

7.「コロナが明けたらやりたいことリスト」を書き出しておく。

8.感謝リストを作っておく。

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以上、苦難な時期ですが、

それでも

心まで持っていかれる必要はない。

 

必要以上に情報を入れすぎず、

必要以上に振り回されず、

最低限、ねばならないことの対応を終えたら、

 

今しか感じられないこと

今しか思いつけないこと

を大事にして、

何かを変えるきっかけにしていただければ幸いです。

 

岡田有史