新規事業を当てる秘訣

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です

   

9月の銀座経営者倶楽部講演会にて

Omiaiというマッチングアプリを創業し上場させた

宮本さんという方にご講演いただきます。

 

宮本さんはOmiaiの創業者で、

会社を上場させた後、

最終的には135億円で売却された起業家の方です。

 

その後はその資金を使って

エンジェル投資家として活動されている、

本物の成功者の方です。

今回、その宮本さんにご講演いただきます。

 

先週、先々週と、

宮本さんのお話をシェアさせていただきました。

   

宮本さんに「Omiai」がなぜ当たったのか

と聞いたところ

宮本さん曰く「たまたまなんだ」と。

 

他のビジネスも本当にタイミングで

優秀だったから、とか

素晴らしいシステムだったから、

とかでは無いんだ、と仰っていました。

   

実際、Omiaiをリリースしたとき

ちょうどペアーズの参入と重なり、

世の中がそういう流れになっていて

そのタイミングでリリースしたことが

タイミングがよかった、と。

 

10年間、4億円の利益を出し続けており、

さらに「上場する」と決めていたので

ベンチャーキャピタルから資金を何度も調達して

現金40億円を常に持つ会社になった、

だからこそ打席に立ち続けられた、と。

 

宮本さんは「2勝11敗」と表現していて

事業を13個やって、

当たったのはインターネット広告と

Omiaiの2つだけだと仰られていました。

 

その時もOmiai以外に

新規事業を2つ並行しており、

常に新規事業を仕掛けて

毎年5,000万円を新規事業に投資する

と決めていたそうで、

Omiaiも13個のうちの1つでしかなかった、と。

 

その中で「いいね」というシステムを

生み出したしたりしたのですが

 

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やっぱり1番の秘訣は

「正しい時に正しい場所にいることだ」と。

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優秀さや凄さはそれほど大きな差にならなくて

ただ、他と違ったのは

「最初からエベレストを登ろうと決めていた」

ということ。

 

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波が来た時に、沖にいたから

その波に乗れた

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ほんとに事業は甘くなくて

やればやるほど倒産します。

実際に10年で97%が倒産すると言われていて

 

でも「上場する」と決めていたら

必ずそうなる。

 

ハードシングスもすべて課題解決に過ぎず

会社を強くするきっかけになる。

 

資金があれば、

新規事業1つに5,000万円かかっても

80本くらい挑戦できる。

そういう逆算から考えても、

事業とはそういうものだと仰られていました。

   

なので「たまたま」と言うと変ですが、

研究者やMBAの先生も同じことを言っていて

 

Facebookが当たったのも、

ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズが

当たったのも、

それは誰かが必ず発明することだった。

 

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新規事業は

「波が来たときにしっかり乗る」

と決めていること、

そのときに資金を持っていること、

そしてそこにビジョンがあること、

それがとても大切だと

宮本さんは仰っていました。

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もちろんタイムマシン経営といわれるように

アメリカで成功したビジネスモデルを

持ってくる視点も必要だし

 

既存ビジネスの中から

金の卵を見つけることも大切。

 

結局は「偶然のたまたま」と

「自分の意思による必然」を掛け合わせて

偶然を必然に変える力が

事業家としての力であり、

新規事業を当てるということなのです。

 

是非、当日の講演で

その「力」について

直接聞いていただければと思います。

   

岡田有史