狙って奇跡を起こす方法

こんにちは

 

経営者マーケティング研究所

代表の岡田有史(ゆうじ)です。

 

今月弊社銀座経営者倶楽部でご講演頂く

琉球アスティーダスポーツクラブの早川さんと

お打ち合わせをさせて頂き

すごく面白いお話をお聞きしたので皆さんにシェアしたいと思います。

 

早川さんは元々、学生起業家として起業された後

元首相の秘書をやられ、衆議院選挙に出馬されたりしていました。

その後はまた自分でビジネスをやられて、

色々な業界の顧問をされたり、営業代行をやっていたそうです。

 

その後スポーツビジネスの世界に入り

プロスポーツで初の上場を成し遂げた訳なのですが、

 

そもそもスポーツビジネスの上場が今まで何故なかったのかというと

サッカーやバスケットボール、野球などは

そもそも上場している会社が、

節税の為にスポンサーになったり、

そもそも上場に興味がなく

上場しようという人がいなかった。

 

早川さんは他の業界の当たり前を知っていたから

卓球だけでは上場できないとわかっていたそうです。

そんな儲かりにくい構造の中でどうやって勝てると思ったのか。

 

その経営には三つの軸があり、

 

まず一つは卓球関連事業。

卓球事業で稼ぐ方法です。

最下位のチームを優勝させたり、卓球教室やグッズ販売。

これは皆さん当たり前にやってる事だと思います。

 

二つ目は、周辺関連事業。

沖縄で上場した会社が過去に8社しかないと知りそこを狙った

スポーツジム経営、飲食店経営などの地域に根付いたビジネス。

 

三つ目は、マーケティング会社としての事業。

早川さんは元々営業代行やマーケティングなどをやっていたので

それを個人でやるのではなく、卓球チームとしてやることにしたそうです。

マーケティングとして価値を高めると卓球チームのブランディングにもなります。

卓球のスポンサーの方たち同士を繋げたりして

スポンサーフィーもそこで掛け算してより取れるようにしたそうです。

 

早川さんは

 

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『どうやったら上場できるのか?』

 

『時価総額を50億にするにはどうしたらいいのか?』

 

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この問いから経営を全て考えていて

創業当時から

常に逆算して考えていたんだと思います。

   

”卓球”

”沖縄”

”スポーツ”

”マーケティング”

 

このキーワードを

 

”上場”

”時価総額50億”

”世界”

 

みたいに

自分がワクワクするような、

スケールするような方に

ゴール設定をして考えていく。

 

全てを掛け算していくと

問いが”上場”とか”時価総額50億”だから、

10倍50倍100倍になっていく、と。

 

コロナで卓球の試合は無観客試合を要され、

沖縄に観光客が来なくなり、

飲食店もお客様が入らない、

 

そんな最悪な時期の中での逆転の上場、

本当にエピソードが面白いです。

 

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どんな問いを持ってビジネスに向かうのか。

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ただの「卓球チーム」「スポーツ」

ではなくて、

もう二個くらい違う次元で物事を考えて

逆算していくことによって

 

年商2、3000万円のスポーツチームが

時価総額50億とか

100億を狙えるようなモノになっていく。

 

課題の難易度が高ければ高いほど

解けた時のインパクトや

その見返りは大きい。

 

先週のメルマガでの

ドンキホーテ創業者安田さんの

「ボトルネックを四六時中考え続けていく」

というエピソードにも似ていますが、

 

皆さんも、大きな課題であればあるほど

解けた時を想像して

ワクワクに興奮しながら

その問いや課題に立ち向かっていただければ幸いです。

 

皆さんも、どんな問いをもってビジネスをやっていきますか?

それについて改めて考える1週間にしていただければと思います。

 

岡田有史