お金だけで解決しすぎない
こんにちは
経営者マーケティング研究所
代表の岡田有史(ゆうじ)です。
マネージメントもマーケティングも
お金に頼って
解決してしまう事は
結構多いと思います。
特に会社が儲かってきたり、
会社の規模が大きくなればなるほど、
お金に頼ってしまう。
「お金で労力を買う」じゃないですけども
お金は本当に手っ取り早い解決策ですし、
秒で解決することも多いので、
安易にそんなに考えず
もうルーティンで、
ノータイムで
それに頼りがちになってしまうことが多いと思います。
マーケティング部分だと
集客的なことにお金を使うこと
例えば「広告費用を沢山かけること」などや
BtoB企業だったら
営業マンを大勢雇ったり
営業してくれる人やチャネルに
コストをかけることなどが思い当たるかもしれません。
また、マネジメント的なことや、社内のことでも
社員にお給料やボーナスを払ったり
福利厚生を整えたり、
社宅や社屋を立派にしたり
懇親会や社員旅行で
モチベーションをあげてもらおうとしたりなどが
お金を使って解決する方法だと思います。
もちろん、お金をケチってしまうのもよくないと思います。
お金をあまりにも使わない人も中には存在しますが、
お給料をケチってしまうのも良くないことですし、
払わないことで出る弊害も沢山あると思います。
ですが実際人はどちらかに寄ってることが多いかと思います。
例えば経営者は特に売上作ることが得意ですし
利益を出すことも得意で、
24時間、365日常に数字のことを考えていると思います。
お金がいやらしいとかではなく、得意な人でないと経営はできないと思います。
むしろそれくらいコミットしないと結果は出ないので
執着することは大事なことではあります。
特に、創業時はお金に対して前面に出ていていやらしさがあり、
ガツガツしていても問題はないと思いますが
ガツガツすることは正直あまりスマートではないですし、
紳士的ではないので
やはり表にだすのは結果的にあまり良くないと思います。
常に表にだしていると人は離れていきますし、
楽しくもない、かっこよくもない、
その為だけに人生を生きているわけでもない、
会社はその為だけにあるわけではないのでそういう意味でも半々だと思います。
人がなぜそこで働いているのか、
なぜお客様が皆様のところで買っているのか、
それは「お金」がすべてではないと思います。
なぜ買うのかに関しては、お金以外のことで意思決定していると思います。
働いているい人もお給料が高いから働いているという理由も
もちろんあると思いますが
安いともちろん離れていきますが、
最終的には「お金だけ」ではないと思います。
今、なぜそこで働いているかの理由を
お金以外で10分以内で100個述べられるか。
なぜみなさんのところで買っているかの理由を100個述べられるか。
もし言えない場合は、理由をどんどん作っていかないといけないですし
価値を作り出す必要性がある。
それがマーケティング、マネジメントです。
とはいえ、お金を軽んじてはいけないですし、
「おカネ」以外の理由は何か100個考えてみてください。
その中で特別凄い6個は何か、
本当にその中で1番これだ!と言える理由の1つは何なのか。
マーケティング部分の売りとマネジメント部分の売り、
一言でいうとこれだ!という理由を書き出したら
お給料を聞かずとも「ここで働きたいです!」と
値段聞かずとも「買いたいです!」と言われる何かというのを
突き詰めて探していかないと、ついお金で解決しようとしてしまいます。
何億も利益を出すと、税金払うよりはお金を何かで使わなきゃ!という
思考になってしまいがちですが、
そうではなくて
それでもより、おカネを使わずになにか。という
とにかく考えておくことが大事です。
それはとても難しいことです。
ですが、会社の創業時のお金がないときは
常に考えていたことだと思います。
だんだん儲かってきたタイミングで、考えなくなる。
「お金以外の理由を100個考える」
今週のワークとして皆さんにやっていただきたいと思います。
大きく分けて「マーケティング部分」と「マネジメント部分」で
100個ずつ見つけてみる。
(100個が難しければまずは20個でもいいと思います)
「お給料が安くてもなぜ働くのか」の理由を20個書き出す。
会社でお給料が高かったら誰も辞めないと思いますし、
金額が高かったとしてもみなさんのところで買う理由を20個書き出してみてください。
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おカネだけに走らない
おカネだけで解決しすぎないこと。
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おカネで解決しないで何か
も使って解決していくことが知恵だと思います。
もちろんお金を軽んじる必要はないですが、今一度おカネ以外の何かというのを
考え直してみると面白いのではないかと思います。
岡田有史