掛け算することでイノベーションを起こす

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

10月に弊社銀座経営者俱楽部講演会で

株式会社喜代村のすしざんまい創業者

木村清さんにご講演を頂きます。

 

木村さんは、すしざんまいの前にあるあの有名な銅像の方で

(みなさん知ってると思いますが^^)

日本初の年中無休、24時間営業の寿司店すしざんまいを開店し

全国に次々と店舗を拡大させています。

 

すしざんまいは出店1店舗目で年商10億を達成され

一見、サクセスストーリーのように思いますが

小学生のころからビジネスをしていたり色んな事業をやられてきたそうです。

 

すしざんまいを創業する前は

築地でマグロの卸や飲食系の卸をしていたのですが

満を持してお寿司屋さんをやろう!ということで

35坪、40数席、24時間営業のお店をセブンイレブンから発想を得て始めたそうです。

 

24時間営業で、どんとこい!と思ったら

全く閑古鳥で誰も来なかったり

開店2か月で職人がどんどん辞めていったりと

色んな逆境があったのですが

銀座のママが来てくれたり、インバウンドの人が来たりとかで

満席になって利益が出た、と。

 

店長を決めるときに売上目標を全員に聞き

5,000万円と言ったスタッフを店長に指名して

最終的には35坪、40数席で

8,000万円~9,000万円の売上が立って

10億円の店が誕生した、と。

 

”波乱万丈”という言葉は木村さんの為にあるのではないか、

と思うくらい色んなことがあったそうなのですが

常に新しいことをどんどんやっていって

それこそ24時間営業なんて業界初だし

お寿司屋さんをやっている人からすると

「そんなの無理」「それはお寿司屋さんでは無い」

と思うような事かもしれないですが

 

それがインバウンドの人たちにうけたり

トランジットで日本に寄った外国人の方が

日本に滞在する数時間の間に食べに来てくれたりしたそうです。

 

すしざんまいと聞くとチェーン店のように思うかもしれないけれど

一番良いマグロは実はすしざんまいが競り落としていて

業界では「すしざんまいのマグロが一番美味しい」という人もいるくらいで

 

仕入れの部分を牛耳ったら

確実に美味しいお寿司が出来るんだ

というのをモットーに、

元々築地の卸売市場にいたからこそ出来る新しい発想の転換で

これこそクリエイティブな発想だと言えるのではないかなと思います。

 

これは別に何百年も前の話ではなくて

数十年前の話で、

どんどん新しいイノベーションを起こして

形にした良い事例なのでは無いかなと思います。

 

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すしざんまいは一言でいうと

今まであった24時間営業のセブンイレブンとお寿司屋さんを

掛け算したものを木村さんが創り上げたようなもので

スティーブジョブズが携帯とパソコンを掛け算したみたいなことと同じで

新しいイノベーションって何かと何かの掛け算

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だと思うので、

みなさんの業界でも何か掛け算出来ないか

是非考える1週間にしてみてください。

 

岡田有史