当たり前のことをしっかりやる
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
先週に引き続き
3月に弊社銀座経営者倶楽部でご講演頂く
株式会社まるだい運輸倉庫の秋元さんの
お話を皆さんにシェアしたいと思います。
一つ前のメルマガでも書いたのですが
秋元さんは
40億の借金があった会社をI字回復させた秘訣は
「ひたすら目の前のことを一生懸命やってきたこと。
本当にこれに尽きる。」
と仰っていましたが
具体的には
・お客様のところへ自ら行き鬼のような値上げ交渉
・社内の“ガン”を取り除き経費削減
を徹底的にやっていったそうです。
秋元さんはもともと社員からスタートしていたので
“社内のガンはあいつとあいつだ”
という風にすぐに会社のガンを叩き出せた、と。
そして役員に日報を送るように義務付けたら
毎日毎日、「昨日のコピー?!」
と思うほど仕事をしていなかったそうです。
上が変わると社風が変わっていくので
働かない癖が付いていた役員や幹部たちは
自然と辞めていった、と。
逆にやる気のある社員たちは
生き生きとしていったそうです。
秋元さんは
働いていないのにお給料を貰っている
役員が世の中に多すぎる、と。
それを正すだけで利益は出ていくと仰っていました。
一つ面白いエピソードで、
物流のゴリゴリの方を秋元さんが役員として
入れたそうです。
その方は癖がかなり強かったのですが
かなりいいノウハウを持っていて
凄くお世話になっていたそうです。
ある日、部長陣がその役員の方を怒らせて
「もう辞めます」と帰ってしまった、と。
当時の役員はその人で回っていたようなもので
隠し球のようなポジションで入れた人だったので
「これはまずいことになった」
と思ったそうです。
でも「これはチャンスだ」と
思った瞬間考え方が180度変わって
その人の癖が強いところに
社員も疲弊していたところだったので
実はとてもちょうどいい時に居なくなったんだ、と。
そして知り合いの方に
別の人を役員として紹介され
なんと利益もかなり上がったそうです。
ノウハウは小手先のテクニックであって
そんな上部では稼げない。
それがわかる出来事だった、と。
そして当たり前ですが
ひたすら目の前のことを地道にやってきた
と仰っていました。
借金がたくさんあった時も
「人は溺れている時に
悩んだりしないじゃないですか」と
秋元さんは仰っていました。
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悩むなんていう選択は無く
とにかく目の前のことに手を抜かない、
後一つだけメールを送る、
苦しいけど後一本多く電話をする、
毎日毎日そういうことの繰り返しを
ひたすらやってこられたそうです。
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男社会の物流業界で
「戦わずして勝つ」ということを実現していきたい
と仰っていた秋元さんのお話は
本当に面白くて深くて
誰が聞いても必ずいいエネルギーに変わると
確信しています。
そんな秋元さんの講演を
リアルで聞いて熱量を感じてほしいです。
是非ご都合が合えばいらしてください。
岡田有史