異業種から採用せよ

こんにちは

   

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

   

”採用について”コンサルのお客様とよく

「異業種からしか採用するな」

というお話になります。

 

うちの会社でも同じ業種にいた、という人は

基本的に採用しないようにしています。

 

下にちょっと図を書きますが

   

         業界経験者

           ↑

   B        ↑    A

           ↑

資格無(or転職興味有)ーーーーーー資格有

           ↑

    D       ↑         C

           ↑

         業界未経験者

   

Aは同業で働いてる人。

Bは同業から転職しようとしている人。

Cは興味はあるけど、まだその業界で働いた経験が無い人。

Dは興味も経験も無い人。

 

(業界によっては図や、A~Dの解釈は変わります。)

       

このABCDの中でみんなよくAやBを採ろうとします。

そうでは無くて

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まさかそんな仕事が世の中にあるとは知らないくらい興味も経験もない

Dを採ろう、と私はよく言っています。

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百歩譲って、Cでもいのですが

そんな仕事をするとは夢にも思ってなかった人に意味を伝えて

その中で才能ある人を採用することが大事だ、と思います。

 

例えば過去に寿司ざんまいの創業者の木村社長や

りらくる創業者の竹之内社長に弊社銀座経営者倶楽部で

お話して頂いた時にも仰っていましたが

既に寿司職人をしている人やマッサージができる人を全く採用していないそうです。

 

他の業種だとエンジニアの会社やタクシー業界などでも

よくある話で

少し下に事例を書いてみました。

 

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ーーすしざんまい

Aすでに寿司職人として働いてる人

B転職したい人

C寿司職人なりたい人

D寿司職人の職業を考えたこともない人

   

ーーりらくる

Aすでに同業でマッサージ師として働いてる人

Bマッサージ師として転職したい人

Cマッサージ師になりたい人

Dマッサージ師の職業を考えたこともない人

   

ーーSES

Aすでにエンジニアとして働いてる人

Bエンジニアとして転職したい人

Cエンジニアになりたい人

Dエンジニアの職業を考えたこともない人

   

ーータクシー運転手

Aすでにタクシードライバーとして働いてる人

Bタクシードライバーとして転職したい人

Cタクシードライバーになりたい人

Dタクシードライバーという職業を考えたこともない人

   

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もちろん興味ある人、Cも採っているのですが

リラクルに至ってはDも採っていて

稼げる職業であれば何でもいい、と言う人(D)を採っているのです。

 

業界No1とかなら、Aも取れるし

Cもドカドカ取れますが、

 

ちょっと発想の転換をして
どうやってDをとっていくのかが採用の秘訣なわけです。    

なので少しABCD、このマトリックス考えて

ついAとかBを採ろうとしていないか。

 

そうではなく、CとかDを採る。

Dの人に至っては職があるだけでいい、みたいな人も結構いるわけです。

 

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他の業界が捨てている人材だけどうちの業界にとってはすごい宝物だ!

みたいな人材が実は沢山いると思います。

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そういう宝探しをして他の業界から採ってくる。

 

異業種からしか採用しないという業界が儲かるし

そういう会社こそ儲かると思うので

今一度そこに目を向けてやってもらえたらと思います。

   

岡田有史