ピンチを乗り越える

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です

   

9月の銀座経営者倶楽部講演会にて

Omiaiというマッチングアプリを創業し上場させた

宮本さんという方にご講演いただきます。

 

宮本さんはOmiaiの創業者で、

会社を上場させた後、

最終的には135億円で売却された起業家の方です。

 

その後はその資金を使って

エンジェル投資家として活動されている、

本物の成功者の方です。

今回、その宮本さんにご講演いただきます。

 

先週は「必ず上場する方法」というお話を

シェアさせていただきました

 

色んなピンチや困難がきたとしても

それは上場という目的からきているものであって

 

目的のために、乗り越えて

より会社を強くして

上場できるような会社にする。

そのピンチの一つ一つは

上場するまでの過程でしかない、

というお話でした。

   

そしてその中でも「数々のピンチがあった」

と仰っていました。

 

例えば

初年度は売上3億円、2年目は4億円、

そして3年目に売上がゼロになってしまった、と。

 

もともとインターネット広告の

会社をされていましたが、

従業員も20人以上抱えている中

毎月500万円以上のキャッシュアウトが続き、

「あと数ヶ月で資金がなくなる」

という状況に追い込まれたそうです。

 

そのときどう逆転したのか。

 

もともと職人芸のように社長の宮本さんが

全て受注していた状況だったそうです。

 

「自分にしかできない仕事」

を、どうやったら他の社員が

できるようにするかを考えて

仕組みを作り、

社員でも回せるよう意識して事業を作っていった、と。

 

他にも幹部全員が辞めたり

たくさんの困難が次から次へと起きたと

仰っていました。

 

宮本さんは

「ピンチを乗り越えてきたからこそ

会社を強くできた」

と仰っていて

会社には必ず5つの壁がある、と。

   

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一つ目が、売上の壁。

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最初は自分一人で売上を作ることができるけど

どこかで限界が来る。

そのときに仕組み化が必要になる、と。

     

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二つ目が、組織の壁。

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社員が30人を超えると会社が停滞やすく

ここを乗り越えるには

権限委譲し、

自分がやっていることを

勇気を持って社員に任せることが

必要になってくる。

   

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三つ目が、IPOの壁。

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上場審査が流れたり、

想定外の事態が実際に起きたそうです。

     

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四つ目が、コンプライアンスの壁。

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宮本さんの会社の場合は

171万件の個人情報漏洩が起きて

NHKの全国ニュースや

Yahoo!ニュースのトップにも掲載され、

電話が2,000件、メールが60,000件届いたそうです。

 

外部に委託したり全社員で総力戦を行い、

なんとか乗り切った、と。

   

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五つ目が社長交代の壁。

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宮本さんは

「0→1」や「1→10」が得意なので、

「10→100」のフェーズは

得意な人に任せた方が良い、と判断し

会社売却に至ったそうです。

   

このように、

会社経営では必ず5つの壁が訪れる、と。

 

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「必ず来るもの」だと思っていれば、

会社を強くするための課題に過ぎない、

と受け止められる。

 

ピンチをどう乗り越えるかは

目的からの逆算であり、

すべては会社を強くするための課題、

と考えることが大事だと仰っていました。

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「ピンチをピンチと思いすぎないこと」

困難に直面した時には

この言葉を思い出していただければと思います。

 

是非、今月の銀座経営者倶楽部講演会で

宮本さんの生の声を聞いて

ご自身の経営のヒントや上場までの近道を

見つけていただければと思います。

 

岡田有史