やりたいのになかなかやれないことをやる方法
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
会社を経営していると、
やらなきゃいけないとずっと思っているんだけど、
なかなか手をつけられずに
延び延びになってしまっていることが
みなさん、よくあると思うんですね。
例えば、会社のホームページを
もう10年以上も改修していなくて、
アクセス数も低いし、お客さんからも
使いにくい、わかりにくい
といった声が出ているとか。
絶対、すぐにでも改修したほうがいいことは
間違いないし、今年こそやろうと
毎年のように思っているんだけど、
なんだかんだで手をつけていないとか。
他にも、メルマガを始めようとか、
LINE@を始めようとか、
得意客にレターを送るとか、
パンフレットや会社案内を一新するとか、
やろうやろうと思っていることって
いっぱいあると思うんです。
だけど、やろうやろうと思っているだけで、
実際にはなかなか動けないものです。
ちょっとだけ手をつけても、
続きはまた次回と思っているうちに
どんどん月日が経って忘れてしまって、
また1からやらなきゃいけなくなって、
何年も放置してしまう。
こいうものを実際にやるための
実践的な方法の一つとして、
年間計画に落とし込んでしまう
ということがお勧めです。
例えば年初の1月とか2月に、
年間の計画を立てる。
その時に、普段からやろうやろうと
思っていることの中から、
絶対に今年中、あるいは今年度中に
やっておきたいことを
いくつかピックアップします。
例えばホームページ改修を
4月にキックオフして8月に完了させるとか、
パンフレットの一新は7月に始めようとか。
いくつの計画を立てるかは自由ですが、
毎月必ず1個だとちょっときついかもしれないので、
年間に10個とか。
あまり自信がないなら、
隔月でやるために6個、とかでもいいと思います。
そうして年間計画に落とし込んだら、
担当者を決めてプロジェクトにしてしまう。
ホームページ改修は担当役員が俺で、
プロジェクトマネージャーはお前だとか。
4月にキックオフだから、
その前に2月~3月に3回ぐらい
打ち合わせをして、
プロジェクトメンバーや外注先に
目星をつけておこうか、とか。
そういう具体的な動きまで計画に落としておく。
そして、今年はこんなプロジェクトをやるぞ
という計画を周りに宣言してしまうのです。
具体的な計画を立てて、担当者を決めて、
本気でやるぞということを宣言する。
担当者が社内だけで確保できないなら、
外注もどんどん使っていく。
そうやって、周りもどんどん巻き込んでいけば、
嫌でも動いていくようになる。
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誰かに宣言して、計画に落とし込んで
逃げ場がないようにして、
チームで動いていく。
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この、周囲の人を巻き込んで、
動く流れを作ってしまうことが、
すごく大事なことです。
そして、最終的にそれが自分の仕事の
ルーティンになってくるのが理想です。
このルーティンワークというものは
すごく便利で、どんどん取り入れるべき
ビジネススタイルの一つです。
例えば経営会議とか営業会議、
販促会議や事業開発本部会議などなど、
会社の経営に直結するようなことは、
思い立ったらやるのではなく、
定例会議の形を取ることが多いですよね。
毎月とか毎週とか、とにかく定例にすることで、
参加者もその会議で報告したり提案したりするために
自分の仕事のペース配分が決まってくる。
これが仕事のルーティン化に
つながってくるわけです。
ところが、ホームページの改修のように、
単発の仕事になると、なかなかルーティン化
しづらい部分があります。
それをルーティン化するためには、
年間計画に落とし込んで、担当者を決めて、
できるだけ周りを巻き込んで、
多くの人に宣言することが必要になってくる。
そうやって、期間限定のルーティン化を
目指すわけです。
特に周りを巻き込むというところが重要で、
プロジェクトの専任者を指名するとか、
それが難しければ派遣で期間限定の
プロジェクト専任者を雇うとか、
外注先を決めて、出向してもらう、
というような形をとってもいいと思います。
他にも、場合によってはお客さんを
巻き込んでしまうのもいいかもしれません。
得意客に、今年中にホームページを一新するので、
商品検索が凄く楽になりますから
期待しててくださいと宣伝するとか。
あるいは、懇意にしている得意先の人から、
ホームページ改修について意見をもらうとか。
そうやって巻き込む人を増やしていけば、
嫌でもプロジェクトが進むようになるわけです。
もちろんこれは、
なんでもいいから無理な計画を立てろ、
と言っているわけではありません。
大風呂敷を広げ過ぎて、
空中分解して大恥をかくことにも
なりかねないわけですから、
計画は慎重に練る必要があります。
最初の一歩は確実なものでいいと思います。
予算面や技術的な問題のない、
動きさえすれば確実にできると
見込めることを選んで、
それを年間計画に落とし込んで、
周りを巻き込んで、推し進めていく。
そうやって、いくつかのプロジェクトを
完遂させて実績を積み上げていけば、
やがて、壮大な計画にもチャレンジできるような
土台ができてくると思います。
みなさまも是非、この1月が終わる前に、
今一度、ワクワクするような年間計画を
ちょっと考えていただければ
面白いのではないでしょうか。
岡田有史