プロジェクトをキレキレにする

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

夏休みの宿題を夏休み1日目で終わらせる、

”夏休みの宿題理論”

というのをよくコンサルなどで言うのですが

 

例えば1か月の間でやらなければいけないことがあったら

毎月月初になった瞬間終わらせたり

木曜日までにやらなければいけないことがあるとしたら

一週間前の木曜中に終わらせてしまう。

 

もし無理だったら次の週にやる、

それでも無理だったらまた次の週にやる、

それが極意だと思っているのですが

 

みんななんだかんだ後回しにしてしまって

最終日にバタバタしてしまうのです。

 

自分の船井総研時代の話なのですが

船井総研では一つの会社を立て直したりするプロジェクトを

3か月300万でやることが多いのですが

ある時湘南美容のプロジェクトを2か月4000万円でやったんです。

 

当時数店舗しか無かったのですが

全国100店舗にして、300企業にしようという

400ページの計画書を

全部最初の3日で終わらせました。

 

提案書を3日で全部作り上げて

次の1週間でブラッシュアップする。

 

もうこれで完成した!提出出来る!4000万貰えるだろう!

 

というものをまた次の1週間でブラッシュアップしていく。

 

それを何回も繰り返していって

報告会の時には10週かけて作り直したものができてるのです。

 

最初のバーっと徹夜で作ったやつだけでも

充分お金貰えるくらいのものができるのですが

10回作り直したものって

本当に魂こもっているし、資料の1ページ目を見ただけで

経営者の人は感動してくれるのです。

 

そんなやり方をやっていくと

本当にいいプロジェクトができるし

コンサルティングとはこれだ!と当時も思っていました。

 

例えば、夏休みの宿題を

8月29日から取り掛かった時に

「あー、あれ買っておけばよかった」

と思っても無いままやらなければいけない。

「これ、無理だ―」

と、お母さんにお願いして作文を書いてもらったりするかもしれない。

 

それと同じで

ギリギリになってプロジェクトに取り掛かると

知りたい情報や聞きたいことがあるのに

十分に調べることも出来ず完成まで持って行ってしまうことになる。

 

それでも本気を出したらある程度いいものが出来るのかもしれないけれど

それを更にブラッシュアップしたときに

ものすごく良いものができるのです。

一回出来上がったものを良くするのはとてもわくわくするし

こんなのはどう?あんなのはどう?

この調査もやってみよう!

と、また作り直したものはもっと最高の資料になります。

 

最近でいうと、

ホノルルトライアスロンに行った際に

終わった数日後に幹事数人で打ち上げをしたのですが

その時に来年のホノルルトライアスロンの予約や

宿泊日程、食事をするレストランの予約まで

全部終わらせたのです。

 

いかに段取りをして早く終わらせておくかで

全てが安く、楽しく、満足度が上がるか、という

これもプロジェクトの極意だと思っています。

 

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なるべくやらなければならないことは最初の一週間で終わらせて

次の一週間で未来の仕事をして

次の一週間で人材に注力して

最後の一週間は休む。

それがプロジェクトをキレキレにする

理想の”夏休みの宿題理論”だなと思います。

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岡田有史