No2が辞めると会社が伸びる理由

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

 

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

先日ある大社長とお話していた時に、

 

ある日No2が辞めたら

一気に会社が伸び始めた

 

ということをおっしゃっていて

経営者同士では

そういう話題になることがよくありますが、

 

言葉尻だけ聞くと

なんでだ??

って思われるかもしれません。

 

今まで社内のことを全部やってくれてて

営業も、会社の内部とか製造部門とか

全部やってくれてる方が

 

ある日退社することになって

その後会社が急成長するのは何故か

 

No2の退社で、もう人生最大のピンチだ!

と思ったら

 

「辞めても何も困らない」

 

どころか

 

「急に会社に案件がいっぱい入ってくる

どんどん売上が増えて」

 

「いきなり離職率が減って」

 

「毎年5000万ぐらい利益も増えて

数年で会社のストックも数億円増えた」

 

とか

そんなことがザラにある

 

え???

不正でもしてたの??

と思っちゃうぐらい不思議と会社にキャッシュが残っていく。

 

もちろん明らかに創業以来最大のピンチだから

経営者がそこに全集中して

100%パワーをかけて

一気に体勢を立て直して

仕組み化したから全部が一気に大逆転した。

 

みたいな側面もあるかと思いますが、

 

いろんな大社長とお話ししていると

それだけではない。

 

No2の力というのは

会社にとって案外大きくて

 

社長が外で輝いてる間に

社内で会社を自分の城にしていて

 

城とまでは言わない時でも、

今のポジションが最高級で、

 

それをどうしても死守したくて、

 

なので何を考えるかというと

 

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自分が追い出されないように

会社を大きくしすぎず

今の器を現状維持したまま

いい感じで会社の売上もキープすること

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について最大限考えるし

そこに全力を尽くすから

 

どんなに社長が会社を大きくしようとしても

社内に問題があるから

これ以上会社を大きくしない方がいい理由のプレゼンの天才になったり

いろんな問題を起こしたりして

会社を現状維持させようと全力を尽くす

 

というと大袈裟かもしれないし

めちゃくちゃそいつ悪いやつやん

みたいに思っちゃいますが

 

別に悪いとかそうではなくて

人間そんな面もある

 

逆に

そこを会社をガンガンに100倍にするぐらい

勢いある、パンチ効いた人をNo2にしても

気づいたら乗っ取られてたり

社長が追い出されてしまったりとかもあるので、

 

なんとも何が正解か分からなくなってしまいますが、

 

何が大事かというと

そこまでNo2が悪と決めつける必要もないけれど

そういう可能性も0.01%ぐらいはあるな

と思った上で

自分の会社のNo2だったり

一つの事業のNo2を見てみていただけたら面白いと思う。

 

なるほどそういう会社ってあるよね

って他人事で考えるんではなくて

自分の会社で、もしそうだったとしたら

と思って考えてみるだけで

 

会社じゃなくても一つの事業や

一つの部門として

 

もちろんNo2は守るというのが一つの使命だから

ある種社長の暴走を止める役割もあるだろうけど

それがブレーキかけながらアクセル踏んでる状態どころか

 

No2がハンドブレーキかけてるのに、

社長がフルアクセル踏み込んでいってる

 

みたいなことは

どの会社でも日常茶飯事で起こっている。

 

だからNo2を全員クビにしたらいい

とかではないけれど

そうされた方の8割ぐらいの会社は

業績が一瞬で何倍も伸びていきます。

 

その英断された方は

 

創業してずっと

何かモヤモヤして毎日を過ごしてきたけれど

その瞬間から

なぜか全部のモヤモヤが取れて経営を進めていくことができている

毎日幸せだ

 

と言う方もいる。

 

No2が無能だと言ってるわけじゃなくて

有能だからNo2になったんだと思うし、

だけどNo2という立場的に

そういう力学になることが時折あって

それは構造的にどうしようもない、

だけどそれが誰にでも起こる可能性があるので頭に入れておけ

という話です。

 

社長業は

誰かに何かをパスしていかないといけないし

責任や仕事を委任していかないと次に進めない。

 

だからこそ信じてパスして次にいかないとだけど

そこで機能不全が起こることもある

 

それはしょうがないし

別にそれが失敗とかではなくて現象の一つでしかないので、

その時はそれ自体を都度改善したらいいだけの案件なんだけど

 

社長もみんな人間だから情が入りすぎて

ついつい傷つきすぎてしまうし、

 

時にそのことで事業全てが停滞してしまうことがよくある。

 

その時には迅速に気づいて

すぐに対応しなければならない。

 

そして

仮にNo2がそんなに全力で会社の成長を止めてると思うと、

 

いろんな意味で怖いけど凄い話で、

もしそれが自分に起こってるとしたら

ゾッとするし

迅速に、全力でそれについて取り組むべきだと思います。

 

もう遅い。

 

自分には無理だ

 

とか絶望になる方もいるかもしれませんし、

 

いやいやうちの会社だけは大丈夫

 

と思ってる方も

 

No2という存在の方が社内にいる場合は、

一瞬だけ手を止めて

その可能性について考えてみていただければ幸いです。

 

岡田

 

(今回の内容は人によっては傷つく内容かもしれません。

ですが、誰かを想定して書いたことではありませんし

もちろんNo2全員がそうだというわけではないので、

もし遺憾に思われたら本当に申し訳ございません。

一つの、時折ある現象について記載させていただきました。

ご理解いただければ幸いです。)