本をシェアする
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です
昨年7月の銀座経営者倶楽部講演会 にて
株式会社トリニアスの細井さんにご講演いただきました。
その際に
「高学歴で部活をやっていて本を読むような人材が欲しい」
というお話をされていました。
確かに、“本を読む人材”というのは
どこの会社でも欲しいと思うのですね。
もちろん弊社でも
読書好きな子を採用したいな~と思うのですが
なかなか世の中、本を読む子って少ないのです。
面接では採用の条件みたいなものが10個くらいあるので
そこに”本を読む子”という条件を入れると
東京の若い子だとそれだけで
条件に合う人材が1/10くらいになってしまうと思うのです。
と、言いながらも
私自身がやっていてこれはいいなあ
と思う習慣があるのでシェアしたいと思います。
それは
==================
会社に本棚を置いておいて
自分の人生のベスト100のうち
50冊ぐらいを本棚の目につくところに置いておいて
たまにちょっとした話題になるときに
その本を通して会話する
==================
ということです。
20代の時にコンサルティングをバリバリやっていた時は
それこそ毎月100冊くらいの本を読んで
その中のベストの1行、腑に落ちた言葉
みたいなものを自分の体験談とともに
コンサルのお客様に語ったりプレゼントしたりしていたのですが
今となっては
その時の一冊、1行が自分の人生に染み込んでいて
体験談になっていて
読んだ時の情景とか感情とかを全て思い返せるのです。
学生の時にどういう本を読んで
どう人生が変わって、とか
社会人1年目の時に読んだ本でこう影響されて、とか
全く寝ていない中でも頑張って1行を読んだこととか
全ての本に思い出があって
それで人生を変えてきた確信もあるし、
それで会社を作って社員を雇って
スケールさせてきたな、という感覚もあって
人から学ぶことももちろん沢山ありますが
本から学べるものもあると思うのです。
==================
ワンブックワンアクション
ワンブックワンメッセージ
で生きてきたなと思います。
==================
そう思うと自分の体験談を部下と語れたり
ちょっとした時に「この本面白いよ」と、言えたら
本を通して会話するととても面白いし
価値観を共有できる一つの手段となるのです。
会社の理念の横に置いておくものとして
本はとてもいいなと思います。
Kindleでサッと読んでしまうこともありますが
本当にいいなと思った本は書籍で買って
会社の本棚にさらっと置いておく。
部下に「読め」と強要するのではなく
勝手に借りて勝手に読める環境があるというのも
面白いなと思います。
昔読んでいた本をもう一度読み返したときに
同じような感動はないかもしれないのですが
当時は感情で読んでいたけど今は左脳で読めるな、と気づいたり
当時とはまた違った視点で読むことができて、会社の経営に掛け算できたり
読むときの自分の状況によっては何度でも楽しめる。
そういうのがとても面白いなと思います。
たくさん読んでるから偉いとかではないのですが
書いてる人の人生をかけた体験談を知ることができるので
ちょっとしたスパイスになって
とても最高だしいい趣味だなと思います。
皆さんもぜひ会社に自分の人生のベスト100を置いてみてください。
岡田有史