脳内メモリを解放せよ
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
みさんが会社を経営していて一番しんどいなと思うのは、
どういう時だと思われますか。
例えば新しい事業を始めて、
それこそ寝るヒマもないほど忙しい時、というのは、
肉体的には疲れるかもしれないけど、
精神的には、むしろ充実しています。
だから、しんどいというのとは違いますよね。
しんどいなと思う時というのは、
経営者として前向きじゃないことばかりを
考えている時なのではないでしょうか。
例えば、資金繰りが不安で、
頭の中がそのことで占められてしまっているときとか。
毎月毎月支払いに追われて、右から左にお金を回すだけで精一杯で、
3ヵ月先の資金繰りの目途も立っていないとか。
あるいは、人間関係の悩みがあって、
部下と信頼関係が築けていないとか、
プライベートで奥さんとうまくいってなくて
仕事中もイライラして集中できないとか。
そういう、経営者として前を向けていない状態、
後ろ向きのつまらないことばかりで頭の中が占められてしまうと、
毎日が本当にしんどいのだと思います。
別に借金をすることが悪いわけではないんです。
未来に利益を生み出すために、必要なお金を未来から引っ張ってくる。
借金の本質とはそういうものですから、決して悪いことじゃない。
でも、借金の支払いが気になって、
それだけで頭の中が占められてしまうと
経営者として何よりも重要なクリエイティブなことを
創出することができなくなってしまう。
これが一番の問題なんです。
AIが発達しつつあるこれからの時代は、
経営者がクリエイティブでいることがすごく重要になっています。
むしろ、クリエイティブでなければ、この先、生き残っていけないと
いってもいいぐらいです。
頭の中がクリアになっていて、
クリエイティブな作業に集中できる状況が整っていれば、
毎日がハッピーで、とてもポジティブに生きていけます。
例えばパソコンに例えてみると、
人間の脳はパソコンのメモリのようなものといえるでしょう。
いろんなソフトを同時に起動してメモリがいっぱいになってしまうと、
パソコンの動作がどんどん重くなって、
ひどいときにはフリーズしてしまいます。
人間も同じで、資金繰りのことや人間関係のことで脳内メモリが圧迫されると、
いろいろな弊害が出てくるんです。
例えば、自分はゴルフをするのですが、
ゴルフのラウンド中に脳内メモリが
圧迫されることの弊害を実感することがあります。
それは、コースに出る際に携帯電話を持っていくよりも、
ロッカーに置いていったほうが
スコアがはっきり良くなるということなんです。
それこそ、5打とか10打ぐらいよくなります。
別にコースに携帯を持ち込んでも、
大したことをするわけではないんです。
ちょっと待ち時間があるときに、
メールやラインをチェックするぐらいで、
実際にプレーする時には、
目を通したメールやラインの内容は
全然意識していないつもりなんです。
それでも、ショットの精度に明らかに影響が出ます。
やっぱり、意識していないつもりでも、
頭のどこかにメールの内容が残っていて、
脳内メモリが圧迫されているのだと思います。
その経験をシングルプレイヤーの
ゴルフ上級者の仲間に話してみると、
みんな、そんなことは当たり前だ、
と口をそろえていうんですね。
100%ゴルフに集中していなければ
満足のいくショットは打てないんだと。
そういうものなんだと。
話は変わって、プロ野球で広島の丸選手が
FAで巨人に移籍することが決まりました。
この丸選手、シーズン中は好調だったのですが、
日本シリーズでは大不振でした。
その理由として噂されているのが、
シリーズ中に巨人から移籍の話が
持ちかけられたからではないか、というものでした。
もちろんプロですから、試合に出れば
目の前のプレーに集中するのだと思いますが、
やっぱり頭のどこかに移籍の条件とか、
いろいろな思いが残っていて、
100%試合に集中することが
できなかったのではないかと思います。
こうした話を見ていくと、人間の脳は繊細で、
ちょっとでも気にかかることがあると
100%の能力を発揮できないんだと思います。
だから経営者のみなさんも、
仕事で100%の力を発揮するためには、
余計な心配事を極力減らして、
脳内メモリを解放しなければいけないのだと思います。
弊社の銀座経営者倶楽部で講演していただいた
ホットヨガスタジオLAVAの創業者である、
ベンチャーバンクの鷲見貴彦会長は、
雑念を消すために、ヨガの瞑想を
取り入れているとおっしゃっていました。
もちろん、瞑想は一つの手段であって、
雑念を消すための手段は、
ほかにもいろいろあるはずです。
経営者が雑事で悩まなくてもいいように、
権限を部下に移譲して、雑事を解消するための仕組みを
作ってしまうというのも一つの手段です。
一昔前までなら、経営者が資金繰りで苦労するのは当たり前で、
それこそが経営者としてのステータスだ、
みたいな風潮もありました。
でも、これからの時代は、それではやっていけません。
経営者が雑事で手一杯の会社は、
それこそAIにとってかわられてしまうでしょう。
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経営者の頭脳がクリアで、
クリエイティブな仕事ができる会社だけが、
未来に生き残っていけるのだと思います。
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みなさまも是非、自分の脳内メモリを
解放する方法を本気で探してみてください。
その方法が全然わからないよ、
という方は僭越ながら私、岡田が
お手伝いさせていただきますので、
単発のコンサルなどを受けていただいて、
脳内メモリを解放することの重要さを
実感していただければと思います。
是非100%フルパワーで
本当に大事なことだけに脳も人生も使える
そんな一年にしていただければ幸いです。
岡田有史