仕組み化の秘訣

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

今週弊社銀座経営者倶楽部にて

りらくる創業者の竹之内教博さんに

ご講演頂きます。

 

先週に引き続き今週は

竹之内さんの実践している「仕組み化」について

ご紹介させていただきます。

 

竹之内さんは

創業7年で「りらくる」という

リラクゼーションサロンを

600店舗まで拡大されました。

 

ひと月10店舗ペースで、

毎月勢いよく、

お店をオープンさせていかれ

その際に「仕組み化」がキーになったとおっしゃいます。

 

竹之内さんは

りらくるを運営していた時に

あるスタッフに

「竹之内さんは人の気持ちがわからない、

だから誰もついて行かない」

と言われたそうです。

 

「人の気持ちがわかると思っている」

「みんなが自分についてきてくれると信じている」

と自分では思っていたので

とてもショックだった、と。

 

その時に、本当の意味で

「人の気持ちがわかるような人間に

ならないといけない」と反省し

 

“人が気持ちにブレーキをかけてしまうようなこと”

“少しでも苦痛に感じるような仕事”

を「仕組み化」することで

働いてくれている従業員の気持ちを

楽にできるのではないか、

と考えたそうです。

 

仕組み化をする際、

竹之内さんが実践していることが4つあります。

 

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まず一つ目。

優秀な人、優秀なスタッフがやっている作業を

掘り下げて分解する。

 

二つ目。

その中から、他の人とは違うことをして

売上をアップさせている部分を見つける。

 

三つ目。

見つけた部分を誰でもできるルールにする。

 

四つ目。

それがやれているかの

チェックができるようにする。

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この考え方は

ありとあらゆるところで使えると思います。

 

例えば飲食店だとしたら

売上の高い店舗があれば

とにかくその店舗と他の店舗の違う所を探して

分析をする。

 

そうすると他とは違う

人件費の使い方、お店の回し方、接客など

なにか長けたものが見えてくるはずです。

 

それを

誰でもできるシンプルなルールにして取り入れる。

 

その後、それを継続してできているのか

チェックして習慣化させていく。

 

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誰がやってもある程度の成果が出せる

ような仕組み化は

人の気持ちに左右されることが無い。

 

この仕組みが浸透していくと

自然と成果が出ていくようになる、と。

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このように色々なことを仕組み化していくと、

経営者も働く人も楽になってくる、と。

 

経営者は、仕組みがちゃんと

機能しているかどうかをチェックすればいいし

働いている人は仕組み化、ルール化

されていることをしっかりとやっていけばいい。

 

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働く人がうまく機能するように

仕組み化することは経営者の責任なんだ

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と仰っていました。

 

竹之内さんは「仕組み化」

徹底してプロ意識を持って追求していったからこそ

7年間で600店舗以上も

店舗を増やし続けていくことが

できました。

 

自社のスタッフや働く仲間が仕組み化によって

簡単に成果が出せたり

苦痛に感じるような仕事が少しでも楽になれば

従業員満足度も上がり

それが売上や利益に繋がっていく。

 

ぜひみなさんも自分のビジネスの中で

「仕組み化」出来るところがないのか考えて

実際にやってみる、社内に取り入れてみると

今までとは違う売り上げや成果が出て

面白いのではないかなと思います。

 

特に、

自分にしかできない

誰々にしかできない

あれは神業だ

みたいなことや

人が感情的になること

よく話題になること

 

そんなことを仕組み化できたら

会社としていい意味で安定感ができて

あらゆることを読めるし

数字や多くのことを想定できるようになってきます。

 

「これだけは仕組み化できない」

そんなことに対して

仕組み化できないか

今週は色々試行錯誤する1週間にしていただければ幸いです。

 

岡田有史