アイディアダクダク出るワンシングに絞れ

こんにちは。

 

経営者マーケティング研究所

 

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

以前弊社銀座経営者俱楽部にて

株式会社ビック・ママの守井嘉朗さんにご講演頂きました。

 

ビック・ママでは洋服や靴・バッグ等のお直しを

店舗で受け付け、店舗または工場でお直しを行ってお返しする

「お直しコンシェルジュ」というサービスを展開されています。

 

守井さんのお話の中で

「アイディアがどんどん出てくるたった一つのこと以外はやるな」

というお話がありました。

 

守井さんは洋服の修繕工場を父親から譲り受けて

ビック・ママを作ったのですが

最初はそれだけに邁進することなく

こういう事業が面白いよね

ああいう事業が面白いよね、と

色んなビジネスプランを作っては、飲んで

というのを繰り返していたそうです。

 

ですがその時はほぼ利益が出ず

「もっと他に儲かる仕事があるのではないか」

と思いながらやられていたそうです。

 

そしてそのうち、会社が債務超過に陥り

大変な状態になってしまった、と。

 

債務超過になってしまったので

これまでやっていた、洋服の修繕以外の色んな事業が出来なくなり

洋服の修繕一本に打ち込むしかなくなってしまったそうです。

 

でも一つの事業だけやっていくうちに

どんどんアイディアがでてきたり

「こういうのがお客様に喜ばれるポイントなんだ」

というのがわかってきて、

打ち込んだ分洋服の修繕の仕事が本当に好きになった、と

 

その時に

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自分がパッとひらめいたり

どんどんアイディアが出てくる事業に邁進するべきで

結局本業は一つが良いと確信した

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と仰っていました。

 

自分の周りの席数には限りがあって

それを自分で何席なのか理解することがすごく大事。

例えば、4席しかないのに、あれもこれも手を出してしまうと

本当に大事なことができなくなってしまう、と。

   

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目指すことはすごくいいことなのだけれど

やらない、と決めることもそれ以上に凄く大切なんだ、

と守井さんは仰っていました。

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つい、経営者の方は色々なことに手を出したり

「あ、あの業界儲かってるからうちもやってみようかな」

と思ってしまうと思います。

 

その業界で、自分が一番業界のことを考えていて

自信がある!!

と胸を張って言えるかどうか。

 

その業界では自分が一番頭がいい!

と確信できるくらい考え抜けるか。

 

それを今一度考えてみて

”やらないこと”を考えてみると

より今のビジネスがスケールしていくきっかけに

なるのではないかなと思います。

 

逆に言うと、アイディアがどんどん出てきたり

ひらめきたワクワクが止まらないような事業は

今よりもっとスケールさせられるサインだと思います。

 

是非それを考えてみる一週間にしてみると

面白いのでは無いかなと思います。

   

岡田有史